Royal Canadian Air Force
Fairchild CC-119 Flying Boxcar
カナダ空軍輸送機/救難捜索機CC-119
イタレリ 1/72+Leading Eageデカール
フェアチャイルドC-119(カナダ記号はCC-119)フライングボックスカーは、一回り小さいディズニーのマンガ
にでも出てきそうなC-82パケットから開発された輸送機で、最初のC-119は1947年11月に初飛行を行い、
1955年に生産が終了するまでに、1,100を超えるC-119が製造されました。その貨車に翼を付けたような外観は、
「フライングボックスカー」というニックネームになりました。
補助動力として背中にジェットエンジンをポット式に搭載した機体や、退役した機体を消防機として使われた
機体もあるので、バリエーションは面白いかも・・・・
イタレリのキットは各採用国のデカールが複数設定された豪華版(古くてもちゃんと使えるデカールです)で、
当初はイタリア空軍で完成させるつもりでした。
いつもの模型店で、好きなカエデマークとちょっとしたレドームパーツ付きのデカールを見つけ、あっさりイタリア空軍を
やめました。 塗装はカナダ空軍の独特の矢印マークと各翼端に塗られたインシグニアレッドでまぁ一番派手です。
カナダでは救難捜索機としても使われていたようです。
組み立て中にヤスリをかけると、プラがささくれ立ってカサブタのように薄く剥がれ落ちてくる箇所が何か所もあって
頭の痛いトラブルになりました。 何か射出成型製造上の不都合でしょうか、ぼぼ同時期に作ったイタレリの
1/48C-130でも同じような現象があって、なんだろうな~・・・・・元がESCIだからなのか??
トラブル箇所にラッカーパテや瞬間接着剤などで、抑えつけておいても、塗装の溶剤で捲れてくる箇所もあったりして
大変でした。
C-119は飛行中には後部カーゴドアを開くことが出来ませんので、大物物量投下するときは、ドアを取り外します。
ここが、ちょっと近代の輸送機らしからぬところで、折角首輪式にして、高翼にして、搬入口を低くして荷物を水平
ローディングできるようにしたのに・・・・と言ったところですが、外して飛べれば問題ない時代だったようです。