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シンクの水道横、脳内イメージ「泉の畔」でなんとか冬を乗り切ってくれた
アジアンタムのター坊です。
ター坊は、冬を2回経験しましたが、寒さにはさほど弱い感じはしないです。
冬でも湿潤さえ足りていれば、そこそこ新芽が出てきます。
(ただ、やはり冬なので、出るだけ出て、大きくなる前に枯れちゃうのですが)
それでもなんとか2月からの暖かい日を狙って芽を出し、
生き残ったチビ達がそこそこ見栄え良く写真に写っているので
わりと元気そうに見えるでしょうか?
七咲的には、これくらいでももう感極まるほど。
「よくやった!!」とター坊に、越冬栄誉賞をあげたいくらいです。
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今年も冬の間に、ター坊が葉の裏に胞子を付けました。
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去年はこれが胞子だと知らなくて、枯れかかってるのか?!(冬だけに)と
一人で勝手に、無駄に危機感を高めていたのですが、今年は大丈夫。
アジアンタムを胞子で殖やす方法を書いてあった本を読んだので
これが胞子だとわかりました。
図書館で借りた本なのでタイトルが解りません。ごめんなさい。
(遠い中央図書館なので時間があれば探してきてタイトル載せますネ)
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大きい葉っぱの裏側に、いっぱいの胞子が付いています。
これを蒔いて殖やす方法を読んだので、
春になったらやってみよう♪
と、ター坊と一緒にウキウキ春を待っていたわけですよ、ええ。
だって今、枝を切って胞子をとり出したら、枯れてもいないのに
ター坊が五分刈りみたいになってしまうではありませんか!!
(「理科の実験」的な七咲の戯れなので五分刈りにしてまで行わなくてもいい所業。
・・・ただでさえ枝が5~6本くらいしかないのに)
そういうわけで、
せめて春になって新芽が大きくなってから古い枝を切って胞子を取り出そう。
という計画が水面下で停滞中、野望の中では進行中、だったこの冬!
じりじりと待つに待つこと、ようやく3月!
薄い色の枝が、この春咲きに大きくなった枝です。今3本ほど。
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春先はやはり勢いが違います。
くるくるのゼンマイみたいな新芽も、枯れる事無くちゃんと大きくなる!
(冬の新芽は大きくなってもくるくるしたまま枯れるか開いてから枯れる)
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太さも、毛の生え具合も、頼りなげな見かけだった冬とは格段に違います。
こいつは大物になるぜ!
と、親ばか風に安心して見ていられる、ってものです。
もう少し増えたら胞子計画を実行するぜター坊!!と、気合を入れる。
何気にやる気です!
ベランダで日光浴させながら、どの枝がいい胞子のつき具合かな?
(素人なので良い胞子も悪い胞子も解りませんけども、まあ雰囲気だけ)
と、枝を物色していて、有りえないアクシデント発生!!
胞子が全部いなくなっちゃったぜー!?
しまったー!それは考えなかったー!!(大ショック)
そういや風の谷でも腐海の植物が胞子を飛ばしまくっていた!
子孫繁栄のためには、そりゃ胞子だって飛ぶさ!
流し台に着地して流されようとも、ター坊的には関係なく、飛ぶさー!
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と、早くも計画につまずいた感がありますが
何とか、2本ほど、かろうじて胞子が残っている枝を発見。
良い胞子も悪い胞子もなく、問答無用で切り取る。
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そんなに胞子で殖やしたいもんかねえ?
・・・ハイ、殖やしたいっす。
しょーがねーなー、ター坊、ちょっと戯れに付き合ってやってくんな。(誰だ)
合点!おやすいごようだ!(・・・誰だよ)
とかなんとか、一人で楽しくツッコミつつ枝を切って、
ついでに枯れかけた葉っぱをマメに刈り取りながら、他の枝を見れば、
なにやら白いもの発見。
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これは、胞子になる前なのか、それとも力尽きてまっちろになってるのか。
解らなかったけど、枝自体が枯れかかっていたので切り取る。
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あちこち、ちまちま刈り取られてちょっと小さくなってしまったター坊。
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そして、これが刈り取った胞子着きの枝。黒いのと、白いの。
こうしてビニール袋に入れて、枝を乾燥させて、胞子を袋に落とす。
らしいです。
落とした胞子を土に蒔いて、鉢をビニールで覆う。
らしいです。
湿度を保ちながら、うまくいけば2~3か月で芽が出る。
らしいです。
ぬあー、気の長い話だなあ、こりゃ!!
2~3か月もホッタラカシにしてたら(ほったらかせとは書いてない)
ホッタラカシにしてた事も忘れそうじゃないですか?
・・・でも大丈夫。
10年前の山口旅行を、「こないだ行った時にはさあ・・・」と話しだし
周囲を煙に巻いたことも混乱させたこともある。
10年ひと昔を、「こないだ」と云える気の長さです。
その気の長さが、吉と出るか凶と出るか。
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解りませんが、とりあえず陰干ししてます。
神棚みたいになっちゃってますが。
陰干しして、まず思った事。
・・・陰干ししてる事を忘れそうだ。
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↑に登録されてるかどうか確認しに行ってきました。今250位になってました。
早速押してくださった皆様!有難うございます!!(正直、ランク外じゃなくて嬉し泣きです)