「後から前から」 ゴールデンヒップス 1992年

ゴールデンヒップス are; …誰か教えてっ！露出度の高い衣装を纏った女性4人組。ジャケのどこを探しても、メンバーに関する情報は皆無。それどころか、WEB上を探し回っても、どうやらゴールデンカップスとはまったく無関係ということ以外、この4人の女性に関する情報は見あたらない。せめてお名前だけでも、いやスリーサイズだけでも、情報求む。

そんな「誰？」の嵐吹き荒れる、ゴールデンヒップスのデビュー作にして、唯一の録音物。

①後から前から TX系「ヒップでダダーン」エンディングテーマ
作詞：荒木とよひさ、作曲：佐瀬寿一、編曲：鷺巣詩郎
オリジナルは畑中葉子、1980年。セクシー歌謡というよりエロ歌謡と呼んだほうがしっくりくる、思いきったタイトルが秀逸。頭っから「♪後から前から　どうぞ」なんて言われてもねえ…歌謡曲としては、もうちょっとオブラートにくるんだほうがいいんじゃない？と心配してしまうほどダイレクトなセックス描写に赤面しちゃう。ちなみに畑中盤では作詞は「豊兵衛」とクレジットされていた。荒木とよひさが名前を伏せる必要を感じるくらい危険な仕事だった？さらに畑中葉子の次のシングルは「もっと動いて」だもの…もう、畑中ったら！
さてゴールデンヒップスのヴァージョンは、90年代らしくジャカジャカしたダンスビートで。それでも鷺巣詩郎のアレンジは、セクシーメイツ作品より相当質が高い。どうでもいいけど、ひとりだけ妙に子どもっぽい声のひとがいる。ところでタイアップの「ヒップでダダーン」とは水着の女性が尻相撲するだけ（？）の、いかにもテレ東深夜枠らしい番組。かすかに記憶があるようなないような…

②桃組応援歌
作詞：荒木とよひさ、作曲：柴田遊、編曲：鷺巣詩郎
これはオリジナルのようだ。上司に「ピンクのお尻」を狙われているOLさんが、若い桃太郎に助けを求めるって話。お約束どおり性的なメタファーを散りばめた、①と同じく荒木とよひさ作品だ。和太鼓っぽいリズムのアレンジもなかなかいいし、曲もキャッチー。ハロプロ卒業生あたりに適当なユニットをでっちあげてもらってカヴァーするといいんじゃないか。ま、ヒットは期待できないだろうけど。

③④カラオケ

定価1100円、中古で315円。
ヒップを売りにしたグループらしく、カップのほうはやや控えめな印象。