旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

応援団

2005年07月19日 21時33分05秒 | Weblog
大學の同窓会から母校にエールを送るように依頼された。諸先輩を差し置いて高いところからエールの音頭を取る名誉に浴するのは、今回で3回目になる。多分、諸先輩方のノスタルジアがなせる業なのであろう。懇親会の余興のようなものなのだが、高齢の先輩たちの受けがいいのだそうだ。今年もリクエストをいただいたということらしい。実は小生、母校の応援団に籍を置いたことがある。

時は流れて、学ラン(学生服)に時代錯誤的な帽子の応援団は、残念ながら既に過去の遺物になってしまった。数年前にはバラエティ番組で、母校の応援団が存亡の危機にあることを、面白おかしく取り上げていた。一方で、チアガールや吹奏部は希望者殺到で、入部待機者が続出しているとか…。質実剛健がキャッチフレーズの大學であったから、なお更時代の移ろいを実感する。

幹事から、口上も時間無制限で好きなようにやってもいいとは言われたが、出席者全員の前で好き勝手な口上をやるわけにもいかない。昼の記念式典には著名な政治家や学長も列席するので、そのまま懇親会までとどまる可能性だってある。1回目は、県議や市議、市長の前で済んだが、2回目の昨年は、来賓の元厚生大臣の前で声を張り上げた。同窓会というものは、それなりの序列社会だから、今回のように大物政治家や学長が出席するとなると、単なるエール以外に、相応の謝意をも表せねばならない。権威に弱いわけではないが、同窓会だけは別物だ。諸先輩に配慮した口上を思案中である。

昭和

2005年07月19日 00時35分14秒 | Weblog


身長についてはやや縮んだように思われた。昨年の結果を問い質したところ、同じ数値だったのでひとまず胸をなでおろした。まだ縮むような年齢ではない。

体重については、禁煙の直後から5キロばかり太って重位安定、4年前から肥満と判定されている。(1mと72cmで76キロだから、確かにでぶい・・・とほほ)ところが、体脂肪率が18㌫と出たものだから再測定。やはり昨年並みということで、測定のミスではないという結論。「筋肉質なんですね?」と、やけにぶよぶよしたナースから熱い目で見つめられた。これには目の置き場に痛く困った。

視力検査も面白かった。左目が2.0になりかかった、しかしどうやら5つのうち2つ間違えたらしく1.5の判定。右目の検査の際は、なぜか2.0のチェックすらやってもらえなかった。この年齢に、2.0を出したのじゃ沽券に関わるのだろう。右目は、2.0のところがちゃんと見えたのに…。

肺活量もかなり落ちたのではないかと心配した。測定の結果は4200ccだった。標準を14から15㌫上回っていたので一安心。

と、順調なのはここまで。例えば、血圧については、早めに降下剤を飲めだし、肝臓は、フォアグラ状態。ある臓器に至っては、ポリープに石。よって、以後の検査結果については、自己都合により割愛。

最近、定例の人間ドックを受けたのである。

同窓生が寄れば病気や体調の話がやけに増えてきた。つい最近までこっちは恋とか美味しい料理店について、ひとりで熱く語っていたというのに、とうとう、おれも奴らの仲間入りかと思うと暗澹たる気分になる。

最近のルーキーはおれの娘より年少だ。それに、おれひとりで所員の平均年齢を2歳ほど引き上げている。「おれ」なんていきがっているような事態ではない。明日からは、「おれ」を「わたくし」に改めて、もっと年相応な、お利口さんになろうと心に決めても、きっと、明日も性懲りもなく、今までと同じようなことをやって行くのだろうと思う。

平成生まれのルーキーが同僚になる日も近い。「嗚呼、昭和は遠くなりにけり!」である。