T先生から、こんな画像が送られてきました。
うわ!山火事!?
すごい炎でしょう?
これは「野焼き」といって、人為的にヨシやオギを焼いているところなのです。
(僕ら陶芸をやる人間が「野焼き」といったら、土器の制作なんですけどね)
今回の画像は茨城県自然博物館に隣接する「菅生沼」の野焼き画像です。
タチスミレ(環境省RDB絶滅危惧�鵺類)の保全を目的に
2003年から毎年1回1月に野焼きが行われていて、
T先生もそこに参加しています。
http://www.green.gifu-u.ac.jp/~tsuda/noyaki/SGO_grassl_div.pdf
多くの人たちの協力を得て、安全に行われているそうです。
ほら、ちゃんと消火されました。
これで、タチスミレなどの植物の生育が保たれるでしょう
僕も来年は見学したいなぁ~
以下、引用文献から抜粋。
河川の氾濫原は近年急速に減少している自然の一つであり、そこを生育場所とする植物の多くが絶滅危惧種となっています。
例
○タチスミレ Viola raddeana (スミレ科)
これらの植物が存続するためには、他の植物の陰にならず、春に地表面まで十分に光が届く条件が必要です。そのような条件は、成立した植生を破壊する「撹乱」によって確保されます。撹乱の主要な要因としては、河川の氾濫や、人が肥料や燃料のために草や雑木を利用することがあげられます。しかし、河川の改修などにより氾濫によって撹乱をうける場所自体が減少したこと、氾濫を抑制する管理を行うようになったこと、 人が 植物資源を直接利用しなくなったことなどにより、撹乱に依存して生活していた植物の生育場所は全国的に大幅に失われました。上に挙げたような植物が「絶滅危惧」になっているのはこのためです。
○○川においてこれらの植物が現在でも残存しているのは、生物多様性の保全を目的とした植生管理が行われているからです。具体的には、春に明るい場所を確保するために、冬のうちに枯れたヨシやオギなどを焼く管理(野焼き)が行われています。
ヨシ・オギ草原の野焼
1.植生管理方針、地形、樹木の分布、風向きなどに基づいて、野焼きする範囲と方向を決める。
2.延焼を防止するため、林の周辺などの枯れ草を刈り、防火帯つくる。
3.燃きたい場所の周辺から火をつける。焼きたい場所が焼け、焼きたくないところが焼けないよう、よく目配りし、管理する。消火が必要な場合は、水をかけるか炎が低ければ棒で叩く。煙にまかれないように十分注意する。
4.消火を確認する。
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すごい炎でしょう?
これは「野焼き」といって、人為的にヨシやオギを焼いているところなのです。
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今回の画像は茨城県自然博物館に隣接する「菅生沼」の野焼き画像です。
タチスミレ(環境省RDB絶滅危惧�鵺類)の保全を目的に
2003年から毎年1回1月に野焼きが行われていて、
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多くの人たちの協力を得て、安全に行われているそうです。
ほら、ちゃんと消火されました。
これで、タチスミレなどの植物の生育が保たれるでしょう
僕も来年は見学したいなぁ~
以下、引用文献から抜粋。
河川の氾濫原は近年急速に減少している自然の一つであり、そこを生育場所とする植物の多くが絶滅危惧種となっています。
例
○タチスミレ Viola raddeana (スミレ科)
これらの植物が存続するためには、他の植物の陰にならず、春に地表面まで十分に光が届く条件が必要です。そのような条件は、成立した植生を破壊する「撹乱」によって確保されます。撹乱の主要な要因としては、河川の氾濫や、人が肥料や燃料のために草や雑木を利用することがあげられます。しかし、河川の改修などにより氾濫によって撹乱をうける場所自体が減少したこと、氾濫を抑制する管理を行うようになったこと、 人が 植物資源を直接利用しなくなったことなどにより、撹乱に依存して生活していた植物の生育場所は全国的に大幅に失われました。上に挙げたような植物が「絶滅危惧」になっているのはこのためです。
○○川においてこれらの植物が現在でも残存しているのは、生物多様性の保全を目的とした植生管理が行われているからです。具体的には、春に明るい場所を確保するために、冬のうちに枯れたヨシやオギなどを焼く管理(野焼き)が行われています。
ヨシ・オギ草原の野焼
1.植生管理方針、地形、樹木の分布、風向きなどに基づいて、野焼きする範囲と方向を決める。
2.延焼を防止するため、林の周辺などの枯れ草を刈り、防火帯つくる。
3.燃きたい場所の周辺から火をつける。焼きたい場所が焼け、焼きたくないところが焼けないよう、よく目配りし、管理する。消火が必要な場合は、水をかけるか炎が低ければ棒で叩く。煙にまかれないように十分注意する。
4.消火を確認する。
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