色がついていなかったらまるで何かのウイルスのような
そんな刺々しいお花「野薊」
名前に「魚」とついているのは、「魚の骨のような棘がある草」
という意味があるそうです
こんなにツンツンとしたお花はどうやって受粉するんだろうと調べてみると
意外にも虫媒介
蝶々や蜂が花に触れ、刺激を受けると花粉が放出されるそうです
またアザミウマという小さな虫がこの花の中に潜んでいるらしく
このお花を手のひらにポンポンとはたいて出てくる虫の数を競う遊びが
そのむかしあったそうです
見るからに刺々しいお花ですが、緑の野原にポツポツと咲く赤紫の丸いお花は
春から初夏にかけて清々しい景色に彩りを添えてくれます
ちなみに、中島みゆきさんの「アザミ嬢のララバイ」という曲を
つい最近まで、「アザミ城のララバイ」と勘違いしていました…