失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「吐息のオペラ」 face featuing vocal / Rie Nakahara 1997年

2016-09-12 | 
中原理恵をフィーチャーしたシングル。Produced by 森岡賢

face=森岡賢+中原理恵ということでいいのかな?

①吐息のオペラ
作詞:森雪之丞、作曲:OGAWA、編曲:森岡賢
1978年松本・筒美コンビによる「東京ららばい」でデビュー。デビュー曲が最大のヒットではあったが、その後もコンスタントに音楽活動を続けた。大瀧詠一作「風が吹いたら恋もうけ」(1982)などコミカルサイドもヒットには結びつかず、かしぶち哲郎作「私小説」(1985)を最後に音楽活動は休止状態に。シンガーとしてはじつに12年の沈黙を破って発表されたのがこのシングル。攻撃的な打ち込みビートにアダルトムードの理恵さんのヴォーカル。アレンジは90年代なのに漂う昭和感は理恵さんの声のせいか、歌謡曲的メロディのせいか。

②嵐 (unplugged piano mix)
作詞:西尾佐栄子、作曲:OGAWA、編曲:Little Nino Bang Productions
ジャジーでラウンジーなピアノをバックに、せつなく声をふりしぼる理恵さん。こちらのほうが昭和歌謡声の魅力が活きている。リミックスぽい表記だが、他のヴァージョンが存在するのか不明。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で100円。
写真は加工されて分かりづらいし、名前も小さくローマ字表記だけなので「中原理恵」の知名度に頼りたくなかったのかな。結局このプロジェクトはシングル1枚で終了し、以降シンガー中原理恵は休業。すでに芸能界を引退しているので、最後の作品になった。


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