葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

クリプス打開案

2010-09-11 22:33:44 | クリプタンサス
クリプタンサスの「クリプス」です。

夏だろうと冬だろうと、七咲ファミリーが泡を食って右往左往している中、
一人(鉢)泰然自若なクリプス。

あまりにも「泰然」としすぎていて、その存在を七咲に忘れられがちなクリプス。

いや、さすがに潅水を忘れたりはしませんが、
唯一のコミュニケーションである潅水時でさえも、「自若」がすぎて、クリプス本人ばかりか

七咲でさせも心を動じさせないクリプス。

そこがイイ、といえばいいけれど、居なくても気がつかないといえば気がつかないような…(汗)




  

そうなんです。
七咲ファミリーの水やりの時には、大概、あれこれ(脳内で)話しかけて、
容姿に気を配って、体調を気にかけて、と交流するものなんですが、クリプスに限っては

全く心が動きません。

別に可愛くないとは言わないし、決して「いなくてもいい」とは思わないけれども。

なんだろうなあ、この空気のような存在感。長年連れ添った証なのかなあ。
(といえるほど連れ添った実績もないが)

そんなクリプスと、何とか交流しようと眺めていて
(というか、夏のレクイエムで折れた心を何とかしてくれないかなクリプス。と他力本願丸出しで)







上から横から斜めから、眺めまくっているのに、

何ひとつ心が動かないぜクリプス!!



と、別の意味で動揺したので、ちょっとベランダに出してみたクリプス。

そのまましばらく見守っていたものの、やっぱり何一つ思う事がなかったので
どうしてこんなにもクリプスには無で居られるのか、という事を考えてみる。
(それ現実逃避!)

思うに。

クリプスは個ではなく集団である。

個に対しては可なり不可なり、個としての感想を抱けるものの
集団に対して、あれこれと、とやかく口出ししようとは思わないんじゃないかな。

たとえば。
一人の芸能人については何かしら情報を得られ、それなりに感じることはあるものの
「芸能人」というくくりで、何かを考えることって、そうそうないじゃないか。

あ、小学生、でもいい。

近所の誰々はやんちゃだねえ、とか、礼儀正しいねえ、とか思っていても
小学校の校庭に集っている小学生の塊を見て、それに対して感情的になることはない。
せいぜい、「ああ体育の時間かな」程度じゃないだろうか。

そういうことなんじゃないかな!!

と、思ったので、クリプス戦隊を戦隊物としてひとくくりにするのではなく
単体のヒーローものとして個々にばらしてみよう。もう鉢も窮屈そうだし。
(もう鉢も窮屈そうだし←こっちのほうが大問題じゃないのか?)
と試みる。

…試みて、愕然とする七咲。


ぬ、抜けねえーっ!!クリプスが抜けねえよ!


って、なんでだよ!

売り場に居た時は、あんなにもコロコロ転がって鉢から脱走しては
あたふたする七咲を陰から覗き見て、優越感を味わっていたんじゃないのか!(←被害妄想)

七咲家に定住してからも水やりのたびに土から浮いて鉢から落ちては
七咲の同情を鼻で笑って、「自由気ままな風来坊」を気取っていたじゃないか!(←以下同文)

なんてこった。

クリプスは個にあらず。

これがいわゆる、一にして多、多にして一、というあれだろうか…。

(若き日に、「子供が産まれたら『一多』って名前つけるんだ~」とかほざいていた記憶が蘇る)




  

個にあらず、と言われて(いや、言ったのは七咲ですけども)引き下がるわけにはいくまい!

全ては、クリプスの脱!泰然自若計画の為に!

というわけで、一番若くて抜けそうな子を土から抜いてみました。
そして、宇宙の木がいた鉢に植えてみる。



オリヅルランみたい…

と、やや、うろたえる。
(あれ?!うろたえる、って漢字ないの?変換できませんよ?いや、書けって云われても書けませんが?)

宇宙の木が去った空洞を埋めあわせるために引っこ抜かれた「クリプス(個)」だから
なお申し訳なく思うのか否か。

いやいやいや、これでクリプス(個)の成長が日々手に取るようにわかって愛着もわけば、
一にして多、多にして一、を退ける、「newクリプス」が七咲ファミリーに誕生するわけですよ!

