旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

空の終列車

2005年07月26日 20時44分04秒 | Weblog
ザ・スプートニックスという東欧のエレキバンドが一世を風靡した。ほかにも「霧のカレリア」というヒットがあって、必ずと言ってよいほど「エレキ名曲選」の類には選ばれている。ところが、「空の終列車」はなぜか選ばれない。個人的には、「空の終列車」こそがスプートニックスの代表作だと思っているから、「夢のオレンジ特急」というエレキの演奏らしからぬ作品や「スプートニックスのテーマ」などという軟弱なのが、その類に選ばれるのは心外であり遺憾である。

数年前から、新作(といっても、恐らくリメイク)や中古のCDの販売店で探したが、スプートニックス自体のアルバムがない。ネットで検索しても見当たらないので、「懐かしのエレキ…」的なカーラジオ番組で、一過的にひとり感動しながら痺れていた。「空の終列車」を聞くと、それこそ「空にも昇る気分」になるのである。

ところがつい最近、たまたまスプートニックスを検索にかけたところ、CDの新品をamazonで販売しているのがわかった。早速、買い求めた。全部で24作品、スプートニックスの世界に入り浸っている。やはり、「空の終列車」と「霧のカレリア」には血が騒ぐ。オリジナルではないが「ジョニー・ギター」や「ゴーストライダー・イン・ザ・スカイ」もいい。ロシア民謡が好きだから「ロシアの灯」にもつい聞きほれてしまう。40年ほど前の作品である。