旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

☆ おもいで

2006年11月03日 18時04分10秒 | Weblog
                 森口瑤子



貴女と歩いたあの道に
夜霧がつめたく流れてた
何にもいわずにうつむいて
涙にくれてたあの人よ
さよなら初恋もう二度とは
かえらぬ貴女のおもいでを
淋しくせつなく今日もまた
呼んでみたのさ霧の中

貴女のやさしいほほえみも
夜霧の向こうに消えたのさ
星降るなぎさのくちづけも
今では悲しく散った夢
さよなら初恋もう一度
かえらぬ貴女と知りながら
あの日の言葉が忘られず
呼んでみたのさ霧の中
呼んでみたのさ霧の中

      水島哲 作詞

☆ 時代おくれの酒場

2006年11月03日 00時42分17秒 | Weblog




この街には不似合いな
時代おくれのこの酒場に
今夜もやって来るのは 
ちょっと疲れた男たち
風の寒さをしのばせた
背広姿の男たち

酔いがまわればそれぞれに
唄の一つも飛び出して
唄を唄えば血がさわぐ
せつなさに酔いどれて
気がつけば窓のすきまに
朝の気配がしのびこむ

ああどこかに何かありそなそんな気がして
俺はこんな所にいつまでもいるんじゃないと
この街には住みあきて
俺の女もどこかへ行った
あいつ今頃どこでどうして
どんな男といるんだろ
夢のにがさも知りもせず
夢をさがしているんだろう
ああどこかに何かありそなそんな気がして
俺はこんな所にいつまでもいるんじゃないと

生きていることは愛することだと
ほんとはわかっているのに
自由なはずの誰もかれもが
がんじがらめのとらわれ人なのか


            加藤登紀子 作詞

☆ この空を飛べたら

2006年11月03日 00時23分47秒 | Weblog

 空を飛ぼうなんて 悲しい話を
 いつまで考えて いるのさ
 あの人が突然 戻ったらなんて
 いつまで考えて いるのさ

 暗い土の上に 叩きつけられても
 こりもせずに 空を見ている
 凍るような声で 別れを言われても
 こりもせずに 信じてる 信じてる

 ああ人は 昔々
 鳥だったのかもしれないね
 こんなにも こんなにも
 空が恋しい

 飛べる筈のない空 みんなわかっていて
 今日も走ってゆく 走ってく
 戻らないあの人 私わかっていて
 今日も待っている 待っている

 この空を飛べたら 冷たいあの人も
 やさしくなるような 気がして
 この空を飛べたら 消えた何もかもが
 帰って来るようで 走るよ

 ああ人は 昔々
 鳥だったのかもしれないね
 こんなにも こんなにも
 空が恋しい
 

           中島みゆき 作詞