というわけで、このチビにはとても期待しているのですが。

命名「一多」とするも、つい「ツルちゃん」と呼んでしまいそうな程、オリヅルランなクリプスでした。

 

クリプタンサス

2009-10-13 21:37:44 | クリプタンサス

横から見ると、「わっしょーい!」って、大はしゃぎな感じのクリプ。

 

お店で世話していた頃は、

異様な方向に手間がかかり(何度でも懲りない逃亡癖)、

手間がかかるわりには人気が無く(常に売れない下積み生活)

人気がないのに手を尽くしてやってもあっさり枯れて(淡白人生)

本当に、コイツとだけは仲良くなれないな

と、思っていたものですが、…不思議なこともあるものです。

 

七咲ファミリーになった今、純粋に仲良く、いとおしいです。

 

 

  

という、冒頭の美談のまま記事を突き進めようと構想していたところ

朝方、水をやろうと鉢を奥座敷から取り出して、目が点になりました。

ゴレンジャーのはずなのに、1名足りないぜ!?

(注:5株あるはずなのに、4株しか見当たらない)

 

おおい、なんでやねん!(焦)

と、慌てふためき、這いつくばってスチールラックの下を捜索。

ゴレンジャーのピンクは、かつて店で良く見た光景で、

ほこりにまみれて床に転がっておりました。

 

いつから転がっていたんだ、ピンク!つーか、ピンクは2名いるんだけど。

あ。

よもや、もう一人のピンクと「ピンク」の座を争って、負けたのかお前。

しかたがないな。じゃあお前は今から、ショッキングピンクだ!

(ショックな事件だっただけに)

 

とか言いながら、埋め直す。

 

埋め直すものの、浅鉢なので、ちょっと掘り返すともう底石にぶちあたる。

抜けないように深く埋め直すのが無理!

というか、こんな浅~い鉢になんで底石を敷いているのか、七咲。

いらんだろう!底石!!

こういうのも浅墓、っていうのかな。

 

まあ過ぎた過去はいちいち詮索しない。振り返るけど、詮索はしない。

 

ともかく、

また抜けそうな不安を抱えたまま、ショッキングピンクを土にツッコミ、

何事もなかったかのように水をやる。

ちっとも根っこが育ってなくて、ぐらぐらしている。…だめだこりゃ。

まあ今まで抜けなかったことが不思議なくらいだ。大目に見よう。(何が)

 

と、寛大なふりをしてますが、単に対抗策を思いつかなかっただけです。

お店にいたころからちっとも進展しない、クリプタンサスの逃亡癖。

(追いつ追われつ。親父は威厳を示した。それだけ。by.ニューエストモデル)

 

本当は、ブレコをテラリウム仕立てにしようとするまえの段階で

クリプをテラリウム仕立てにしようかとも思ったのです。

(お店での対抗策はそれだった)

 

しかし、こんな軽い煉瓦じゃ絶対、コロコロ転がりまくるのは目に見えている!

まあテラリウムなら転がっても痛手にはなるまい、という配慮なのですが

 

クリプには痛手ではなくとも、見栄え悪くコロコロ転がっていると

絶対!七咲が電光石火の勢いでキレる!!(ド短気)

切れてガラスをかち割るかもしれんしな…

 

と、己の狭量さを知っている身の上で、クリプのテラリウムを諦めました。

 

お店では散々、テラリウム仕立てにしてクリプタンサスを売りまくってきましたが

今、あの子たちはどうなっているのでしょうか。

そこが、ものすご~く、気になって気になって、気になって仕方ないです。

 

 

  

ショッキングピンクが転がっていたのは、カーテンの開け閉めで

夏に成長して、無駄に伸びた葉が秋に引っ掛かった模様。

対抗策として、奥座敷から気持ち手前に配置し直す。

 

クリプタンサスは根が育つのが遅いです。

まあエアプランツと同類なので、岩にしがみつくことこそが本望、って

感じなのかもしれませんが。

(こんなスカスカの土じゃ頼りなさ過ぎて、しがみつく気にもならないぜ!て事?)

 

そういうわけで、コロコロ転がるクリプですが、

もう一点、転がる要素があります。

 

新芽がもろい!!

 

結構、頻繁に葉と葉の間から新芽、というか新しい株が出てきますが

それが、ちょっとしたはずみに、ポロリととれます。

どんだけ根性ないんだよ!!

