葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

ペペロミア

2008-11-28 08:29:48 | 100均観葉図鑑「は」

 

ペペロミアの花です~。

花がついた状態で入荷したのは、これ一回こっきり。

逃さず撮れて良かった。ペペロミアは長い間(私にとっては)育てていましたが

花を見たのはこれが初めてでしたもので。

なんじゃこりゃー!!でしたけども(笑)、見慣れると、ミミズみたいで可愛い♪

 

とはいえ、写真撮るのだけは向上しませんな。

右のアップが、全然アップじゃない…。(左とサイズ変わらないし)

 

 

■ ■ ■

 

折角なので、ペペロミア一族を一堂に会してみましょう~。

(単なる同窓会と化しててすみませぬ)

 

 

まず、「ペペロミア」のネームプレートで入荷する子たち。

 

ペペロミア・オブッシフォリア、かな? 

(過去記事はコチラ

というわけで、お店での愛称は「オブちゃん」。

左の写真、葉っぱが一枚だけべらぼうに大きいのが

実に「葉挿し」っぽくてイイ!と思って撮った事を思い出します。

葉挿しで殖える!枯れてきても希望が持てる!これです。

ついつい、枯れる時の事を考えしまう性です。

 

 

次の子は、オブッシフォリアかグラベラか、と悩んだ子です。

(過去記事はコチラ

葉の詰り具合と柔らかさが、なんだかオブちゃんぽくない。

という、単なる「感」だけで、誰が誰か解らなくなるのが素人の悲しい所。

真相は謎なんですが、お店での愛称は「グラベラベロ」。

最後に、いらんひと言がくっついちゃってるのは。

グラ!ベラ!ベロ!早くペペロミアになりたい!(真相が闇に隠れてるだけに)

と、内心で歌ってしまうからです。

・・・余計な御世話ですが。

 

 

次は、オブッシフォリアの斑入りバージョンの、キフペペロミア。かなあ。

(過去記事はコチラ

もうすっかり、何がなんやら解りませんが。

お店での愛称は「キフ」。

オブッシフォリアのペペロミアしか知らなかった頃なので、

断じてお前をペペロミアとは認めん!という気持ちの表れ。(何様だ!)

とはいえ、このメーカーさんでしか入荷しなかったので

貴重と言えば、貴重。

・・・こんな見た目でも。(←失礼)

 

 

次の子は、たぶん、ペペロミア・セルペンス。

(過去記事はコチラ

ペペロミア一族の中で、一番、人気のない子です。

お店での愛称は「セルペペ」。

その人気のなさは、葉っぱの不具合じゃないかと推測。

この写真の子の葉は綺麗ですが、入荷すればたいてい、難あり状態。

(不本意ですが七咲ファミリーにいるので後々、ご紹介ます)

 

葉っぱのそこここが茶色に変色(多分、枯れの為)、

それがこんもりぎゅ~っと詰まっているので、見た目が物凄く、難あり、というか

美しくない、というか、・・・小汚い、というか。(あー言っちゃったー)

 

他のペペに比べて、枯れに弱いのか?って感じです。

綺麗な子が入荷するのは稀です。うちだけですかね?

 

 

次の子は、多分、ペペロミア・アルギレイア。

(過去記事はコチラ

ぐっと容姿が変わりますが、この子もペペロミア。

お店での愛称は「アルペペ」。

ネット図鑑では、「スイカペペ」とか書かれていたりしたので、

あの茎の赤い所が、甘く美味しそうに見えて仕方がありません。

この子は2回ほど入荷して、それっきりです。

 

 

お次は、ペペロミア・プテオラータ。

(過去記事はコチラ

これは、ネームプレートがプテオラータになっているので確実です。

お店での愛称は「プテ」。

が、正直、「アルペペ」と紛らわしく、どっちだか迷います。

ペペロミア、というネームプレートで来たら、まず図鑑を開くと思います。

えーと、プテだっけ、アルだっけ・・・。って感じです。

この子も、ここのメーカーさんだけの入荷でした。

 

