今日は思わぬ朗報が飛び込んだ。1年前に撒いた種がみごとに実を結んだ。苦節1年、地道な努力がようやく報われた。
「怠ることなく日々精進せよ。」というのが仏陀の辞世の句だ。仏弟子たちに「(悟りをひらくために)怠ることなく日々精進せよ。」と言い残したのだから、かなり意味合いは異なる。
それでも日々、娑婆で精進した結果としての成果に少々浮ついてしまった。5時きっかりに学校をでて、しばし余韻に浸った。微笑みがこぼれて仕方ない。
明日仕切りなおしてから、新たな仕事に向かう。
今日は思わぬ朗報が飛び込んだ。1年前に撒いた種がみごとに実を結んだ。苦節1年、地道な努力がようやく報われた。
「怠ることなく日々精進せよ。」というのが仏陀の辞世の句だ。仏弟子たちに「(悟りをひらくために)怠ることなく日々精進せよ。」と言い残したのだから、かなり意味合いは異なる。
それでも日々、娑婆で精進した結果としての成果に少々浮ついてしまった。5時きっかりに学校をでて、しばし余韻に浸った。微笑みがこぼれて仕方ない。
明日仕切りなおしてから、新たな仕事に向かう。
炎天下をうつむき加減で歩いた後で、冷房がよく効いている訪問先にたどり着くとホッとする。冷房が効いた場所から外に出るときには、ぎらぎらと頭上から射す太陽をにらみつける。それから、できるだけ汗をかかないよう足早に動いて駐車場を目指す。
地下街をでる階段の上段付近で偶然に前々職の同僚に会った。話の中で「はやとさんは心が軽そうですね。」と言われた。「うーん、最近は悩むことがないからね。」と返した。10分ばかり他愛もない話をしてから、わたしは地上にあがり彼女は地下に下りて行った。
眠れない夜
眠れない夜 風が窓をたたき
手招きして誘い水をまく 眠れない夜
金色のネオン ピンク色の壁
都会の暮らしは底無しで眠れない夜
憧れにつられてやってきたら
自分だけがただ憧れてる
眠れない夜がいつまで続くやら
北の汽車から南の船へ乗り急いだよ
ぼくの足はこんな所で疲れた
めずらしい見世物はすぐあきて
自分だけが珍しくなってく
眠れない夜がいつまで続くやら
Ah 手紙も書いた 日記もつけた
だけど宛名はすべてぼくのところ
眠れない夜 眠れない夜
眠れない夜 眠れない夜
作词:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
熱中症にかかった経験が災いして、ますます暑さが苦手になった。蒸し暑いのがことのほか苦手で、暑いのに加えて蒸せば、勤労意欲さえ失せそうになる。勤労には集中力が必須だ。
この日曜の天気は亜熱帯のそれだった。カンカン照りの直後に豪雨、降りやんだとたんに日が射す。そして豪雨、その繰り返しだった。仕事の延長でバリに行ったことがある。雨脚は、ちょうどあの時のスコールのようだった。
猛暑の後は激しい雨がいい。雨ならば対策もある。傘をさすか、レインコートで済む。猛暑には打つ手がない。いくら射されても脱ぐわけにいかない。この季節には、嫌いな雨が好きになる。
熱中症にかかって救急治療室に搬入されたのは、昨年の7月の中旬、ちょうどこの時節のことだ。突然めまいに襲われて、歩こうとしてもまっすぐに歩けない。自分の体が自分の意志でコントロールできない不自由さ、というよりも恐怖が1週間ばかり続いた。ひたすら回復を願った。
あの事件以来、生来の餓鬼が、暴飲、暴食をひかえて水分の補給に努めるようになった。結果、めまいの症状はすっかり消えた。しかし、たまに、ごくごく軽いめまい「もどき」にびくつく。たぶん、あの世に召される際には、自分の意志で心身をコントロールできなくなって、あの時のように、体ごと奈落まで転げ落ちてゆくのだろうと思う。
広島市の繁華街に「シャレオ」という地下街がある。気温が高い割に湿度が低いと体感したので、冷房がきいた地下の街で涼むことにした。催物会場で古本市をやっていた。売り場でほぼ新品状態の「藤原惺窩 林羅山」「佐藤一斎 大塩中齋」が目にとまった。かなり買い揃えた「岩波思想体系」の、まだ蔵書していないうちの2冊だ。
友人のレストラン、銀行、警察、百貨店で所用を済ませてから古本市に舞い戻った。
広島はこの夏一番の暑さだという。梅雨も本日明けた。「藤原惺窩 林羅山」「佐藤一斎 大塩中齋」を買うのはわたしくらいしかいないという妙な自負があった。やはり売れ残っていた。躊躇なく2冊を買った。岩波のこの装丁が好きだ。古典にふさわしい厳粛感漂う重厚な姿がいい。本文も格調の高い日本語で書かれている。わたしの古典好きはこのシリーズの賜物だ。
現職で働き始めて先週でまる1年が経過した。振り返ってみると、1年ほど前に、この職種に足を踏み入れたのはほぼ偶然だった、だから、快適な職場であることは幸運だ。「もの」か「ひと」かで分ければ、「ひと」志向が強いので、今の仕事はわたしに向いている。
懸念しているのは、ひとの老いには個人差があるにもかかわらず、勤務先にも線で引いたような定年制があるということだ。
パッションフルーツ
パッションフルーツでグリーンカーテンをつくる準備を終えた昼下がり、スコールのような大雨に見舞われた。作業と強い日差しで体が熱くなっていたのでバラや野菜の手入れを続けた。火照った肌に降りしきる雨が爽快だった。
昨日は故あってSPIの攻略本という就活むけの駄本を買わざるを得なかった。求人側がSPIを課すと明言するのだから、応募側としては対策を講じざるをえない。やむを得ず買って、職場の机の上に放り投げて帰宅した。わたしはこの手のハウツー、ノウハウ本を好まない。それでも来週から徹底的にSPI対策を練る。心の中で異議を唱えつつ。
本日は昼食後の腹ごなしにブックオフをのぞいた。暇つぶし的で興味本位の読書が続いている。興味本位に手頃な新書のコーナーで、しばし表題群に見入る。本日のお買い上げは、「ブナ林を楽しむ」(岩波新書)、「高校生なんでも相談」(岩波ジュニア新書)、「メンタル・コーチング」(光文社新書)の3冊にとどめた。
哲学・思想関係の著作(といってもほとんど古典だが)については、なお継続的に買っている。1昨年あたりから教育関係の本(中等教育)が急増した。病気と闘った昨夏以降は医学関係・心理学の本がかなり増えている。私の場合、生活環境が読書傾向に大きな影響を及ぼす。
