東京2020オリンピック 女子ロードレースも男子ロードレースと同コースの一部短縮した137kmコースで行われた。0km地点(多摩川の是政橋)でファーストアタックを仕掛けた無名のアンナ・キーセンホーファー(オーストリア・30歳)が最後まで逃げ切り優勝して金メダルを獲得して終了。驚いたのはタイトルにあるように男子の「フランスの哲学者」と呼ばれるギョーム・マルタンにちなみ、数学研究者の才女であったこと。プロの自転車選手ではないキーセンホファーはコーチやスタッフをつけず、自身でトレーニングや食事を管理している。キーセンホファーは、ウィーン工科大学卒業後ケンブリッジ大学で修士号を、カタルーニャ工科大学で博士号を取得し現在スイス連邦工科大学ローザンヌ校で数学の研究員を務めている。キーセンホファーはスポーツ科学やスポーツ生理学の本を読み、栄養の管理などは全て自身で行っている。「今日のレースも、自分の栄養バランスを考える時のように組み立てた」と優勝後のインタビューで語っていたと言う記事があった。
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アンナ・キーセンホーファー(オーストリア)が逃切りゴール
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銀アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)、金アンナ・キーセンホーファー(オーストリア)、銅エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)
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アンナ・キーセンホーファー(オーストリア)が逃切りゴール
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銀アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)、金アンナ・キーセンホーファー(オーストリア)、銅エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)