CioccolataのCano Caoli。その美しい歌声とヴィジュアルで、アヴァンギャルド・ポップ好きの心をつかんで離さなかった80年代の歌姫。イタリア語、英語、日本語を織り交ぜ、ときにオペラのように、ときにパンクのように歌う香織嬢は、まさにミューズといったオーラを漂わせていた。バンドは1985年デビュー。シングル、アルバム、12インチシングル、ビデオをそれぞれひとつずつリリースし、翌1986年解散。その86年には坂本龍一『未来派野郎』の「大航海 Verso lo schermo」で凄まじいオペラ歌唱を披露した。個人的には、このアルバムは初めて買ったCDソフトで、スクラッチノイズの全くない音(CDだから当たり前)に衝撃を受けたことも記憶に残っている。
下に敷いた左側:アナログアルバム『Cioccolata』
右側:12インチシングル「L'alma Bella ラルマベーラ-美しき魂」
青いの:7インチシングル「Il Cielo Lontano いつか見た青空-日本語版-」
小さいの:アルバム(再発CD):『Cioccolata』
ジャケが全部かのさんのドアップだよ!
その後はCM音楽などの活動を経て、1991年ソロデビュー。真ん中の短冊、7thシングルが多分最大のヒットだろう。
①午前2時のエンジェル 「日本ユニシス」CMソング
作詞・作曲:かの香織、編曲:門倉聡
ソロになってからはバンド時代の「アヴァンギャルド歌姫」のイメージから脱却、どちらかというと「エコ」とか「自然体」といった形容が似合うシンガーへと変身した。タイアップCMはディズニーランドのエレクトリカル・パレードの映像。そんな超ベタな絵にも負けないくらいベタな曲なのだが、改めて聴いてみるとこれが名曲ですわ。タイトルもキャッチー、曲もキャッチー。クリスマスソングではないけど、この季節にぴったり。なんとなく心が離れかけた「彼」との関係修復のため、午前2時にタクシーとばして押しかけてみよう、という内容。「流れ出す ヒカリの街」からのサビがベタだよなーと思いつつグッと来てしまう。いつもながら、コーラスワークも見事。
②アフター5(人生にダイビング) リクルート「ケイコとマナブ」CMソング
作詞:岡田隆・かの香織、作曲:かの香織、編曲:鈴木智文
タイトルとタイアップから察せられるとおり、OLさんの自己研鑚活動についての提言。①とはうってかわってコミカルな歌唱を聴かせる。歌詞は「"cookinng" "computer" "training" "speaking"家につくのはまだ早い」てな感じ。こうして2曲並べると、本人はどう見てもそんな雰囲気じゃないのに、平均的OLのココロを表現する、みたいな需要にこの頃は応えていたのかなと思う。
③①のカラオケ
定価1000円、レンタル落ち100円。
天使に扮したかのさんが麗しいジャケも、なんとなくヒット曲然としていると思ってしまう。
唐突だが、「SWEET BABY」(1997)での直枝さんとの相性もバッチリだった。
下に敷いた左側:アナログアルバム『Cioccolata』
右側:12インチシングル「L'alma Bella ラルマベーラ-美しき魂」
青いの:7インチシングル「Il Cielo Lontano いつか見た青空-日本語版-」
小さいの:アルバム(再発CD):『Cioccolata』
ジャケが全部かのさんのドアップだよ!
その後はCM音楽などの活動を経て、1991年ソロデビュー。真ん中の短冊、7thシングルが多分最大のヒットだろう。
①午前2時のエンジェル 「日本ユニシス」CMソング
作詞・作曲:かの香織、編曲:門倉聡
ソロになってからはバンド時代の「アヴァンギャルド歌姫」のイメージから脱却、どちらかというと「エコ」とか「自然体」といった形容が似合うシンガーへと変身した。タイアップCMはディズニーランドのエレクトリカル・パレードの映像。そんな超ベタな絵にも負けないくらいベタな曲なのだが、改めて聴いてみるとこれが名曲ですわ。タイトルもキャッチー、曲もキャッチー。クリスマスソングではないけど、この季節にぴったり。なんとなく心が離れかけた「彼」との関係修復のため、午前2時にタクシーとばして押しかけてみよう、という内容。「流れ出す ヒカリの街」からのサビがベタだよなーと思いつつグッと来てしまう。いつもながら、コーラスワークも見事。
②アフター5(人生にダイビング) リクルート「ケイコとマナブ」CMソング
作詞:岡田隆・かの香織、作曲:かの香織、編曲:鈴木智文
タイトルとタイアップから察せられるとおり、OLさんの自己研鑚活動についての提言。①とはうってかわってコミカルな歌唱を聴かせる。歌詞は「"cookinng" "computer" "training" "speaking"家につくのはまだ早い」てな感じ。こうして2曲並べると、本人はどう見てもそんな雰囲気じゃないのに、平均的OLのココロを表現する、みたいな需要にこの頃は応えていたのかなと思う。
③①のカラオケ
定価1000円、レンタル落ち100円。
天使に扮したかのさんが麗しいジャケも、なんとなくヒット曲然としていると思ってしまう。
唐突だが、「SWEET BABY」(1997)での直枝さんとの相性もバッチリだった。
「SWEET BABY」での彼女の声がまたグッときますね。
本文では書き忘れましたが『未来派野郎』の「Paloribre」もかのさんの美しい声が聴ける名曲です。
そうそう、「SWEET BABY」昨日聴きましたよ!昨夜のお相手は鈴木桃子さんでしたけど。
僕も当時めちゃめちゃ聴いてました。
直球勝負の名曲揃いなアルバムでしたねぇ。
こういう「良質のポップス」をベタつかせず
キッチリ作るって相当ハードル高いと思うなぁ。
独身同士だったらくっつけたくなるくらいだ(笑)
>こういう「良質のポップス」をベタつかせず
キッチリ作る
なるほど。私はショコラータは入れ込んで聴いていたのですが、ソロはシングルくらいで…申し訳ない。チャンスがあったら聴いてみます。
実は私とpopholicさんは姉と弟のカンケーで(笑)。
いや、私だったらいつでもオケーですよ。
…ナニ言ってんだ(笑)。
しかし楽しいですよね。こうやって逢った事のない
者同士できゃーきゃー盛り上がっちゃってるし。
弟と兄に挟まれ、幸せであります。
ソロ、いいっすよ。是非、聴いてみてください。
もうね、グレノスはじめ、他のブログ見てるとあれも欲しいこれも欲しいで、絞るの大変ですよ。
ザッパも買ってしまいそう…
永遠の末っ子とよばれてますから…
ソロ、僕もオススメしますよ!
それ最高だす。
おお、そんなのがあるんですね。情報ありがとうございます。
カーネーションでいえば『ムサシノep』みたいなことですな。
探してみます!