 

次は、ペペロミア・カペラータ。

(過去記事はコチラ

これもカペラータ、というネームプレートで来るので確実です。

お店での愛称は「カペタ」。どこぞの漫画の主人公とかぶってます。

ネット図鑑では「チヂミペペ」になってました。

そのチヂミが人気らしいのですが、見た目が怖い。

ボディビルの人を見た時のような衝撃でした。

「・・・それは、ナニ?」

(ボディビルダーの皆様、真の美しさを解さない、わからんちんでスミマセン)

 

 

最後は、ペペジュリー。

(過去記事はコチラ

ペペロミア・クルシーフォリア、だと思われます。

お店での愛称は「ジュリー」。

初め、ペペロミアだとは夢にも思いませんでした。

ペペロミアの事を、「ぺぺ、ぺぺ」と呼んでいるにも関わらず、

「ペペジュリーのぺぺは、ペペロミアのぺぺ」、と思わない自分が

 

我ながら凄い。

 

と思います。(言った者勝ち)

 

 

■ ■ ■ 

 

以上、当店に入荷したペペロミアの同窓会でした~。

 

個人的にはずっと、オブちゃんが好きだったのですが、

今なら怖いもの見たさで、カペタを育ててみたいかなあ・・・。という心境の変化。

何事も見た目ではないのです。 心象です。

 

基本的にどの子も、結構強いので、素人さんでもまずまず育てられます。

まだまだ多くの種類があって、七咲がよく行く300円均一のお店では、

ペペロミア祭り、みたいになっています。

丸くてくりくりしたペペロミアが個人的に気になって仕方がありません。

ウチに丸いのがいなくなったら、次はこの子だ!

と目をつけております。(どんだけ丸に弱いのか)

売れませんように。

 

あとネットで、ペッパースポット、というのも見つけました。

ああ!ペペロミアのペペは、ペッパーのペペなのか!

と感動した次第です。


我が家の根性試し

2008-11-27 17:50:13 | 七咲ファミリー

二度目の冬を迎えるにあたって、物凄く不安な子です。

名前は「プシューさん」。(プシュードサンセマム) 

プシューだと気が抜けるので、敬称は必須です。

しかしこの敬称のせいで、妙に余所余所しく、いまだにウチの子とは思えません。

だからなのか、プシューさんも伸び伸びとくつろいではくれていないようです・・・。

借りてきた猫、みたいな印象です。

というわけで、性格は猫かぶり。(だったらいいなあ・・・)

いつこの化けの皮がはがれるのか、気になって仕方ありません。

 

 

■ ■ ■

 

実は、「この子はまだ家に来て一年経っていない!」 と、

ずっと思っていたのですが、

二度目の冬を経験する辺り、常識で考えて、一年経ってるじゃないですか?!

記憶は、時として時間軸の理をも超越する。震撼。

 

えー。

二度目の冬を経験する、と解ったのは過去の写真を見たお陰です。

 

 

 

これが、去年の秋ごろの写真です。多分。

(ベランダにブレ子が見えているので、少なくとも9月以降だと言える)

この写真を発掘した時は、何よりもまず、

 

ああ!メイが!メイがいる!(左端)

 

と、メイのあまりの小ささに涙ぐむ。

昔は本当、(手頃で)良かったなあ…。

と、シミジミ写真を見ていて、次第に眼が据わってくる。

 

プシューさん、今も昔も全く変わらないのは何ゆえに?!

 

この、全く成長していない様子で(今もあんな感じ。むしろ葉が落ちて小さくなった)

まだ一年たっていない、と思いこんでいたようです。

 

ウチにいてこんなに成長しない子は初めてだよ!!