と、初めの頃はオロオロしましたが、

とれた新芽は、

その辺に転がしているだけで、水分さえ与えておけば(葉水なんかで)

勝手に独り立ちします。

 

最近では

まあ、種まきみたいなもんか。

と、容認できるようになりました。

 

おかげで、今、大きい株4、ちっこい株5、という構成になっていて

ジャッカー電撃隊(大株)とゴレンジャー(ミニ株)がそろっているようなものです。

(総勢9株)

そんな感じで、どんどん増えていくヒーロー戦隊。

もう鉢が手狭で手狭で仕方ありません。

わびさびもあったもんじゃないです。

(戦隊とか言ってる時点でわびさびとは無縁だが)

 

そんな感じだったので、

ピンセットでちんまい子たちをちゃんと隙間に埋め直していると

(ていうか、ちゃんと別の鉢に埋め直してやりなさいよ、って話ですが)

ジャッカー電撃隊(大株)のピンクが、根元から折れてしまいました。

 

うおお!ジーザス!!

 

ちんまい子には慣れていても、こんな大きい株の独り立ちは見たことない!

やがて枯れることを覚悟して、土に挿す。

やはり一つの戦隊にピンクは二人いられない運命だったんだな…。

ヒーローの世界も世知辛いものだ。

 

という事件が起こったのが、今年の春。

 

そう、この折れたピンクは、今の記事の、ショッキングピンクです!

 

つまり。

春先に不慮の事故で折れ、折れたが為に根がなく、

夏の間では十分に根は張らず、張ってないが為に、

秋のカーテンの開け閉め時に布地に引っ掛かって、土から抜け、

床に転がされてしまっていた。

という次第でございます。

 

…なんと。

 

諸悪の根源は、七咲かッ!!!

 (…まあショッカーという称号も甘んじて受けまするよ)

 

ええ。

そんな感じで、大株もぜーんぜんへっちゃらで自立しますので。

お店で残っていたら、お♪と思われた方はどうぞそのままレジまでお持ちください。

面白い戦隊になること、請け合い!です。

あ。戦隊に興味が無い方は、韓流グループとかロックグループとか、変幻自在!

愛着わいて、育てるのが楽しくなりますヨ。多分。…ええ、多分。

 

 

 

クリプタンサスの過去記事

2009年8月 ・・・こんな立派なクリプタンサス見たことない(七咲比)

2009年5月・・・七咲が初めてショッカーと呼ばれた日


クリプタンサス

2009-08-24 07:17:01 | クリプタンサス

お店にいた頃は、不人気のあまりどんどん枯れて、

どんとん小さくなっていくクリプタンサス(七咲が枯れた葉を切っちゃうから)

でしたが

今、我が家で旺盛に勢力を伸ばしております。

こんなクリプスみたことない!!

…元ダメダメ店員の叫びです。

 

 

  

4月に鉢植えにしたクリプスはこんな感じでしたが

4か月を経て、今こんな感じです。

葉が、めっさ上に伸びてます!!

クリプスの葉は、平べったく重なっていくものだと思っていたので

ちょっと驚き!

この先、グズマニアの花みたいになったら面白いな、と思っているのですが

どうでしょう、邪道でしょうか。

 

というのも。

図書館で立ち読みした本に、

「クリプタンサスは湿潤を好む」という記述があって

なんですとー?!(初耳)

という驚きとともに、半信半疑、徐々に湿潤環境に移行。

 

並行して、アナナス類の育成方法も続行。

(この際、試せるものはなんでも試してみよう)

「葉が重なり合って形成している筒の中に水をためる」

という、あの方法でございます。

 

クリプスはそれほど筒状ではないのですが(平べったいので)

この「筒に水をためる」、を試行しだしてから、

葉が立ち上がってきたような気がします。

そうか、溜めて欲しいのか。

と、一方的に意を酌んで、成長期に限りこの方法で突き進んでみます。

(冬は駄目ですよ、冬はネ)

 

 

  

クリプタンサスはアナナス類。

その仲間に、パイナップル!

なんとなく多肉のような気がして葉には水をかけずに世話をしていた大昔。

しかし普通の子たちを同じように水やりをすると、

根っこが腐る…

ということに気がついてからは、水やりよりも葉水に力入れてました。

 

それでもお店の乾燥状態には勝てず、どんどん荒れていくので

もう試行錯誤はやめだ!!

