小さな種子を割ると中から真っ白な粉が出てきます
この粉がおしろい(白粉)に似ていることから「オシロイバナ」
女の子はこの粉をおしろいのように使ったお化粧遊びをするそうですが
男の子はもっぱらこの花を落下傘に仕立て遊んでいました
花を緑色の根元からポキッと取り、その根元(子房)に繋がっている雌しべが切れないよう
そ~っと花筒からある程度まで引き抜きます
それを高い位置から落とすとちょうど子房が重しとなり、花びらが落下傘の傘の役割を果たし
クルクルクルクルと回りながら落ちていきます
根っこの子房を覆っている緑の外側部分を取り除くと、重しが少し軽くなり
よりゆっくり落下していき、その分長く楽しめるそうです
そこに花があれば花で遊ぶし、そこにゲームがあればゲームで遊ぶ
たとえそこに石ころしかなくても、石ころ一つで遊べる
子どもの好奇心はいまもむかしも変わりないですね
ちなみにオシロイバナをかき分けるようにニョキッと出てるトゲトゲは
ヒナタイノコヅチだと思います
これもヒナタとヒカゲとそれぞれ種類が分かれている面白い植物です
トゲトゲ部分は、秋の野を駆け回ったときにくっついてくる「ひっつき虫」の一つです