murota 雑記ブログ

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百年戦争そしてジャンヌ・ダルクを振り返る

2012年07月19日 | 歴史メモ
 フランスはカール大帝のカロリング朝が途絶えたあと、選挙でカペー家がフランスの王位についた。カペー家はパリ周辺の地域にのみ権力の及ぶ名目だけのフランス王であり、フランス国内には公国とか伯領といった事実上の独立国が多かった。この状況はドイツも同じ。弱いカペー朝を大きくする最初の王がフィリップ2世(位1180~1223)である。当時フランスの北岸にノルマンディー公国があり、この支配者は同時にイギリス王でもあった。フランス国内にあるノルマンディー公国は、実はイギリスの領土だった。 . . . 本文を読む

エッカーマンの「ゲーテとの対話」、そしてゲーテを振り返る

2012年07月08日 | 歴史メモ
 ドイツの偉大な文豪ゲーテの晩年に、彼と親しく交わった若き文学者エッカーマンが、その対話記録を書き残した。ゲーテは、自分の作品の創作の過程や、他人の誌や絵、音楽の批評、仲間との会話を通して、著者に詩作のなんたるかについて語る。人生のなかで、どのように仕事をなしていくべきか。詩や文学について多くを語りながらも、芸術一般、彼自身が関心を持ち続けた自然科学研究一般について多くの示唆を与えてくれる。日記形式なのでページ数は多いが、関心のありそうなところをめくって目についたところを読んでいくだけでも素晴らしい。年老いてなお、自分で創作意欲を失わず、若者をもりたてる教育者としてのゲーテ、自分の背中を見せつつも後輩たちを引っぱっていこうとするその言葉の数々は、現代に生きる若者にも勇気を与えてくれる。 「とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。」 「愛する人の欠点を美点と思わない人間は、その人を愛しているのではない。」  . . . 本文を読む