 

プシューさん、侮りがたし・・・。

 

ウチに居る子たちは、大抵、何もしないでも勝手に成長してくれる、

自力向上心が旺盛な子達ばかりだったので、

ちまっ、とベランダに居て、ほのぼの日光浴しているプシューさんには、

なんとなく手が出しづらかったのも、正直なところ。

 

そうです、プシューさんは、恐怖のベランダが、お住まいでした。

(今まだアイビーとクリプスが頑張っている極寒のベランダ)

冬になる前にがんがん成長させなくては!と、春から秋まで、ずっと外。

 

細かい所に眼が行き届かず、水やりをつい忘れがちな、外!!なのです。

 

しかし、そこはそれ。

もうこれまでに、ベランダでさんざん力尽きた子たちを見送ってきたので、

神経だけは!必要以上にとがらせて、朝晩朝晩、様子を見守ってきた春~秋。

お陰で、部屋の中にいる子たちよりははるかに、目をかけてきたと言えます。

しかし悲しいかな、綿密でありながら、親密ではありません。

 

電車通勤で、改札にいる駅員さんの顔も名前も知っているけれど話した事はない。

 

そんな感じです。

 

部屋の中と外との温度差は、気温だけではありませんでした。

時々様子を見るマメ(他もろもろ)と、毎日朝晩ガン見のプシューさんとでは、

明らかに、何かが違う!!

嫌いなわけないし、可愛がってはいても、どこか余所余所しい私たち。

 

寒くなってきたので、もう部屋の中に入れましたが、

なんだか他の子たちとも余所余所しい感じがするのは、

七咲の気のせいでしょうか。

 

ラックに配置する際、どの子の隣に並べるか、物凄く悩みました。

 

「なんだよお前ー。新入りがでかい態度でこんなとこ乗るなよー」

 

と苛められないように!・・・いや!そんな意地悪な子はいないと思うのですが

 

「やだーだれー?あたし知らないヒトこわいー」

 

とか

 

「もー!また新しい子がキター!ココこんなにイッパイなのにー!」

 

とかは、思われそうなので、なんとか!

なんとか仲良くしてくれそうな子の隣に、どさくさにまぎれて押しこまなくては!

と、四苦八苦すること数日。

 

ラックのどこにいてもしっくりこないので、今、七咲の足元にいます。

ここも寒いので本格的に寒くなる前に、居場所を確保してやらないといけません。

そんな扱いを受けても、不満も言わず、ちまっとしているプシューさん。

 

早く化けの皮がはがれて、「ここ、あたしン家!」 と

他の子たちのように、人間よりも傍若無人になってくれる事を祈ります。

 

 

■ ■ ■

 

 

これが夏ごろの写真です。

今はもう少し、葉っぱが少なくなっていますが、まあ、こんな感じです。

(って、どの写真も違いがわからないですけども)

 

冬ごろの写真では、枝が3本ありますのが解りますか?

あれはお店の廃棄処分の子です。

枝だけになって数日、なんとか新芽が出ないか見ていたのですが、

 

棒だけだと、どういう具合に世話を焼いてやって良いか分からない!

(見た目、墓標だしな)

 

と、一念発起して、プシューさんを購入し、廃棄処分の子と一緒に植えました。

これで、プシューさんにつられて墓標2名が復活してくれれば、店に戻せる!

と、思っていたのですが、墓標は墓標のまま、半年が過ぎました。

手遅れだったようです。合掌。

 

そうです。プシューさんは、自分の仕事の勉強のために買い求めた子です。

 

毎日朝晩ガン見していたおかげで、水切れは解るようになりました。

葉っぱがしな~っとします。

お店にいたころ、木物がこの状態になった時は、大概、もう手遅れだったのですが、

プシューさんは他の木物に比べると強いのか、

それともウチに来て、七咲の不甲斐なさに慣れたのか、

この状態からでも、水をあげると半日で復活してくれるようになりました。

 

葉っぱは下のほうから落ちますが、上から新芽が出てくるので

なんとか、ウチに来た時の状態を保っている感じです。

 

勉強のためとはいえ、せっかく七咲ファミリーになってくれたのだから、

 

花を咲かせるまで頑張るぞ!!

