植物のある暮らしが理想だけど、上手に育てられない。
どうして枯れるのか分からない。
という悩みを持つなら、妖怪「草木枯らし」のお仲間です。こんにちは。
育てる知識、技術云々は最低限のレベルを守っている。
なのになぜか枯れる。
なら、それはもう相性です。
人と人に超えられない相性があるように、人と植物にも
「好きなのに合わない」というものが存在します。
犬は人につく、猫は家につく
という言葉がありますよね。
植物も、「家につく」のほうに分類できます。
育てる知識、技術は向上しても、家の環境を植物にあわせて変えるのは
至難の業です。
環境を変えられないなら、そこは泣く泣くあきらめましょう?
今生で結ばれるべき運命になかったのです。
つれないかもしれませんが、その子とは
生まれ変わって、来世で思いを添い遂げるような気分で
他に相性のいい子を探しましょう!
失恋になく乙女を励ますようだ・・・。
世の中に男は星の数ほどいる!
世の中に植物は星の数ほどいる!
必ず添い遂げられる植物が、この先現れる!
君にぴったりの男が現れるさ!
みたいな・・・。
実は、私はパキラが大好きなのですが、過去2回枯らしました。
3回目は、葉が落ちた瞬間に「救済なら今のうちだ!」
と、実家の母に託しました。
植木鉢に鉛筆を突き立てたような姿の植物(なんだかわからない)を
託された母もいい迷惑でしょう。
が、パキラは見事、復活しました。
見違えるほど立派になりました。店で2980円くらいで売ってそうな程に。
・・・私より、母との方が相性がよかったようで・・・。
そうかい。そんなら、そこで生き延び幸せを掴むがいいさ。
おいらは、潔く身をひくぜ。あばよ。(鼻声)
と、愛しいパキラとの別離を胸に、別の木を購入。育成。大成功!
これが私の園芸生活を変えたと言ってもいい。
愛に盲目になっていたのに、他の子の愛で目が覚めた!って感じです。
相性を悟って、身を引くのも
とことん愛を貫いて、結ばれない運命を変えるのも(ミラクル!)
人間関係にも似て面白いでしょ?
植物との暮らしは、絶えず、交流することで続いていくのです。
ずっと。