旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

続「いつか読書する日」

2007年11月11日 18時36分40秒 | Weblog
感動に打ち震えながら鑑賞した「いつか読書する日」でした。思いを遂げた後に溺死した、岸部扮する市役所の職員の微笑みを浮かべた死に顔がヒジョーに印象的でした。田中裕子さんは目と右からの横顔、それに声が良いですね。渡辺美佐子さんのファンなので久しぶりに昔の恋人に会ったような感動でした。その認知症の夫の役を演じたテレビでお馴染みの上田、演技派の香川照之も登場しました。

往年の清純派、仁科明子さんは死期の近い岸辺の妻の苦悩を見事に演じました。また、テレビの朝ドラ「福丸旅館」で仲居さんの役をやっている田中真紀子に似たおばさんがスーパーの同僚役で出ていました。テレビドラマ「相棒」で右京さんの相棒の女房で女性記者の役をやっている女性が、若かりし頃の美奈子(田中裕子さん)の母親役をやっていました。この母親、画家といっしょに事故で死んでしまいました。

ところで、「蘇る金狼」で松田優作の恋人役でいい味を出していた風吹ジュンさん、この映画に出ていましたっけ?最近、本の読み過ぎで記憶力の低下が著しいのでひょっとしたら見過ごしたものか、あるいは、渡辺美佐子さんの夫のように認知症になってしまったものなのか、今晩は眠れそうにありません・