この8月15日も、多くの議員たちが靖国神社に参拝した。国のために命を落とした人たちの慰霊をしてどこが悪いというのである。
どこの国でも国のために、命を落とすことを厭わない国民を育てるための施設が必要らしい。中国、韓国も今のところ、A級戦犯を合祀してあるから、首相をはじめとする国の機関その他公的機関の公式参拝に反対するスタンスをとっている。
でも私は、日本国憲法第20条が日本人を靖国の呪縛から解き放ったと思っているので、靖国の存在そのものに疑問を感じている。
靖国の本質は、今も昔も変わっていない。先の戦争を大東亜戦争と言い、アジア解放の聖戦だったと掲示する遊就館をその境内に持つ施設だということだ。
国のため、天皇のために死ぬことを厭わない国民を育てるソフト=教育勅語をハード(=靖国神社)面で貫徹する装置として存在していた。
鹿児島の知覧に行く前に、ホテルで偶然、女優の黒田福美さんが、17年の年月をかけて、日本の特攻隊員として死んだ韓国人の慰霊碑の建立除幕式という直前になって、韓国人の反対にあって、建立を断念したドキュメントテレビを見ていました。
朝鮮半島人でありながら、日本人として死んだ人が、知覧の特攻平和記念館に日本名で顕彰されていました。
日本人として、このことをどうしたらいいのか考えさせられました。
靖国神社に合祀されている中にも、韓国人が合祀されています。現在、遺族が合祀取り消しの訴訟を起こしています。
靖国神社は、一度合祀した御霊を取り下げることなどできないと嘯いて、頑なに拒んでいます。
昨年、遺族の人たちと支援者が靖国神社の宮司と会おうとしたときに、右翼が大挙してそれを邪魔した。機動隊が間に入ったが、右翼の妨害をやめさせようとせず、結局宮司には会えなかった。
今また、ソフトとして小中学校で「心のノート」(故河合隼雄が編集監修した)が使われ、靖国神社が再び国家神道として再構築されようとしていることに危惧を覚える。今年、読売新聞社説は、普通の人間ならばこの日本に再び軍国主義が復活するなどとは思わないと書いている。
私は普通の日本人ではないのだろう。
周辺事態法(攻撃事態法)ができ、イラク米軍の後方支援に自衛隊という武装集団を派兵し、インド洋で有志連合軍に給油活動を続けている今。
そして最高裁までもが国家の犯罪を裁こうとはせず、隠蔽するための判決を繰り返している今。またいつか来た道を、再びたどっているような気がしてならない。
だから今は戦時下だと書きもし、警告を発してきた。再び壊憲の鳴動が、起こっている今、子供に危ないおもちゃを持たせたような自衛隊が、世界に堂々と出て行こうとしているのに、新聞という公器は、何も感じていないのか。
自民自公政権がまた国民の信を問うための解散総選挙をやらずに、自民党総裁選をやり、国会の指名を受けて、組閣するという茶番はもうたくさんだ。
自民党総裁選のお祭り騒ぎに、有権者は再び騙されてはならないと思う。
どこの国でも国のために、命を落とすことを厭わない国民を育てるための施設が必要らしい。中国、韓国も今のところ、A級戦犯を合祀してあるから、首相をはじめとする国の機関その他公的機関の公式参拝に反対するスタンスをとっている。
でも私は、日本国憲法第20条が日本人を靖国の呪縛から解き放ったと思っているので、靖国の存在そのものに疑問を感じている。
靖国の本質は、今も昔も変わっていない。先の戦争を大東亜戦争と言い、アジア解放の聖戦だったと掲示する遊就館をその境内に持つ施設だということだ。
国のため、天皇のために死ぬことを厭わない国民を育てるソフト=教育勅語をハード(=靖国神社)面で貫徹する装置として存在していた。
鹿児島の知覧に行く前に、ホテルで偶然、女優の黒田福美さんが、17年の年月をかけて、日本の特攻隊員として死んだ韓国人の慰霊碑の建立除幕式という直前になって、韓国人の反対にあって、建立を断念したドキュメントテレビを見ていました。
朝鮮半島人でありながら、日本人として死んだ人が、知覧の特攻平和記念館に日本名で顕彰されていました。
日本人として、このことをどうしたらいいのか考えさせられました。
靖国神社に合祀されている中にも、韓国人が合祀されています。現在、遺族が合祀取り消しの訴訟を起こしています。
靖国神社は、一度合祀した御霊を取り下げることなどできないと嘯いて、頑なに拒んでいます。
昨年、遺族の人たちと支援者が靖国神社の宮司と会おうとしたときに、右翼が大挙してそれを邪魔した。機動隊が間に入ったが、右翼の妨害をやめさせようとせず、結局宮司には会えなかった。
今また、ソフトとして小中学校で「心のノート」(故河合隼雄が編集監修した)が使われ、靖国神社が再び国家神道として再構築されようとしていることに危惧を覚える。今年、読売新聞社説は、普通の人間ならばこの日本に再び軍国主義が復活するなどとは思わないと書いている。
私は普通の日本人ではないのだろう。
周辺事態法(攻撃事態法)ができ、イラク米軍の後方支援に自衛隊という武装集団を派兵し、インド洋で有志連合軍に給油活動を続けている今。
そして最高裁までもが国家の犯罪を裁こうとはせず、隠蔽するための判決を繰り返している今。またいつか来た道を、再びたどっているような気がしてならない。
だから今は戦時下だと書きもし、警告を発してきた。再び壊憲の鳴動が、起こっている今、子供に危ないおもちゃを持たせたような自衛隊が、世界に堂々と出て行こうとしているのに、新聞という公器は、何も感じていないのか。
自民自公政権がまた国民の信を問うための解散総選挙をやらずに、自民党総裁選をやり、国会の指名を受けて、組閣するという茶番はもうたくさんだ。
自民党総裁選のお祭り騒ぎに、有権者は再び騙されてはならないと思う。