 

と思っていたのですが、今のところ、七咲の空回りです。

 

これ以上大きくならないでネ、と願っている子はガンガン成長するのに、

頼むからもう少し大きくなってくれ、と願っているプシューさんはビクともせず。

(今のままじゃ、貧弱すぎて安心して見ていられない)

 

とりあえず、花云々という寝言は寝て言え。

この冬の間に、メンタル部分を綿密に、親睦を深めたいと思います。


プシュードサンセマム

2008-11-27 17:44:38 | 100均観葉図鑑「は」

 

か、枯れていく様子を撮ったのではござりませぬ。

緑と赤の色違いで入荷する、プシュードサンセマムです。

お店での愛称は「マム」。

 

昔は「プッシュードサンセマム」で入荷していたので、

「プッシュ」と呼んでいたのですが、いつの間にか「ッ」が消えてしまっては、

「プシュー」ってなんか間抜けだな。妙に気が抜ける音だし。と悩む七咲。

(それをいうなら、プッシュも結構間抜けだが。どこぞの大統領の紛い物みたいだし)

気が抜ける呼び方されて、本当に気が抜けて枯れられても困る!!

という事で、「マム」と呼んでいます。

これはこれで、ついお母さんを連想してしまうんですが。

 

 

■ ■ ■

 

「間抜けな感じ」と「お母さん」だったら、お母さんの方がまだましか。

どっちがいいかマムに聞いてみたいですが、それは無理が過ぎるというもの。

まだ名前が定着していないらしく、あちこちで呼び名が違うみたいですが、

最後のマムは不動っぽいので、「マム」にしときました。

 

このマムは奇跡的に情報を頂いた栄光の歴史(過去記事はコチラ)がある

葉っぱのミカタ史上、群を抜いて燦然と輝いている子です。

正直、情報をいただくまで何の興味もなかったのですが、

以降、妙に親近感がわき、入荷すれば気にかけずにはいられない存在に!

 

お店では、水切れに弱く、一度切れると手を尽くすまでもなく、枯れます。

葉っぱの先が茶色になっていたら、もうアウト。無情にハラリと落ちます。

根がしっかりと張っていれば、枝だけになっても春~夏間に復活しますが、

運悪く根が育ってない状態の子は、いつまでも枝のままです。

わが身を呈して、墓標になるその潔さや、良し!って感じです。

 

…気にかけずにはいられないのですが、何処に気をかけておるのかね?

って感じになっているのは、七咲の宿命でしょうか。

(なんとか成長の方に気をかけてくれないものか…)

 

 

■ ■ ■

 

赤紫の子の入荷は、ここ1年くらいの事です。(情報貰った後くらい)

赤紫の子の方が、やや環境に弱い感じだったので、運良く2色ならんでいたら、

自信がない方は緑、を選ぶといいかもしれません。

あくまで、七咲のいたお店情報ですけども。

 

この赤紫の子の思い出は、弱い、という事と、紛らわしい、と言う事に尽きます。

店頭POPを作成するときに、

 

「あー!あの赤いの!パープルコンパクタだっけ?マムだっけ?」

 

と、倉庫で物凄く悩み、判断がつかず売り場に確かめに行く、という作業が度々。

(入荷時点でよく記憶しとけばいいだけの話なんですが)

 

あと、帰宅してブログ記事をあげる時にも、度々。

今日来たのはマムか?パーパクか?と画面の前でしばしフリーズ。

 

プシュードサンセマム紫と、パープルコンパクタ(過去記事はコチラ)は

姿形は全く似ていないのですが、赤い、というだけで、これだけ混乱する七咲脳。

自分の一番好きな色は黒だというのも頷けます。


ポトス

2008-11-26 18:15:13 | 100均観葉図鑑「は」

フィロの女優魂でお客様は騙せるか?!(11/25参照)というわけで

超売れっ子、ポトスです。

お店での愛称は、「ポッティー」。

有名どころなので何をしなくても売れますし、丈夫なので枯れません。

なので、お店では構ってやったことはないです。

…いや、家にいた頃も構ってやってたわけではなかったんですが(汗)。

 

 

■ ■ ■

 

そういうわけで、お行儀のいい優等生はあまり思い出がないのですが

(過去記事はコチラ

昨日のフィロの記事に便乗して登場です。

 

とはいうものの、頻繁に入荷していたのですが、カメラマンの機転がきかず、

同じ子ばっかり撮っておりました。

展覧会、と言うほどもないです。返す返すも、フィロに便乗です。

 

この斑入りタイプが一番良く入荷しました。

黄色の斑入りと、白色の斑入りの2種が入荷していました。

写真は黄色です。

 

で、これが斑入りじゃないタイプ。

この写真ではフィロと見分け付かないじゃないですか?