接客4名さま、相談が3名さま、教示1名さま、受けた電話が10件くらいで午前を終えた。午後は訪問3名さまの余裕で仕事を済ませてから、職場に戻った。ところが、5時まじかにまさかの来客。初対面から話が通じにくい方なので覚悟はした。職場を出るころには6時をまわっていた。
明日は早起きをして、日が昇る砂浜を歩く。7時過ぎには家に戻って、濃いコーヒーをたてて飲む、午前中は庭の手入れをして、午後は積み上げた本の整理をする。夜は、久しぶりにビールでも飲んで、早めに床に就くことにしよう。
波乱と反抗の1週が今日で終わる。終わらせたいのはわたしだけで、現実はそのまま来週に向けて進み続けることは承知している。
「ひと志向」が増幅しすぎているようなので、休日中は時の流れにみをまかせて心を休ませる。活字の世界で遊ぶか、林の緑と戯れるか・・・、美術館や植物公園も悪くない。
1週をけじめる1日が始まる。
「西洋思想大事典」を読むたびに大部の・辞典や事典は良いと思う。理解のゆがみや思い違いを正すのに役立つ。広辞苑の規模を超える辞典や事典は、引くより読むことが多い。
「日本国語大辞典」は全20巻の大辞典だ。たまに、書棚から引っ張り出して興味の対象となったあたりの語群2、3ページを読む。2ページで約1万字、原稿用紙で25枚になる。活字が小さいので少々読みづらい。読み進むために好奇心の支えが必要だ。
言葉を(引いて)調べるのが辞典で事物を(引いて)調べるのが事典であることは、Wardの辞書で最近知った。正しく知ることと、現実のカオスの境界を意識することが多くなってきた。
Rain (José Feliciano)
雨のささやき (ホセ・フェリシアーノ)
Listen to the pouring rain
Listen to it pour
聞いてごらん ざあざあ降りの雨
聞いてごらん
And with every drop of rain
You know I love you more
Let it rain all night long
Let my love for you grow strong
As long as we're together
Who cares about the weather?
雨粒が落ちるたび
もっと君が好きになる
降りたければ夜通し降っていればいい
君への思いがそれだけ募る
ふたりがいっしょにいるのなら
誰が気にする 天気なんか
Listen to the falling rain
Listen to it fall
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
And with every drop of rain
I can hear you call
Call my name right out loud
I can hear above the clouds
And I'm here among the puddles
You and I together huddle
雨粒が落ちるたび
君の呼び声が聞こえる
ボクの名前を大声で呼ぶんだ
雲の上でも聞こえるよ
ボクの回りは水溜りだらけ
君とボクは身体を丸める
Listen to the falling rain
Listen to the rain
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
It's raining
It's pouring
The old man is snoring
Went to bed
And he bumped his head
Couldn't get up in the morning
雨が降っている
ざあざあ降りの雨
じいさんがいびきをかいている
床に就き
頭をぶって
朝になっても起きられなかった
Listen to the falling rain
Listen to it fall
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
And with every drop of rain
I can hear you call
Call my name right out loud
I can hear above the clouds
And I'm here among the puddles
You and I together huddle
雨粒が落ちるたび
君の呼び声が聞こえる
ボクの名前を大声で呼ぶ
雲より上でも聞こえる
ボクの回りは水溜まりだらけ
君とボクは身体を丸める
Listen to the falling rain
Listen to the rain
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
Listen to the falling rain
Listen to the rain
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
Listen to the falling rain
Listen to the rain
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
Listen to the falling rain
Listen to the rain
聞いてごらん 落ちて行く雨の音
聞いてごらん
訳: HideS
課題を予定通りにこなした家路、振り返れば有意義な一日だった。たどり着いたら「西洋思想大事典」が届いていた。落札は「ラートブルック著作集」、「フロイト著作集」に継ぐ快挙だとひとりほくそ笑む。
渡部昇一は嫌いな文学者のひとりだ。「国民の教育」産経新聞社のなかで(内容は「知的生活の方法」と殆どかわらないのだが・・・)、蔵書について語っている。ショーペンハウワーが聞いたら目をむいて怒りそうな「本があるという自信」という項に至っては、このひと何を支えにしてこれまで生きてきたんだろ?まさか、本がすべてなの?ええ??。
加えて文章は拙いし、論理の展開はザル並。じゃ、どおしてこの本を買ったのか。たまに何も敷かない固い畳の上で1時間ばかり昼寝する。その際の枕代わりにいいんだなあ、この手の、厚手でまっさらの105円本が。