旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

ビアガーデン

2013年07月21日 05時58分52秒 | Weblog

好きな店の好きなラーメンで昼食を済ませた。散髪に寄って髪を切ってから、家に戻ってシャワーを浴びた。クーラーが効いた部屋でしばし読書で心を整える。夕方にはビアガーデンで県人会の暑気払いがある。酒を自制して1年が経過した。あれだけむごい仕打ちを受ければ悪魔かアホでないかぎり、暴飲を慎むことになることだろう。ようやく1年の喪が明けるという感慨にふける。

この1年間は、「日にビール1本まで」を厳守してきた。しかもこの1年で数度しか飲んでいない。忘年会や送歓迎会、同窓会などで飲む機会が20回以上はあったというのに、いっさいアルコールを口にしなかった。あの事件から1年たったら、改めて好きなアルコールを楽しむことにしていた。自制するというのは、ある意味では情けない了見だ。のどの渇きを潤すとか、五臓六腑に染み渡るような飲み方というのもある。でも飲酒が怖い。そして無事まる1年が経過したので週末のビアガーデンで4杯のジョッキを空けた。

これからは、勧められても誘われても、「かくかくしかじかの理由で飲めません。」という類の無粋な言い訳をしないで済む。「アルコールは尿の排泄を促しますぜ、じゃけん、こういう暑い日にええ気になって酒を飲みすぎると、体が水分不足になって行き着く先が熱中症でっせ。お互いに歳なんじゃけえ気をつけにゃなりませんのう。節度を持って飲む、ここんとこが大事ですなあ、はっはっは。」で済ませることができそうだ。


バケーション

2013年07月20日 06時16分11秒 | Weblog

8月は夏休暇3日に合わせて振替休日が2日ある。さらに特別休暇を2、3日加えると、連続で11~12日間のバケーションも可能だ。さてさて、どこに行って何を楽しもうか。

働きすぎると良い仕事ができないことを体得している。良い仕事をするためには適度の休養と周到な健康の管理が必要だ。


ゲーテの「ファウスト」

2013年07月19日 21時00分49秒 | Weblog

岩波文庫のコーナーを眺めていたらゲーテの「ファウスト」が目に留まった。ずいぶん前から友人がゲーテを持ち上げている。文学に晩生だから、ゲーテは遠い存在だった。それでも彼の影響で数10年前に「ファウスト」を読みかかったことがある。難解さに辟易として読み通すのを断念した。

今回は、いきなり本屋での立ち読みから入った。表紙の解説によれば、ゲーテはこの大作を24歳から書き始めて82歳で書き終えて、83歳で没した。完成までに殆ど全生涯を費やしたことになる。休日の前夜に飲まなかったら読書、と決めている。ファウストとメフィストーフェレスの掛け合いに魅かれて2時間ほどで第一部を読み終えた。

粗い読み方になった。読み通してみると前半の中身が濃く、後半のマルガリータとの恋物語は内容が冗長な感じがする。わたしの興味は前半部にある。頭でっかちで尻すぼみとの印象を受けた。第1部では、ファウストは味気ない学問研究の世界から、倦怠感を抱いたまま恋の遊戯世界に急降下する。

文節ごとに改行されるのでページ数の割に文字数は少ない。表現は凝縮されて無駄がない。わたし好みの文体だ。愛読書のうちの一冊になりそうな予感がする。古典的手法の典型のような戯曲だ。読み方がいまだに至らない可能性を残したまま第二部を読み始めた。 