でもお客様はバッチリ見分けて、ポトスをお買い上げなんですよ。摩訶不思議。

(…いや、名札付いてるから)

 

この斑入りでないタイプでは、昔、もっと濃い緑の子が入荷してたのですが、

今思えば、あまり植物に詳しくなかった頃のことなので

ひょっとしたら、フィロデンドロンの緑の子と間違えてたかな?

という感じです。

図鑑を見ても、斑入りでない濃い色のポッティは見かけません。

七咲の思い違いか、貴重種でしょう。

(思い出もあいまいに濁すほどに、疎遠なポッティとの関係や此れ如何に)

 

 

■ ■ ■

 

ポッティはフィロと同じ仲間ですので似てて当たり前なんですが。

 

クワズイモ、シンゴニウム、スパティフィラム、ディフェンバキア、フィロデンドロン

これら全部(もちろん他にも)おなじサトイモ科で括られてました。

 

野生のポトスは、セロームやクッカバラのようにぎっざぎざになる!

と、炬燵を買おうと思って廻っていたインテリアの通販サイトで、

思いもよらぬ情報を入手した過去。

余りに、思いもよらなかったので、すっかりどうでもいい記憶になっていました。

 

昔から、ネット世界の底なしの情報量には、いつもいつも溺れそうです。


フィロデンドロン

2008-11-25 17:48:03 | 100均観葉図鑑「は」

フィロデンドロンの展覧会です。

お店での愛称は「フィロ」。赤くても緑でも小さくてもおっきくても、フィロです。

正直、図鑑と見比べても見分けがつかないからです(汗)。

もういい。フィロに個性は求めない。

と、どんな子でも、全部ひっくるめて愛があります。

愛してますが、何故か自分も育てようとは思わない、一歩引いた愛です。

 

■ ■ ■

 

フィロがお店に居なかった日はない。と断言できそうなほど売れません。

季節で入荷が止まってもお店の在庫は底をつかない自信がある。

自信があるのに、季節がめぐって、入荷が再開されてまた溜まる。

 

お店で、いろいろ迷っているお客様や、初心者さんの相談に乗って、

「オススメはありますか?」 と聞かれたら、必ず勧める代表格。

そして、自信をもって勧めたにも関わらず、

 

絶対買ってもらえない

 

という、ことごとく、人気のない不動の地位を確保し続けるフィロ。

そんな具合にぶっちぎりで、店に居続けてくれるフィロとともに歩んできた

思い出アルバムです。

 

多分、これがフィロの中ではよく売れ筋かな(当店では)と思っています。

昔はこればかりが来てたのですが、最近はご無沙汰です。

図鑑でいうところの、オキシカルジウム(ヒメカズラ)か?と睨んでいるのですが。

(ちょっと葉っぱが細いのが、微妙に違うといえば違うのが決定打に欠ける)

 

 

次に売れるのが、この黄緑色のタイプ。緑との色の比較です。

(大きさはあまり関係ありません。たまたまビッグな奴が来た時のなので)

この色が来た時は、この子が売れ筋になるに違いない!と読んでいたのですが

まったく変わらず、売れませんでした。

 

ポトスと間違って買っていってもらえないかなあ。

 

とか、姑息な事をフィロと打ち合わせていたことを思い出します。

 

七咲 「丁度ポトスの旦那が入荷したぜ!隣に並べとくからうまくやれよ!」

フィロ 「解ったわ!私は女優!何があってもポトスの仮面を絶対はずさないわ!」

 

