筒美京平作オリジナル&カヴァー。
「JOY」のオリジナルシングルは1987年なので8㎝時代の前。
1988年の5曲入りコンパクトベスト「Dance Street」に収録された。
①CHA-CHA-CHA
作詞:G. BOIDO、日本語詞:今野雄二、作曲:B. REITON/B. ROSELLINI/F. BALDONI/F. REITON、編曲:戸塚修
石井明美のデビューシングルにして最大のヒット。オリジナルはフィンツィ・コンティーニ(Finzy Kontini)、1985年。車のブレーキ音から入るイントロもオリジナルをなぞっている。チャラいオリジナルをチャラい日本語に移した今野雄二の職人芸は狙いどおりなんだろうけどかなり酷い。「A Virgin気分 CHA CHA」とか凄い。全体に救いようのない軽薄さが支配する曲に、石井明美の生真面目で陰のある声は少々居心地悪そう。「街で噂の 辛くち セクシー・ギャル」を少し離れて見ているようなイメージ。今となってはバブルを彩ったテーマソングとして懐かしく聴ける。
②響きはtu tu
作詞:阿木燿子、作曲:筒美京平、編曲:山川恵津子
2ndシングル。ここから5thまでの4枚、筒美京平作のシングルが続いた。その4枚すべて作詞家が違うのはちょっと珍しいかも。2枚目なので定石どおりヒットしたデビュー作路線を踏襲。チャラ系ダンスサウンドなのだが、筒美-山川ラインの仕事でチャチャチャより品がある仕上がりに。
③Celebration
作詞:松本一起、作曲:筒美京平、編曲:大谷和夫
哀愁の歌謡曲路線。もとはアルバム『Joy』(1987)収録曲で、1993年の11thシングル「あなたらしくいて」のカップリング曲にもなった。サビはカッティング・クルー「愛に抱かれた夜 (I just) died in your arms」(1986)そっくり。
③O LA LA
作詞:N. HACKETT、日本語詞:森浩美、作曲:F. BALDONI/B. ROSELLINI、編曲:戸塚修
これもフィンツィ・コンティーニの日本語カヴァー。デビューアルバム『Mona Lisa』(1986)1曲目に収録されたカリプソナンバー。チャチャチャよりいい。
④JOY
作詞:ちあき哲也、作曲:筒美京平、編曲:戸塚修
4thシングル。マイナーイエイエの3rdシングルを経て、満を持しての名曲キタ!強がって明るく振舞う別れのシーン。「みんな夢でいいの いいの 逢えただけでいいの いいの」のサビの切なさが印象的だが、A~Bメロの明る哀しい展開がさすが筒美先生!と唸る傑作。ダメ男に貢いできたんだろうなと想像させる石井明美の薄幸声が涙を誘う。
定価1500円、中古で550円。
黒でまとめたシックなジャケ。
1998年に近藤千裕がカヴァー。筒美京平作品カヴァーのカップリング。
近藤千裕は1993~1998年に5枚のシングルをリリースしたおそらくピュア8㎝シンガーで、これがラストシングル。
①お別れしましょう
作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平、編曲:信田かずお
オリジナルは朝丘雪路、1972年。夜の歓楽街が似合う酒場音楽。お別れする理由としてサビの最後で歌われる「抱かれて心が動くのは みじめでイヤなの」ってアダルトだな。近藤千裕は粘りつくようなレトロ調の歌唱でこの昭和歌謡を歌いきる。
②JOY
作詞:ちあき哲也、作曲:筒美京平、編曲:戸塚修、ストリングスアレンジ:信田かずお
オリジナルアレンジャー戸塚修がカヴァーも担当し、ほぼ同じアレンジ。もしかして同じオケ?ドラムのエコーは違うけどリミックスレベルの違い。だからというわけではないだろうが近藤さんの歌唱も石井明美そっくり。①とは別人のよう。結果としてわざわざカヴァーした必然性が見つからないほどのシンクロ率。ネタとしてモノマネやってたんじゃないか。
定価1020円、中古で298円。
夜の女風メイクは昭和歌謡のイメージ。
「JOY」のオリジナルシングルは1987年なので8㎝時代の前。
