失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「野茂英雄のテーマ HIDE~O」 ディアマンテス 1995年

2008-07-19 | 
17日に引退を表明した、野茂関連の8cm。野茂は歌ってないよ。

野茂英雄がドジャーズの投手としてメジャーリーグデビューしたのが1995年。大方の予想をはるかに上回るめざましい活躍で、日本人もアメリカ人もびっくりしていたっけ。その勢いを追い風に、9月にリリースされた「オフィシャル・サポーター・ソング」がこれ。

正直、野球はあんまり詳しくないし、球場に行ったことも数えるほど。でも野茂は同い年で誕生日も近く、勝手に親近感を持っていた。音楽でいえば、小沢健二とかつんく♂も同い年。同年代のヒーローが引退、というのは大した根拠もなく軽く人生を振り返ってみたくなったりもする。

現在はアルベルト城間、ターボ、トム仲宗根の三人編成のディアマンテス。この当時は+5人で8人の大所帯だったようだ。「ディアマンテス」とはスペイン語でダイヤモンドの意。

Produced by 清水信之、DIAMANTES

①野茂英雄のテーマ HIDE~O(The Hideo Nomo Song)(日本語ヴァージョン)
作詞・作曲:Irving Burgie and William Attaway、新英語詞:Emmett Jones、日本語・スペイン語詞:アルベルト城間
オリジナルはハリー・ベラフォンテの大ヒット「Banana Boat Song」(1957)。冒頭の「♪Day-O」の部分を「♪ヒ・デーオ」としてみた替え歌。ちなみに英語詞では「Hi-Day-Oh」、スペイン語詞では「Hi-De-O」という表記になってる。スティール・パンの音も軽やかなカリプソに、沖縄要素(コーラス・三線)が織り込まれたアレンジ。最後に三線の音が残るところは、ちょっとだけトロピカル・ダンディな雰囲気もあり。アルベルトの溌剌とした歌声は、細野さんとは正反対だけど。

②THE HIDEO NOMO SONG(英語ヴァージョン)
「♪Tornade is coming now! Nomo pitch and nobody come home」ってな感じ。

③EL TEMA DE HIDEO NOMO(The Hideo Nomo Song)(スペイン語ヴァージョン)
ペルー生まれ日系3世のアルベルト城間にとってはこれが母国語。野茂が所属したドジャースの本拠地LAはスペイン語スピーカーも多いのでこのヴァージョンを入れたのだろう。逆に日英西3ヶ国語で歌えるシンガーという条件で、アルベルトに白羽の矢が立ったのかも。

④①のカラオケ
女性コーラスは日本語ヴァージョンのものが入ってる。間奏で入る実況中継風のナレーションは、3ヴァージョンともアルベルトがスペイン語で。

定価1000円、中古で50円。
メジャーデビューのこの年、野茂は新人王と奪三振王に輝いた。う~ん、あれから13年か。

月並みなセリフだけど、お疲れ様でした!


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2 コメント

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時事ネタ (都市色)
2008-07-20 01:05:25
こんばんは。
タイムリーなネタ!
さすがです。
打てば響くブログですねー。
元春とも親交がありましたね。

野茂投手に国民栄誉賞を!!
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毎度~ (nakamura8cm)
2008-07-20 23:07:54
これは良識ある音楽ファンは、あまり所有していない一枚でしょう(笑)
ときどきやってます、時事ネタ。結婚記念(知世、加藤紀子)とか、追悼もの(植木等、JB)とか。
スポーツ選手関連は、最初で最後かも。
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