サッカーとごはん

サッカーとごはんに人生をかけてます。ゴールの無い旅ですが、体が動く限り探求し続けます!

牡丹灯籠

2010年08月23日 09時37分52秒 | Weblog
志の輔落語@本多劇場です。今年で5年目。この劇場で牡丹灯籠を演じることにひと区切りつけたいと考えているようだったので、万難を排して駆けつけました。



恒例の2部構成。前半で人物相関図と全体の流れを刷り込み、中入り後に局面を語り始めます。全てを語り尽くそうとすると20時間はかかると言われている原作を、3時間以内にまとめた上で楽しませようとすると、このやり方がベストなのだと思います。



それにしても上手い。前半の解説は単なる「説明」ではなく、客席を牡丹灯籠ワールドに引きずり込む壮大なマクラ。何気なく世間話を聞いているような感じで始まりながら、いつの間にか当事者意識が植え付けられているのです。



そして、ラストシーンで流れてくるのは・・・。(しばらくは演じなさそうなので、ネタバレをお許し下さい。) 「憂歌団」の「胸が痛い」。1992年にリリースされた時は、「嫌んなった」のようなスタンダードになるには何年歌い続ければいいんだろうか?なんて考えながら聞いていました。まだまだ薄かったんです。それが・・・、わかっていても号泣してしまうような名曲へと育ちました。バンドは休止中でも、曲は育っていくんですね。



ボクの中でのNo.1の落語家がNo.1のバンドの曲をエンディングに使って語るのですから、始まる前から激しく入れ込んでしまいます。そんな状況でも、覚めてしまうようなことにはならず、今年も心から楽しませてもらいました。



劇場窓口に並んで最前列のど真ん中を確保してくれたNさん、本当にありがとうございました。お礼に、「本年度No.1焼き肉」をご馳走させていただきます!!





終演後は、「sunaga」にてクールダウン。豚のイロイロを使ったメンチカツもパルミジャーノをカリカリに焼くリゾットも相変わらずの美味しさ。でも・・・、何だか雰囲気が違います。シェフの存在感が薄まってしまったのかな? フロアに新しく入っていた人のキャラクターなのか? 客の引けが早いのも気になりました。近いうちに確認せねば。


コメント
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