麦と兵隊

2013年07月19日 07時28分46秒 | Weblog

麦と兵隊


昭和13年

作詩 藤田まさと  作曲 大村能章


1 「徐州徐州と人馬は進む 徐州居(い)よいか住みよいか」

   洒落(しゃれ)た文句に振り返りゃ お国訛(なまり)のおけさ節

   髯(ひげ)が微笑(ほほえ)む麦畑


2 戦友(とも)を背にして道なき道を 往けば戦野は夜の雨

   「すまぬすまぬ」を背中に聞けば 「馬鹿を言うな」とまた進む

   兵の歩みの頼もしさ


3 腕をたたいて遥かな空を 仰ぐ瞳に雲が飛ぶ

   遠く祖国を離れ来て しみじみ知った祖国愛

   戦友(とも)よ来て見よあの雲を


4 眼(まなこ)ひらけば砲煙万里 鉄の火焔(ほのお)の狂う中

   夕陽ゆらゆら身に浴びて 独り平和の色染める

   麦の静けさ逞(たくま)しさ


5 往けど進めど麦また麦の 波の深さよ夜の寒さ

   声を殺して黙々と 影を落として粛々(しゅくしゅく)と

   兵は徐州へ前線へ

イラショナルビリーフ

2013年07月18日 19時33分13秒 | Weblog

ビールは中ビンで1本、または日本酒、ワインなら1合しか(飲めないのではない。)飲まない。水を飲むとバテるというイラショナルビリーフはどこかにくれてやって、水分の補給に気をつけている。電気代を憂慮しつつも寝苦しいときにはクーラーをたく。日に最低3キロは歩く。ついでに血圧対策として副交感神経の働きを活発にするために呼吸法に気をつけている。食欲のコントロールに少々手を焼いてはいるものの、おおむね自制を効かせながら、熱中症初体験から2年目の夏を迎えた。


木陰

2013年07月18日 19時07分44秒 | Weblog

学校はあすが終業式で、あさってから長い夏休みに入る。三篠川にそって帰宅の車を走らせると外気温度計は31度を指していた。川のほとりに野草に囲まれた木立があって涼しそうだ。仕事も峠を越えた。休日に三篠川の河畔をゆっくりと歩いてみたい。休日まであと1日余り・・・。


SPI2

2013年07月18日 07時02分54秒 | Weblog

試しにSPI2の数理問題を解いてみた。一瞬戸惑うような問題もないではない。気を取り直して、よく問題を読み直せば何とか解ける。ただし、解答時間を考慮しなければの話だ。問題をよく読まないと正解は得られない。そういう意味では、読解力も試される。地頭の良し悪しや数学的センス、頭の回転度合を測ることができそうだ。


昼休み

2013年07月16日 20時55分18秒 | Weblog

丸亀製粉の冷たい「おろしうどんの並」に舞茸とハスの天ぷらが定番、昼食は10分足らずですませる。腹ごなしをかねて大型スーパーの店内を歩き回ること約10分、体に汗がにじみ始めるころスタバでコーヒーブレイク、15分余りをくつろぐ。フリオ・イグレシアスかプラターズを聴きながら車での往復移動に20分足らず。これがわたしの「貧しい昼休み」の日課。


キャリア・ポルノ Ⅱ

2013年07月15日 09時40分44秒 | Weblog

谷本真由美 著「キャリアポルノは人生の無駄だ」 (朝日新書) 

amazonの内容紹介

<自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼び、その依存症が日本の労働環境の特殊性からくることを 欧米と比較しつつ毒舌とユーモア、実例たっぷりに論じ、疲れぎみの就活学生・若手ビジネスマンにエールを送る。約4万5千のフォロワー数でビジネスパーソンから絶大な支持を受ける、ロンドン在住でITビジネスの最前線で働く元国連職員May_Romaさんの初新書。facebookで7千以上「いいね! 」が押され4千以上リツイートされたブログ記事の書籍化。

【目次】

第1章―「自己啓発書」は「キャリアポルノ」だ
・「自己啓発書」とは何か?
・「自己啓発書」の特徴――下品、字が少ない、余白が多い
など、計5項目

第2章―人生は何故「キャリアポルノ」を必要とするのか
・「キャリアポルノ」はドラッグの代わり
・「キャリアポルノ」のターゲット
・「キャリアポルノ」の問題点
・実は成功していないキャリアポルノの著者
・自己啓発にすがる日本の20~30代の若者たち
・非正規雇用の恐怖
など、計16項目

