この画像を見て何を撮りたかったかわかりますか?
もう少し寄ってみて
画像の真ん中付近、枝の先が妙にこんもりと茂った部分
「宿り木」です
まわりの葉が落ちてしまえばもっとわかりやすかったのですが、
そうなるまで待ちきれず、先ほどお昼休みに撮ってきました
平尾の一本木公園、正確にはその隣の宇賀神社の敷地内に宿主となる木があります
以前から鳩やカラス、雀が集う賑やかな木で、そのせいか長い間ずっと
鳥の巣だとばかり思ってました
粘着質な果実を持つ宿り木の種は、鳥に食べられても消化されず、
そのまま糞として止まり木に付着します
そこから宿主に寄生し、1年に約1cmととてもゆっくりしたペースで成長していきます
西洋ではとても縁起の良い木とされていて、クリスマスの飾りに利用されたり
「宿り木の下で口づけをすると永遠に結ばれる」や
「宿り木の下で友が出会えば幸せになり、敵が出会うと戦いをやめる」といった
ロマン溢れる伝説がいくつもあります
ただし、これからクリスマスにかけ、ただロマティックを求めて
女性がこの木の下へ行くのはご注意ください
なぜなら「クリスマスのころ、宿り木の下にいる女性は、
あらゆる男性からのキスを拒んではいけない。もし拒否すると、
その後1年間、恋愛のチャンスを失う」
という男性にとって嬉しい掟があるからです..。
どうぞ覚悟してお越しください