そのフィロの心意気は涙ぐましかったのですが、あまり効を奏しませんでした。

…似てると思うのにな…。

 

そんな茶番は置いておいて、これは、マレービューティーか、ホテイカズラか。

とまたもや図鑑を広げて、にらみをきかすうだつの上がらない七咲探偵。

 

しかし、そんな事を言い出すと、先の緑の子も、ヒメカズラじゃなくて

ホテイカズラの緑品種です。とかいう事もあり得そう…。(葉の形が似てる)

 

 

黄緑色の、葉っぱが黄色いタイプ?ではなくて、これから色づきます。

売れないくせに枯れていく気か?!(売れないなら枯れるな、が当店の目標)

と思っていたのですが、新芽っぽいです。

茎が、くっきりと赤いタイプ。

これが、ものすごーく人気がない奴です。

茎が赤いので、珍しいわねー、とお客様の気を引くことはできるのですが

それ以上のアプローチがないからか、奇をてらい過ぎてウケないのか、

とにかく、売れません。

 

あまりにも売れないので、売り場でも倉庫でもてんこ盛りになり、

個性を求めない、と決意したにも関わらず、「べにちゃん」と呼んでいた子です。

べにちゃんの写真はいっぱいあります。悲しいかな、全部同じ子に見えますが。

上から見た所です。

茎から葉っぱが生まれ、その茎からまた葉っぱが生まれます。

春に書いた記事で既出ですが、その成長の様子。

あまりにお店に長々いるので、こういう成長の様子がつぶさに見られるのも

べにちゃんならでは。

毎日毎日、「あーもう!早くでてこいよ、おまえー!」 と、じりじりしてました。

手伝ってやりたくなりませんか?

今だから告白。ちょっと引っ張ってみましたが、堅くてびくともしませんでした。

 

 

そのべにちゃんの、全身真赤タイプ。

もうなんか、別の植物みたいだよ・・・。

と思って見ていたのですが、この赤い子のは緑の子よりは弱いらしく、

倉庫で日に日に弱り、慌てて売り場に出した事を思い出します。

これはあまり入荷しないので、見かけたら迷わずお買い上げ下さい。

 

 

これは、シルバーメタル。

昔はちゃんと「シルバーメタル」というネームプレートで入荷していたので

今でも「フィロ」とは呼ばず「武士」と呼んでます(過去記事はコチラ)。

 

 

以上が、ネームプレートが「フィロデンドロン」で入荷する、フィロたちです。

どの子も結構強く、伸びてくると一人で立てなくなるくらい成長するので、

育てる楽しみは十分に味わえます。

不人気のポイントはどこなのか、今だ謎ですが、どこかで見かけましたら、

どうかよろしく。

 

 

■ ■ ■

 

おまけです。

下の子たちも、フィロデンドロン。

 

 

これはセローム。(過去記事はコチラ

もちろん、ネームプレートは「セローム」で入荷するので、呼ぶ時は「セロ」です。

 

 

これがクッカバラ。(過去記事はコチラ、とコチラ)。

こちらも入荷は「クッカバラ」でくるので、呼ぶ時は、「クッカバラ」。

 

こういう仕事をしてなければ、まったく興味のなかった(存在すらしらなかった)

フィロデンドロン一族ですが、

七咲の店員メモリーでは、未知の植物ながら強烈な印象を残してくれた、

彗星のような輝かしい一族でした。 


クロトン

2008-11-21 08:11:29 | 100均観葉図鑑「か」

 

クロトンの展覧会です。

お店の愛称は「クロトン」。はい、そのままでも可愛い名前なのです。

そんなクロトンはそこそこ売れる子なのですが、

この写真の子はあまりにも貧弱で、実に長い間お店にいたのですが、

(過去記事は、コチラ。)

お陰でわが子のように強烈に覚えております。

多分、「ああもうこんなお店で虐待されてるのを見てられない!」 と

同情して下さったどなた様かに買われていったのだと思われます。

幸せになってるといいナ、と思いを馳せます。

 

