失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「MOON SHADOW」 高野寛 1996年

2008-04-04 | 
高野寛、1996年の14thシングルは、アッパーな傑作。

①MOON SHADOW
作詞・作曲:高野寛、編曲:高野寛・斉藤誠
サンタナ色の強いイントロ、「夜の防波堤に月は浮かぶ」とムーディーな出だしで掴みはOK。Bメロからいつになくワイルドな歌い方になり、サビ前の「つかまえたなら最後さ」の部分でぐぐぐっと引き込まれる。キハラ龍太郎のウーリッツァーにホーンとギターが絡む間奏がまたスリリング。サビはシンプル&キャッチーで、ヒットの匂いがぷんぷんしてくるが、実際のセールスは今ひとつだった模様。「べステンダンク」や「虹の都へ」くらい売れても不思議じゃないと思うけどねえ。1996年といえばコムロ全盛期…なんか時代に合わなかったのか。

②僕が二人にできること
作詞・作曲:高野寛、編曲:高野寛・斉藤誠
タイトルから想像つくように、ライダーズでいえば「Sweet Bitter Candy」な、三角関係もの。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で200円。
オレンジのスーツ&ギターでお台場ロケ。左のほうに霞んで見えるのは、フジテレビ社屋。フジテレビ本社ビルがお台場に移転したのは1997年だから、このジャケの時点では建設中?まあ、見たところほぼ完成しているようだけど。

この2曲はアルバム『Rain or Shine』からのカット。同アルバムから、次にシングルカットされた「KAORI」が、高野寛最後の8cmとなった。


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