第3章―私はどのようにしてmay_romaになったか
・実は「競争命」の日本的な労働観
・海外に脱出して、日本的な労働観から抜け出るまで
・“仕事命"の脳が半分ない男性
など、計7項目

第4章―“労働"とは何か ・働くことが「自己実現」ではない
・「自己実現」を働くことだけに求めてしまう日本人
・職場にとっても不幸な「働くこと」=「自己実現」
など、計7項目

第5章―人生を楽しむための具体的な方法
・私は私、あなたはあなた、成功者は成功者と自覚する
・自分を受け入れる
・キャリアポルノにはノウハウや努力のすべてが書かれているわけではない
など。計11項目


キャリア・ポルノ

2013年07月15日 08時27分18秒 | Weblog

大学生の厳しい就職環境を反映して、いい会社に就職するためのノウ・ハウ、ハウ・ツーものが本屋に溢れている。率直にいわせていただくならば、その種の本を読んだくらいでうまく就職できるほど世の中甘くはない。

昨日、本屋まわりをしていて「キャリア・ポルノ」という珍しくも奇怪な言葉を目にした。自己啓発という幻想をあおることによって、ひとをその気にさせる書を総称する。

江副浩正著「リクルートのDNA」(角川新書)を読む。この中で江副は、リクルート社経営の3原則として、Ⅰ社会への貢献 Ⅱ個人の尊重 Ⅲ商業的合理性の追求を挙げている。重要性が高い順に並べられたであろう3原則のⅠとⅢが入れ替り始めたことを、検察・司法は見逃さなかった。

 


林真理子 坂口安吾

2013年07月13日 19時29分02秒 | Weblog

『僕はまったく小説は山師の仕事だと考えている。金が出るか、ニッケルが出るか、ただの山だか、掘り当ててみるまでは見当がつかなくて、とにかく自分の力量以上を賭けていることが確かなのだから。もっと普通の意味においても小説家はやっぱり山師だと僕は考えている。山師でなければ賭博師だ。少なくともぼくに関する限りは。』  「坂口安吾 青春論 四 再びわが青春」から

林真理子の鼻息が荒い。


世羅台地

2013年07月13日 18時25分08秒 | Weblog

今日は2週に1度の診断と投薬を受けた。血圧が予想より下がっていたので気をよくした。その足で「世羅台地」の「せら夢公園」に向かった。広い公園には風が渡り、噴霧装置と戯れる家族連れや木陰のベンチで涼をとるグループ以外に人影が見当たらない。ベンチで連れと山賊むすびを食べてから「世羅ワイナリー」に降りた。

ワイナリーのアスパラのてんぷらと卵かけごはん、これが好物だ。露店でローストビーフまで売っていた。行楽地では容赦なく食べることに決めている。山賊むすびに加えて大ぶりなアスパラの天ぷらと卵かけごはん、ローストビーフ100グラムが胃袋に収まった。彼方を見やると濃い山々の緑が鮮やかだ。高原の気温も30度を上回っていた。


教養と就職

2013年07月12日 07時32分30秒 | Weblog

「教育と一般教養、職業」というテーマで本格的に考えてみようと思う。教育制度と職業について、身をもって経験しながら知識の吸収に努めてきた。

こういう大きな枠組みで考えてみると見えてくるものがある。日本の公教育は行き詰っていることに誰しもが気づいている。専門学校や大学の広報担当者と話してみるとその思いが強くなる。先入観なしで取り組んでみたいテーマだ。

 


雨に咲く花 紫陽花

2013年07月11日 21時29分27秒 | Weblog

先週の休日は西中国山地で存分に休養することができた。唯一、アジサイ・ロードの開花が遅れていたのが心残りだ。再び深入山を目指して紫陽花の様子を窺うか。

ところが満開を予想して行って何年も裏切られている。たまに満開で感動するのがいい。明日を勤めあげると夢にまでみた3連休が待っている。