
9時となったが、雨は弱まりそうもない。意を決して完全武装で出発する。2日目のいやな雨の中の行軍?を思い出しつつ、耽々と歩く。 先ず、朝食調達のためのコンビニを目指し、JR氏家駅構内を通り4号線に出る。20分程で、7イレブンの前に着く。その隣に「すき家」があり、ここで朝食を取ることにした。それぞれ好みのものをオーダーして遅い朝食を取る。そのうちに西の空に青空が見え始めた。神からは見捨てられていなかったようです。
●JR氏家駅
◎本格的歩行を開始
10時に元気100倍となり歩きだす。「川岸南信号」から右折し、旧道に入る。宇都宮まで17kmとの事である。20分程で(宇都宮一族の氏家氏が本拠を構えた)「勝山城址」の前を通過、続いて「将軍地蔵」前を通りました。(将軍地蔵は源義家が奥州に進軍したとき鬼怒川の悪蛇のため進めません。宗円法師の祈りで将軍地蔵が出現して悪蛇を退散させたので、勝山城を守護する寺院として将軍山地蔵院満願寺が建てられたらしいです)
◎白澤宿に到着
その後、「上阿久津信号」から右折し、鬼怒川にかかる「阿久津大橋」を渡ります。阿久津大橋の中央から「宇都宮市」となりました。125号線を歩き、「西下ケ崎信号」から左折し、239号線に乗り移り、「すき家」を出て約2時間後に「白澤宿」に到着しました。
(白澤宿の興りは、家康が上杉討伐の際、氏家まで兵を進出させた。この時、鬼怒川渡河の際の道案内を庄屋であった宇加地家と福田家が行った。この時の功により両家に宿駅を開設する事が認められ、白澤宿が発足したらしい。)
白澤宿の町並みは江戸時代の面影が残っているように見え、当時にタイムスリップしたような感じを覚えた。「本陣跡」「明治天皇御休所」「江戸時代のトイレ」「やげん坂」「地蔵堂」「勝善神」等の遺構が大切に保存されていた。
その後、125号線を耽々と歩行し、「稚児坂」を下り、「海道町」「川向町」を通過し、「宇都宮宿」駅前通りのホテルに15時に到着した。、
09/24奥州街道紀行-5日目(氏家宿~宇都宮宿)
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