旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

2011年04月05日 23時31分46秒 | Weblog
明日勤めに出ると明後日は休みだ。この金曜は雨模様というから木曜日にキュウリとオクラ、キヌサヤにインゲンの種まきをすませる。それにしてもこの菜園の土は手ごわい。乾燥するとまるで石のように固まる。コンと叩くとパラっと土に戻るような代物ではない。毎回の農事は固まった土をほぐす作業から始まる。

腐葉土やバーク、土の改良剤と混ぜたらもっと畑らしい畑になるのだろうが、栃の改良をやるなら自前の腐葉土や家庭ごみの堆肥と決めているからホームセンターで買うわけにもいかない。菜園づくりは、できるだけのことを自前でやるから楽しいのだ。

広島皆実高等学校

2011年04月05日 20時42分49秒 | Weblog
私が入った頃の広島皆実高等学校は、市内の県立高校と市立高校の5校が応募者を総合的に選抜して各校に振り分けるという妙な選考をする高校だった。しかも広島市内からの応募者を優先的にとったので近隣の翠町中学や段原中学の卒業生が圧倒的に多かった。したがって高校の文化は両校のそれが色濃くて、少数派の中学出の私は文化的に辺境の異邦人たらざるを得なかった。

中学時代はサッカーに明け暮れる野生児だった。前身が旧制の広島第一県女という「女性の学校」だったことに加え、入学してみたら妙に都会臭くて線の細い男子生徒が多いのが嫌で、卒業から今日まで愛校心を覚えることはなかった。最近はサッカー部が全国大会で優勝したので「皆実」の知名度はあがっている。それでも愛校心の微塵もない。サッカー部の活躍に興味も湧かない。

?10年ぶりに高校の同級生から電話があった。遅ればせながら皆実高校の同級生で節目の同窓会をやりたいという。都合がつくなら発起人の会にオブザーバーとして顔を出してくれないかという依頼の電話だった。高校時代は器械体操部に所属していた。15年ほど前にひとりを除く6人の元部員が一同に会して飲んだ。内2名が教員で他に公務員がひとり、民間が2人という会合は精彩を欠いた。盛り上がらなかった。

どういうルートで電話が入ったか見当は付いている。それでも、今回だけは同窓会に出てみることにした。具体的に同級生の中にはすでにこの世で会うことができない者が相当数いるという話を聞いたからだ。