グローバリズムとは地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーション)を進める思想であり、言葉通り訳せば地球主義となるが、一般的には多国籍企業が国境を越えて地球規模で経済活動を展開する行為や、自由貿易および市場主義経済を全地球上に拡大させる思想になってきた。一方で、新自由主義は、ニューリベラリズムといわれ、かつての自由放任主義的な自由主義に対して、自由な個人や市場の実現のために政府による介入も必要と考え、社会保障なども主張していた。それが近年では、ネオリベラリズム(略称でネオリベ)といわれるようになり、市場経済に対して個人の自由や市場原理を重視し、政府による個人や市場への介入は最低限にすべきという考え方になってきた。1970年以降の日本では、新自由主義は、このネオリベラリズムの意味で使用されている。 . . . 本文を読む