荒れる前に買ってもらって!

と言わんばかりに、入荷したら片っ端からアレンジして売り飛ばしていました。

(全国の店員様、おしゃれにアレンジすると売れますヨ)

 

だからか、クリプスが成長していくところは見なかったのですが、

まさか自分の子が成長するとは夢にも思いませんでした!(断言)

 

昔、(自分の店で)あんなに枯れたのに。

そして、今(よその店で)あんなに枯れているのに…。

(全国の店員様、湿潤です。湿潤ですよ!)

 

 

クリプスの過去記事

2009年4月…そうそう。ちゃんとしよう!を合言葉に頑張ってきましたヨ


クリプタンサスの土植え

2009-04-22 08:12:39 | クリプタンサス

 

我が家のクリプスは、このように別居中です。

本宅(左)が手狭になってきたので独立できる子は別宅(右)へ。

そして、せっかく別居するなら、本宅とは違った趣向で育ててみよう!

という動機で、根っこのはってない子を2株、

冬の間、ハイドロで育成していました。

本宅がココクリプス(ココポットIN)、別宅がドロクリプス(ハイドロIN)。

しかしその、ドロクリプスという名前が良くなかったのか、

ココクリプスが春になってピンクになってきたのに対し、

ドロクリプスは春になって枯れてきましたので(汗)

ドロクリプスを、土植えに戻します。

気まぐれにあっちに行かされたり、こっちに行かされたり…

なにかと転勤の多い職場のようです。ご苦労様です。

 

  

七咲は、就職するなら転勤の多い職場が良いな、と常々思っていましたが

(どうせ一度きりの人生なら根なし草のように日本中を転々としたかった)

それに反して、今のところ、住まいが大阪を出た事はありません。

そんな憧れをクリプスに託したわけではないのですが、

ドロには3回目のお引っ越し。

植え替えではなく単なる移動で、これだけ翻弄されるのも

根っこが育ってない気安さのせいでしょうか。(まさに根なし草)

ハイドロから抜くと、ご覧のとおりの根なし草状態。

いや、冬の間に根を張れ、というのも無茶ぶりなのでそれはいいとして、

常に水を入れっぱなしの環境で、ちょっと腐りかけ?

下の方はべろんべろんになっていたので、その部分を排除して

無理やり土に植え直す。

(乾かした方が良かったかも。今、冷静に思う…いつでも後の祭り)

それから、ココクリプスの方も一緒に植える事に決定。

もう住居のココポットがばらけそう。(だってあれ所詮仮住まい用だもの)

風が吹いてもオオカミが来てもいいように、

「わらのおうち」から、「レンガのおうち」にしよう。

ちゃんとしよう。(この春の標語)

こっちはココクリプスの方。

さすがに根っこは育っていました。

育ってはいたのですが、浅い鉢の方がいいのでは?

と、根の少なさから、排水性を考慮して、浅い鉢に植え直しました。

別居状態だったクリプス一家が、新居にお引っ越し完了!!

感無量。

鉢が良いと、クリプスまでよく見える!(七咲には雑草にしか見えないクリプス達)

すばらしいなあ、ちゃんとする、って。

 

  

鉢が良いと、…って、これも100均です。セリアさんで購入。

本当は、ガジュマルの盆鉢にしたくて買ったのですが、

ガジュは今別の鉢で挿し木中なので、

いいやもう、先にクリプス入居しちゃいなよ。

ってことになりました。

(この盆鉢で挿し木するには、あまりにもたくさんできすぎた!!)

(これじゃ盆栽じゃなくて密林だ!!とゲンナリすることしばし)

 

まあガジュには、また改めて見つくろってくるとして。

クリプスの「一斉お引っ越し」を決意したのは、新しく手に入れた本の為。

(「観葉植物 尾崎章著 西東社」)

そこに、アナナス類、としてクリプタンサスが載っていました。

チランジアと一緒に。

今まで、クリプタンサス=パイナップル、という印象が強かったのですが、

これを見て七咲の脳は、クリプタンサス=エアプランツ、になってしまいました。

エアプランツ。

といえば、あれですよ。

洗濯ばさみで天井から吊るされたり、画鋲で壁に飾られたりする、

脅威のオブジェ植物。(個人的に)

