♪マグカップ日和

  
桧原運動公園付近の

お散歩日記です。。

オシロイバナ

2018-09-29 10:59:28 | 植物

小さな種子を割ると中から真っ白な粉が出てきます

この粉がおしろい(白粉)に似ていることから「オシロイバナ」

 

女の子はこの粉をおしろいのように使ったお化粧遊びをするそうですが

男の子はもっぱらこの花を落下傘に仕立て遊んでいました

花を緑色の根元からポキッと取り、その根元(子房)に繋がっている雌しべが切れないよう

そ~っと花筒からある程度まで引き抜きます

それを高い位置から落とすとちょうど子房が重しとなり、花びらが落下傘の傘の役割を果たし

クルクルクルクルと回りながら落ちていきます

根っこの子房を覆っている緑の外側部分を取り除くと、重しが少し軽くなり

よりゆっくり落下していき、その分長く楽しめるそうです

 

 

そこに花があれば花で遊ぶし、そこにゲームがあればゲームで遊ぶ

たとえそこに石ころしかなくても、石ころ一つで遊べる

子どもの好奇心はいまもむかしも変わりないですね

 

ちなみにオシロイバナをかき分けるようにニョキッと出てるトゲトゲは

ヒナタイノコヅチだと思います

これもヒナタとヒカゲとそれぞれ種類が分かれている面白い植物です

トゲトゲ部分は、秋の野を駆け回ったときにくっついてくる「ひっつき虫」の一つです

 


浮釣木

2018-09-28 10:08:07 | 植物

 

「ウキツリボク」

川釣りでよく使う丸浮きに似てるからでしょうか.

黄色と赤のコントラスト、そしてぽこんぽこんとした形がとてもキュートです

別名を「チロリアンランプ」と言いますが、実物のそれがどんなものかよくわかりません

小さな明るい花がぷらんぷらんぶら下がっている様子に、

登山用品の「チロルランタン」を思わせる気がしなくもなくもない…

そんなことを考えていると、ゆらゆらと揺れるキャンドルのあの灯りが

とても恋しくなりました

 

これから始まる秋の夜長、久しぶりにチロルランタンをバッグから取り出し、

丸く小さなロウソクに明かりを灯してみようかなぁと思います

 


ヨウシュヤマゴボウ

2018-09-27 17:16:18 | 植物

 

娘が通う小学校の低学年用教科書に載っていたので
いつか実物を見てみたいと思っていたら
先日、お墓参りの帰りに偶然、山の斜面で見つけました
細い山道で車を止めておくことが叶わなかったので車内からパシャッ.

本や画像、また実物を見ても「これ、なんかありそう」と思わせるに十分なオーラを纏っています
葉や茎、果実に根っこ、どこをとっても毒ありとのこと.
こんな見るからに「ヤバそう」な植物なのに、毎年、果実をブルーベリーと間違ったり
根をやまごぼうと勘違いして食してしまい、食中毒で運ばれる人が後を絶たないそうです

アメリカでは毒を抜いて食用にするところもあるらしいのですが、
有毒植物や寄生虫を専門に食する方(ほんとにそんな人がいるんです..)の解説では
どう調理しても、実はエグく、根は繊維質が硬く、とても食べられたものではないらしいです

やっぱり「これはヤバそうだ」という人間の持つ本能には忠実に従った方がよさそうです..


ヤブラン

2018-09-26 10:15:25 | 植物

桧原運動公園のもう少し山手の方、立派な野球場のすぐ下あたり

そこにある小さな公園が、いつも行く散歩のゴール地点です

その公園のまたもう少し下、夜行くといつも猫が集会を開いてる広場の入口付近に

この花が咲いていました

 

藪に生えていて、葉が蘭に似ていることから「藪蘭」

開花期は夏から秋の間ですが、蘭のような細く美しい葉を一年中生い茂らせている姿から

これを名付けた人はきっと、葉を楽しむことこそこの植物のアイデンティティーと位置付けたのでしょう

 

 

昨夜の月はほんとに綺麗でした

猫の夜会を邪魔しないよう隅っこを歩きながら、

また今夜も月や花を楽しんでこようと思います

 


お彼岸

2018-09-25 10:52:56 | 植物

 

先週末、無事お墓参りへ行ってきました

数年前お墓のまわりに植えた彼岸花はまだほとんどが蕾で、やっと一輪だけ咲いてる状態でしたが

行く道すがら里山では、緑に赤のコントラストがとても美しかったです

ネットで他の方のブログやニュースを見ても日本全国、彼岸花は今が見頃のようですね

 

これから始まる紅葉や春の桜は「紅葉前線」「桜前線」と呼ばれるように、

その見頃は気温と共に南進、北進するものですが、

この彼岸花だけは日本全国どこでも、このお彼岸の期間中、一斉に咲き開く印象があります

開花時期に葉を持たないこの花は、地表の温度を球根が感じ取り開花することは既に知られていますが、

日本全国、地表温度はそんなに変わりないものでしょうか

北海道の北の方では、10月頃には地表が凍り始めると聞きます。

やはり地表温度も北と南ではかなりばらつきがあるのではないでしょうか

「それなのに何故???」

 

自宅からお墓まで、行きも帰りも、お墓を掃除している最中もずっとこの「???」を抱えたままで、

心ここにあらずといった感じにご先祖様もあきれかえっていたかもしれません…

 

途中、昼食を摂るため立ち寄った「日向うどん」の野菜天うどんは相変わらず美味しかったです

そんな秋の一日でした。。。