1988年の5曲入りコンパクトベスト「Dance Street」に収録された。
①CHA-CHA-CHA
作詞:G. BOIDO、日本語詞:今野雄二、作曲:B. REITON/B. ROSELLINI/F. BALDONI/F. REITON、編曲:戸塚修
石井明美のデビューシングルにして最大のヒット。オリジナルはフィンツィ・コンティーニ(Finzy Kontini)、1985年。車のブレーキ音から入るイントロもオリジナルをなぞっている。チャラいオリジナルをチャラい日本語に移した今野雄二の職人芸は狙いどおりなんだろうけどかなり酷い。「A Virgin気分 CHA CHA」とか凄い。全体に救いようのない軽薄さが支配する曲に、石井明美の生真面目で陰のある声は少々居心地悪そう。「街で噂の 辛くち セクシー・ギャル」を少し離れて見ているようなイメージ。今となってはバブルを彩ったテーマソングとして懐かしく聴ける。
②響きはtu tu
作詞:阿木燿子、作曲:筒美京平、編曲:山川恵津子
2ndシングル。ここから5thまでの4枚、筒美京平作のシングルが続いた。その4枚すべて作詞家が違うのはちょっと珍しいかも。2枚目なので定石どおりヒットしたデビュー作路線を踏襲。チャラ系ダンスサウンドなのだが、筒美-山川ラインの仕事でチャチャチャより品がある仕上がりに。
③Celebration
作詞:松本一起、作曲:筒美京平、編曲:大谷和夫
哀愁の歌謡曲路線。もとはアルバム『Joy』(1987)収録曲で、1993年の11thシングル「あなたらしくいて」のカップリング曲にもなった。サビはカッティング・クルー「愛に抱かれた夜 (I just) died in your arms」(1986)そっくり。
③O LA LA
作詞:N. HACKETT、日本語詞:森浩美、作曲:F. BALDONI/B. ROSELLINI、編曲:戸塚修
これもフィンツィ・コンティーニの日本語カヴァー。デビューアルバム『Mona Lisa』(1986)1曲目に収録されたカリプソナンバー。チャチャチャよりいい。
④JOY
作詞:ちあき哲也、作曲:筒美京平、編曲:戸塚修
4thシングル。マイナーイエイエの3rdシングルを経て、満を持しての名曲キタ!強がって明るく振舞う別れのシーン。「みんな夢でいいの いいの 逢えただけでいいの いいの」のサビの切なさが印象的だが、A~Bメロの明る哀しい展開がさすが筒美先生!と唸る傑作。ダメ男に貢いできたんだろうなと想像させる石井明美の薄幸声が涙を誘う。
定価1500円、中古で550円。
黒でまとめたシックなジャケ。
1998年に近藤千裕がカヴァー。筒美京平作品カヴァーのカップリング。
近藤千裕は1993~1998年に5枚のシングルをリリースしたおそらくピュア8㎝シンガーで、これがラストシングル。
①お別れしましょう
作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平、編曲:信田かずお
オリジナルは朝丘雪路、1972年。夜の歓楽街が似合う酒場音楽。お別れする理由としてサビの最後で歌われる「抱かれて心が動くのは みじめでイヤなの」ってアダルトだな。近藤千裕は粘りつくようなレトロ調の歌唱でこの昭和歌謡を歌いきる。
②JOY
作詞:ちあき哲也、作曲:筒美京平、編曲:戸塚修、ストリングスアレンジ:信田かずお
オリジナルアレンジャー戸塚修がカヴァーも担当し、ほぼ同じアレンジ。もしかして同じオケ?ドラムのエコーは違うけどリミックスレベルの違い。だからというわけではないだろうが近藤さんの歌唱も石井明美そっくり。①とは別人のよう。結果としてわざわざカヴァーした必然性が見つからないほどのシンクロ率。ネタとしてモノマネやってたんじゃないか。
定価1020円、中古で298円。
夜の女風メイクは昭和歌謡のイメージ。
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