次の質問は、原発を含むエネルギー政策についてである。
「東京都のエネルギー政策について、原発の再稼働の是非も含めてお考えをお聞かせください。」
鳥越氏「基本的には、私は2011年の「3・11」を経験した人間として、原発はやはり、人間の手に負えないものだという認識を持っています。できる限り早く、原発依存をやめてという時代に入りたいと思います。先日私は北欧に旅行して視察をしました。デンマーク・コペンハーゲンの港に風力発電の風車が林立していました。これをみて北欧は原発に頼らない、こういうふうにエネルギーの源を変えたと思いました。日本もそういう時代に切り替えていくべきだと、思いを新たにして北欧から帰ってきました。」
増田氏「原発依存度を低減していくというのは、これは国として全力をあげてやっていく必要がある。国の大きなエネルギー政策を進めていくと同時に、もし都知事にならせていただければ、都民のエネルギーをどう守っていくのか、都民の生活を守る上でこの点も非常に重要です。今すぐに自然エネルギーに切り替えてエネルギー供給を確保するというわけにはいかない。安全性が確認された原発を動かすという政策は今認めていくべきだと思いますが、将来的にこの原発依存度をもっとより低減していく。これは当然進めていくべきですし、知事としても、都民のエネルギーを確保していくなかで、どうやって自然エネルギーに進めていくのか。この観点も非常に大事だと思います。」
宇都宮氏「地震大国に54基もの原発を作ったのは、大変な誤りだったと思います。私は原発の再稼働、あるいは輸出に反対をします。それから、東京は福島原発の発電した電力の最大消費地だったので、原発の、福島からの避難者を最大限支援する必要があると思っています。原発に変えて自然再生エネルギーによる発電を促進すべきだと思っています。」
小池氏「私はむしろ、これを機に、環境先進都市・東京を強力に進めていきたいと思っています。自然再生エネルギー、これは大きなメガソーラーみたいな形だけでなく、個々の家庭でやっていくだけでも随分違います。わが家は完全なエコハウスです。意外と気がつかないところは、発電するということだけでなく、省エネをする。これがとても大きいところです。身近なところで、都民一人ひとりに協力をいただくというメッセージを発するのも一つ。それからエネルギーの問題点は蓄電です。蓄電をどのようにして可能なものにしていくのか。これは技術革新も含めてやっていきます。そういったところから、細かく、そして大胆にエネルギーの確保、それもクリーンエネルギーの確保を進めると思います。原発については安全の確保が第一と申し上げたい。」
その8に続く
「東京都のエネルギー政策について、原発の再稼働の是非も含めてお考えをお聞かせください。」
鳥越氏「基本的には、私は2011年の「3・11」を経験した人間として、原発はやはり、人間の手に負えないものだという認識を持っています。できる限り早く、原発依存をやめてという時代に入りたいと思います。先日私は北欧に旅行して視察をしました。デンマーク・コペンハーゲンの港に風力発電の風車が林立していました。これをみて北欧は原発に頼らない、こういうふうにエネルギーの源を変えたと思いました。日本もそういう時代に切り替えていくべきだと、思いを新たにして北欧から帰ってきました。」
増田氏「原発依存度を低減していくというのは、これは国として全力をあげてやっていく必要がある。国の大きなエネルギー政策を進めていくと同時に、もし都知事にならせていただければ、都民のエネルギーをどう守っていくのか、都民の生活を守る上でこの点も非常に重要です。今すぐに自然エネルギーに切り替えてエネルギー供給を確保するというわけにはいかない。安全性が確認された原発を動かすという政策は今認めていくべきだと思いますが、将来的にこの原発依存度をもっとより低減していく。これは当然進めていくべきですし、知事としても、都民のエネルギーを確保していくなかで、どうやって自然エネルギーに進めていくのか。この観点も非常に大事だと思います。」
宇都宮氏「地震大国に54基もの原発を作ったのは、大変な誤りだったと思います。私は原発の再稼働、あるいは輸出に反対をします。それから、東京は福島原発の発電した電力の最大消費地だったので、原発の、福島からの避難者を最大限支援する必要があると思っています。原発に変えて自然再生エネルギーによる発電を促進すべきだと思っています。」
小池氏「私はむしろ、これを機に、環境先進都市・東京を強力に進めていきたいと思っています。自然再生エネルギー、これは大きなメガソーラーみたいな形だけでなく、個々の家庭でやっていくだけでも随分違います。わが家は完全なエコハウスです。意外と気がつかないところは、発電するということだけでなく、省エネをする。これがとても大きいところです。身近なところで、都民一人ひとりに協力をいただくというメッセージを発するのも一つ。それからエネルギーの問題点は蓄電です。蓄電をどのようにして可能なものにしていくのか。これは技術革新も含めてやっていきます。そういったところから、細かく、そして大胆にエネルギーの確保、それもクリーンエネルギーの確保を進めると思います。原発については安全の確保が第一と申し上げたい。」
その8に続く