そうか、あれと仲間か…、あれと…。

と、そのページに釘付け。

惜しむらくは、アナナス類を総まとめで紹介しているので、

クリプスの詳細は品種の紹介に留まるのですが、

小型のアナナス!ということで理解していいんだよな?と解釈。

これはクリプスの中心から小株が3つ出てきた所ですが、

この筒の部分に水を溜めて生活する、と解釈。

根っこは体を支える程度らしい。と解釈。

ふむふむ。

いままでパイナップルを育てるような気持ちで接していましたが、

これからはオブジェを育てる気持ちで、接してみようと思います。

水やりを控え目、排水重視、霧吹きで水分補給

こんな感じで様子を見て、枯れない程度に成長してくれるのを期待します!

 

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セロにアブラムシっぽい黒つぶつぶ発見!ああああ

 

クリプスの過去記事はコチラ 

2009年冬・・・クリプス一家、別居します編

2008年秋・・・クリプスがてんこもりやってきた!編

 

お店の過去記事はコチラ 

クリプタンサス勢ぞろい編・・・人生色々、色も色々、色々あったね僕たちは

クリプタンサス紹介編・・・海藻かと思わせるその容姿に翻弄されていた過去


クリプタンサスの冬

2009-02-06 20:15:15 | クリプタンサス

ベランダに一鉢取り残されるクリプス。

寒々しい光景に憐れと思ってしまう七咲的判断で、室内へ。

「仲良くしてもらえそうな子」の隣に、配置するのに気をつかいまくって3日。

(三日間に、こっちの方が…、いやいややっぱここが…、と移動しまくる)

ようやく、隅っこの方に落ち着きました。

めでたし、めでたし。か?

 

   

「入れてください2」の記事でアイビンと喧嘩したから。

ってわけでもないですが、アイビンとは距離を置きまして、

ラックの下段、窓側の方に居ます。

ベランダにいたくらいだから、少々寒くても構うもんか。

という配慮(?)で、パンプキンの中に。

(もうパンプキンをしまう事無く来年のハロウィンが来る予定)

 

しかし窓側は、「えらくヒヤイ(寒いというよりヒヤイ)」ということで

大不評(葉っぱちゃんたちに)なのは至極当然なのですが、

それに加えて、「七咲の目が届かない」という環境でも不評です。

(ラックを導入した当初から、窓側に並べられた子たちから不平不満が続出)

(いつしか「奥座敷」と呼ばれ誰も立ち入らない禁域になったそうな)

 

それを見事に裏付ける、クリプスの顔面蒼白化!

あれ?!

ピンクだった子はどこ?!どいつだった?!

と、今日、久々に撮影のため、奥座敷からクリプスにお出まし頂いて

七咲、大ショック!

10月頃(一番上の写真)までは確かに、ほのかにピンクだった葉っぱが

完全に色が抜け落ちて、まっちろに!

 

店員だった頃から

「この白いのとピンクのは同じ種類ですか?」

と聞かれる度に窮していた謎が、今更明らかに!(←ここが大ショック)

もう売り場には届かないでしょうけども、ここで叫んでおきます。

同じ子でしたー!!

・・・なーんだ、同じ子だったんだ。やれやれ。

 

って、「やれやれ」じゃないよ!

枯れてるよ!!

と、今度こそ本当に、七咲大ショック!!

 

クリプタンサスは、売場で世話をしていた時から、

土からころころころころ抜けて転がる困ったちゃんでしたが

(お店の過去記事はコチラ、とコチラ

それが何と今でも健在!(これもいわゆる、三つ子の魂百まで!?)

土から抜け出てじゃじゃじゃじゃーん♪(by.ハクション大魔王)

って感じで、枯れている子は土から抜けて、宙に浮いていました。

何かを悟り瞑想のあまり仙人化し空中で魂消たというかなんというか・・・

いや、七咲が普通に毎日目をかけていれば

こんな事にはならなかったというか。がふっ。

 

まあ今更言っても仕方がないので(クリプスとは結構ドライな関係)

撮影を中断して、クリプスの手直し。

枯れていた2株は手の施しようがないと解ったので、あっさり合掌。

比較的、救いようがあると思った2株は散髪してハイドロに移動。

根が全然ないので、土に植えてもどうせまた抜けるだろうと踏んで、

先日までバッキーがいた場所にお引っ越しです。

(頼むぜバッキー!この困ったちゃんが飛び出ないように見守ってくれ!)

