「カントリーロード」三度目

10.8　吉祥寺　MANDA-LA2
「Lonesome Strings featuring 湯川潮音」見た。

Lonesome Strings are:
桜井芳樹(eg,ag,weissenborn)
田村玄一(pedal steel,weissenborn,national)
原さとし(5-string banjo)
松永孝義(contrabass)

ゲスト：湯川潮音(vo,ag)06~15,17,18

潮音さんを生で聴ける機会はなるべく逃したくないと思いつつ、さすがにゲストで２，３曲だけだと悩むところ。栗Qのときは、そんなふうに悩んでいるところにチケットを譲っていただくというラッキーに恵まれた。今回はどうしようか、と思っていたら潮音オフィシャルの日記で「ロンサムのライブなのに 私の曲を１０曲も演奏してくださるそうです」とのこと。そりゃあ、見にいきますよ。

第一部はロンサム・ストリングスの4人のみ。はじめて聴いた。一曲のなかでテンポやリズムがどんどん変わる。頭の中に「プログレ」という単語がどうしても浮かんできてしまう。「お目当ての登場まであと○曲ですよ～」「もう少し我慢してくださいね」などと控えめな発言で笑わせるMC。まさに潮音目当てで来た客としては見透かされたようで恐縮する。

結構長い休憩をはさんで、いよいよ第二部、潮音さん登場！彼女にしては胸元が大きく開いた、真っ赤なワンピースに白いストールという本人曰く「めいっぱいロンサム寄りな」衣装を選んできたんだって。一曲目「スノウ・クイーン」はキャロル・キングのバンド、THE CITYのレパートリー。この流れるようなワルツの名曲を４ストリングス（ドラムレス）で、潮音さんの声で！衝撃的にカッコよかったっす。

潮音さんのオリジナル曲も、ロンサムの演奏で新たな表情を見せる。とくにファーストアルバム『湯川潮音』(2006)から4曲もやってたのは、やや意外だったけど楽しめた。中でもアルバムで唯一桜井さんがギターを弾いてた「HARLEM」がものすごくよかった。CDではそんなに好きじゃなかったのに。帰って改めて聴いても、ライブほどよくない。その理由はわかってる。もちろん「生ならでは」って部分はあるけど、単純に潮音さんがヴォーカリストとしてぐんぐん伸びてるからなんだよ。2年前の録音がちょっと寂しく聴こえるほどに。

ニール・ヤングの「バーズ」もよかったし、潮音さんが4人に命じて（？）演らせた「カントリーロード」（今回は全編英語詞で）も盛り上がったけど、湯川潮音の声が最高に活きるのは湯川潮音の曲だ、ということを再認識した。

写真は左からTHE CITY『NOW THAT EVERYTHING'S BEEN SAID』(1968)、本名陽子「カントリーロード」(1995)、NEIL YOUNG『AFTER THE GOLD RUSH』(1970)。この日演奏されたカヴァー曲が収録された盤たち。

3度目の登場「カントリーロード」は裏ジャケで、チャリを押す本名さんが初々しい。いつも潮音さん関連だなあ。
1回目　「キラキラジブリ」編
2回目　栗Qライブ編


潮音さんの飲み友達でもある、桜井さんのブログからコピペ。

01. deja vu
02. パールハーバーブルーズ
03. ケルン・コンサート
04. Hoopii Street Blues
05. bear creek song goes to new lost city

06. snow queen
07. エデンの園
08. 長い冬
09. しずくのカーテン
10. birds
11. 朝が終わる前の花
12. HARLEM
13. インディアン・スミレ
14. 渡り鳥の３つのトラッド
15. candela

--encore--
16. jessica
17. キルト
18. カントリーロード