コナ迄の航跡 Photo By Atsushi
山の様なうねり Photo By Atsushi
揺れる景虎 Photo By Atsushi
コナ HONOKAHAU HB Photo By Atsushi
実際に係留した場所は中央右奥
喜々として活躍するAtsushiさん
フックの無いブイ
31日、15時に原田ご夫妻に見送られて出港。ダイヤモンドヘッド過ぎてからも風は東南東で22ノット~30ノットと収まる様子が無くスピードも機帆走で3ノット~4ノットしか走ら無い。下記noaaの気象情報ではハワイ島迄はモロカイ、マウイ、ラナイ、ハワイ島の島陰になって島の間以外は波、風も弱い筈であったが実際航海してみると上記風速、風向でクロズホールド一杯の上りで島の間ではうねりが加わってかって経験した事の無いローリングとピッチングが共に来る状態で船酔い寸前で食欲無いがAtsushiさんは喜々として写真を撮りまくっている。
馬場気象コンサル情報では2日は31ノット~36ノットになるとの事で一旦ハワイ島コナのHONOKOHAU HBにハワイ時間、2日3時位に入港する。夜間知らない港に入港するのは初めてだが幸い島陰で風も潮流も無く港の中には明かりがあるので狭い入口ではあったが思い切って入港すると港内は殆どがパワーボートの釣り船か商業船ばかりで係留する所が無く一番出口の運搬船に横抱きして朝まで眠る事にする。
朝方カスタムとハーバーマスターに連絡を取りポリタンク3本の燃料補給をして正規ドッグに舫を取り直すが此処で困った事に遭遇。ブイと桟橋に係留するドッグだがそのブイにフックが付いていない。他の船を見ると殆どがローカル船でブイ下のチェーンから舫を取っている。苦労をして大きな輪を作りブイに引っ掛けるが船首クリート迄のリードが無く引っ張るとブイと船首の距離が2m位しかなく強く引っ張ると引っ掛けた輪が抜けてしまう危険が有るがアンカーを打っても他船の出入の際に引っ掛るリスクが有るので隣の船に接触する覚悟で増しフェンダーで係留する。
スプレーで濡れたカッパを干しポンツーンの水道でシャワーを浴びてサッパリした所で、衣服を持ってコインランドリーを探すがハーバーにもダウンタウンにも無く少し離れた工業地区にあるモールにしかないと言う。
こんな事になるのであったら前回、ハワイ島でコナの街に車で来た時にマリーナを下見して置くべきであったと反省。とりあえず馬場気象情報から今日明日はコナでゆっくりしてマルケサス向け4日出港する事にする。
順調に行けば6月中にはマルケサス、ヌクヒバには入港出来るだろう。
今夜はダウンタウン迄タクシー行き美味しいビールと夕食を食べる事にしよう!
<景虎が参考にしている気象情報>
http://passageweather.com/#
http://www.opc.ncep.noaa.gov/Pac_tab.shtml