残り3株はしっかり根が張っていたので、

まあ(目を離さなければ)ここで大丈夫だろう、と元居た場所へ。

 

そんなこんなで、クリプスは鉢組とハイドロ組に分裂して

春を待ちます。

果たして春とともにピンクになるや否や?!

 

  

ハイドロ組。

こっちは炬燵の上にいるので、抜けでないように目を光らせられます。

 

いやもう、クリプスにとっては

室内に移動してきて大誤算!

 

ベランダにいた時は、「絶対目を離しませんよ!」と

朝晩朝晩、

あたしゃ洗濯物を取り込むのを忘れても、

アイビンとクリプスの状態を見るのは忘れなかったさ!

(いや、アイビンとクリプス見た時に素直に取り込んでおきなさいよ)

と言えるくらい目を光らせていたのだから、

今よりずっと良かったような気がしないでもないのですが

まあ、これを機に、度々奥座敷からお出まし頂くことにします。(反省)


兵どもが夢の跡④

2008-12-26 13:45:14 | クリプタンサス

続きまして、「なぜか延命七咲ファミリー予備軍」です。

ここはミニ七咲農場。

お店で枯れ木になった子をまとめて面倒見る、最終救急救命室。

そう、こう見えて廃棄処分の塊です。

 

 

■ ■ ■

 

そんな塊は、クリプタンサス。

愛称はクリプス。が、てんこもりなので、メニークリプスざます~。

・・・クリスマス終わったこの時期にかなり苦しい空耳アワー。

(どっちもはずしてますよ・・・)

 

クリプスは本当に、鉢からころころころころ・・・・・・・・、

いくらおむすびでもそんなに転がらないだろうよ!

と言いたくなるほど、鉢からころころ転がっては枯れていく子でした。

 

根っこがほとんど成長しておらず、土が乾いた時を狙って飛び出す。

飛び出したら最後、棚の隅っ子やら床の端っこやらで、屍と化す運命なのに

それでも飛び出す。なんでだ。青春だからか。

 

空家と化した鉢を見ては、床に這いつくばってクリプスを捜索する日々。

捜索願いを出すのも七咲なら、捜索するのも七咲。

むなしい独り芝居とはこの事よ・・・。クリプス本人どこ吹く風だしな。

 

という恨み辛みがたまって、逆に愛情を芽生えさせてしまうパターンの子でした。

(既出ですが最近は改善されたようなのでご安心を)

 

そんなこんなで愛情が芽生えただけに、干からびた昆布のような体でも

棄てるのが忍びなく、なんとか根が出れば…、と思い土に挿しましたが

(この、ごっちゃ煮状態でお解りかと思われますけども)

 

救命させる気ナッシング!!

 

雑草です。雑草が自力で生えております。

植物園で、岩山に密集してうねっているクリプスを見てから、どうもこいつらは

 

雑草だ。

 

という感がぬぐえず、七咲家のベランダでそのような扱いです。

(これが退職という事。生還させる使命がないのでどうにも本腰が入らない)

 

なのに、秋から今現在、自力で生き延びている。

凄い。凄いよ、君たち。

しかし、その凄さを、何故!店に居る時に活かさなかったのか!!

 

極限まで切羽詰まらないと、生きる根性が出せない所に、

なんとなく七咲と同類の匂いを感じ、

自力でこの冬を無事越えてくれたら、七咲ファミリーとして認定します。

仕方ないので。ハイ。

 

 

■ ■ ■

 

現在クリプス6人家族です。

うちしっかり根付いているのは2、あとの4は相変わらず根も出さず、

鉢の上でコロコロしております。コロ太、って呼ぶぞ、これから。

 

葉っぱの上から、じょ~っと水をかけられて、その水分だけで

生きているようなものです。

いや、生きているのかどうか確証はないのですが(枯れた葉もそこここにあるし)。

 

咲くやこの花館のクリプスのようになるのかと思うと、

今一つ、どうしてやったらいいのか悩みます。

 

 

これが咲くやこの花館のクリプス。

 

 

 

ウチの子の今の状態とあまり変わりないか・・・。