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中尾ミエのヒット曲と、明菜によるカヴァー。
左、1993年にリリースされた中尾ミエの8㎝。
①片想い
作詞:安井かずみ、作曲・編曲:川口真
オリジナルは槇みちる、1969年。シングルB面曲だったらしい。中尾ミエはこの知られざる名曲を2年後にカヴァー。プロコル・ハルム「青い影」(1967)からの影響がストレートに現れたドラマチックなバラード。オルガンが主役のアレンジもそのまんま過ぎる。分厚いコーラスは荒井由実「翳りゆく部屋」(1976)に影響与えてそう?中尾ミエの堂々とした歌唱は、ぐいぐい攻め込んでくる迫力あり。うん、まあそういう片想いもあるでしょ…
②可愛いベイビー
作詞:Don Stirling、作曲:Bill Nauman、日本語訳詞:漣健児、編曲:東海林修
オリジナルはコニー・フランシス、1961年。日本語ヴァージョンは本家コニーが1962年に歌った。Wikiによれば同じ年に沢リリ子、伊東ゆかりなど6組のシンガーがカヴァーしたようだが、この中尾ミエ盤がぶっちぎりのセールスをあげた。カラッとした声でアメリカンポップスを歌うミエは当時16歳!あまりにもチープなオケにビビるが、この薄いサウンドがミエの歌唱力を際立たせる。男性コーラスもオールディーズぽい味わい。妙なエコーがかかってるように聴こえるところは、ダブルヴォーカルがズレているのだった(わざと?)。
③④カラオケ(非オリジナルカラオケ)
定価1000円、中古で210円。
物憂い表情でカーテンをいじる窓辺のミエ。
右、中森明菜、1994年の28thシングル「片想い・愛撫」(両A面扱い)
①片想い
作詞:安井かずみ、作曲:川口真、編曲:千住明
ストリングス中心のドラムレスサウンドで、プロコル・ハルム度は低め。ミエに比べて線の細い明菜の声が、片想いの切なさを伝える。ヒリヒリ痛いというか、身につまされるというか、ミエとは別方面の迫力あり。
②愛撫
作詞:松本隆、作曲・編曲:小室哲哉
普通はこっちがメイン(1曲目)になりそうな、コムロサウンド。コムロ時代の幕開けといってよい1994年リリースで、どこから聴いてもコムロ節。「絹の靴に金の刺繍糸 濡れた砂を駆け寄る」なんて松本隆らしい詞が扇情的な打ち込みビートに乗る。「Touch Me, Touch Me, Touch Me Through The Night」とシャウトするサビがものすごくコムロ印。この曲は当時の明菜ファンに絶大な人気を博したんだって。ちょっと地味な展開になりかかってた明菜に久々に攻撃的で華やかな曲がキタ!って評価だったのだろう。
③④カラオケ
定価1000円、中古で50円。
ビー玉、おはじきなどが浮遊するイメージ?コンセプトがよくわからないジャケ。裏は着物姿の明菜。
左、1993年にリリースされた中尾ミエの8㎝。
①片想い
作詞:安井かずみ、作曲・編曲:川口真
オリジナルは槇みちる、1969年。シングルB面曲だったらしい。中尾ミエはこの知られざる名曲を2年後にカヴァー。プロコル・ハルム「青い影」(1967)からの影響がストレートに現れたドラマチックなバラード。オルガンが主役のアレンジもそのまんま過ぎる。分厚いコーラスは荒井由実「翳りゆく部屋」(1976)に影響与えてそう?中尾ミエの堂々とした歌唱は、ぐいぐい攻め込んでくる迫力あり。うん、まあそういう片想いもあるでしょ…
②可愛いベイビー
作詞:Don Stirling、作曲:Bill Nauman、日本語訳詞:漣健児、編曲:東海林修
オリジナルはコニー・フランシス、1961年。日本語ヴァージョンは本家コニーが1962年に歌った。Wikiによれば同じ年に沢リリ子、伊東ゆかりなど6組のシンガーがカヴァーしたようだが、この中尾ミエ盤がぶっちぎりのセールスをあげた。カラッとした声でアメリカンポップスを歌うミエは当時16歳!あまりにもチープなオケにビビるが、この薄いサウンドがミエの歌唱力を際立たせる。男性コーラスもオールディーズぽい味わい。妙なエコーがかかってるように聴こえるところは、ダブルヴォーカルがズレているのだった(わざと?)。
③④カラオケ(非オリジナルカラオケ)
定価1000円、中古で210円。
物憂い表情でカーテンをいじる窓辺のミエ。
右、中森明菜、1994年の28thシングル「片想い・愛撫」(両A面扱い)
①片想い
作詞:安井かずみ、作曲:川口真、編曲:千住明
ストリングス中心のドラムレスサウンドで、プロコル・ハルム度は低め。ミエに比べて線の細い明菜の声が、片想いの切なさを伝える。ヒリヒリ痛いというか、身につまされるというか、ミエとは別方面の迫力あり。
②愛撫
作詞:松本隆、作曲・編曲:小室哲哉
普通はこっちがメイン(1曲目)になりそうな、コムロサウンド。コムロ時代の幕開けといってよい1994年リリースで、どこから聴いてもコムロ節。「絹の靴に金の刺繍糸 濡れた砂を駆け寄る」なんて松本隆らしい詞が扇情的な打ち込みビートに乗る。「Touch Me, Touch Me, Touch Me Through The Night」とシャウトするサビがものすごくコムロ印。この曲は当時の明菜ファンに絶大な人気を博したんだって。ちょっと地味な展開になりかかってた明菜に久々に攻撃的で華やかな曲がキタ!って評価だったのだろう。
③④カラオケ
定価1000円、中古で50円。
ビー玉、おはじきなどが浮遊するイメージ?コンセプトがよくわからないジャケ。裏は着物姿の明菜。
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