 

■ ■ ■

 

今までに入荷したクロトンの展覧会です。

写真を撮るようになってからメーカーさんが変わったので、

珍しい種類が減ってしまい画像が少ないのが、少々残念ですが

一番のメインはこの子。「スター」という品種名が付いていました。

上の子も、一応これと同じ子なんですが。

太い幹(もともとは枝)があるかないかで、こうも印象が違うものです。

人間も自分に足りないものを加えるだけで、別人のようになるかも知れない。

何か図太いものを加えたいものです。

 

上の子の、模様が少ないタイプ。

でもそこここに黄色のまだらが見えているので、

これからお洒落さんを目指して黄色を取り入れようとしているのか、

お洒落さんに飽きて緑一筋に生きようとしているのかが、謎です。

 

 

当店の一番人気は、このタイプ。

個人的には、この子よりも先に紹介した細い葉っぱの子の方が好みです。

しかし広いのと細いのを比べると、細い方が弱い感じです。

葉っぱがハラハラ落ちるのは、まず細い方で、気を使うの使わないのって。

この子は、強い、売れる、という自信があるので入荷しても放任状態。

ちょっと見、ゴッドセフィアナと見分けがつかないのは七咲だけでしょうか。

 

過去にも紹介しましたが、クロトンの赤い葉っぱバージョン。

この子は、この一回きりの入荷でした。お陰で、思い出も何もありません。

たとえ強烈な容姿でも、何かアクションがないと記憶にも残らない、という

人生の教訓を得た気がします。何に活かせるかは、ともかくとして。

 

この子はこの夏に入荷した子です。

あまりの大きさに、「誰だー!」 と名札を見たらクロトンでした。

艶艶葉っぱに、葉脈に沿うように黄色の筋があります。

 

上の子に、ちょっと赤みを足したような感じの子。

写真では赤があまり映えませんが、わりと濃い赤に葉っぱの淵が染まってます。

黄色の領域も、大胆に広いです。

結構好みに左右されるだろうな、と心配していましたが

何とか、売れてくれました。はー、良かった良かった。

珍種が来ると気を使います。売れないと枯れるので。(そこかい!)

 

ついでに、無駄に余談ですが。

付き合いの長い子はナァナァでいけますが、新人はガードが固いです。

「どこここ、どこここ、おいらはどこに来てしまったんだ?!」

とパニックになっていて、七咲とちっとも交流してくれません。

もしくは、

「うー酔ったー。もうだめだー。あのトラック、運転下手!チョー下手!」

と鬱になっていて、やっぱり七咲と交流してくれません。

葉っぱちゃんたちをお迎えする店も、結構な苦労があります。

 

 

■ ■ ■

 

というわけで、結構な品種があるクロトンも、100均にそこそこ来ます。

(成長してみたら、実は同じ子だった、とかいうのだったらスミマセン)

珍種が欲しい人は、入荷直後が狙い目なので、

店員さんに次の入荷を聞いてみるのもひとつの手です。


ベビーティアーズ

2008-11-20 21:38:14 | 100均観葉図鑑「は」

10月30日の「一二の巻」の記事に引き続き、

ぬけぬけと、ボケボケ画像でお送りします。

お店での愛称は「Hi!baby!」。エセっぽく呼ぶために「Hi」は必須です。

その姿はちまちまと愛らしく、その名前も相まってメロメロになったほどです。

 

・・・この画像で何を言うか、って感じですが・・・。

(果たしてベビーティアーズなのか、クッションモスなのか、真偽のほどは如何に)

 

 

■お店での様子■

 

いやいや、真偽も何もベビーティアーズです。

ペチュリアリスにも似てますが、断固としてベビーティアーズです。

 

初入荷、数日で売り切れてしまいましたので、

例によって思い出も何もないのですが、それでもこの体たらくをさらしているのは、

通りがかりの人がここを見て、

 

「あまりにも不甲斐ないわ!」 

 

とご家庭での様子をコメントしてくれないかなあ。

という他力本願以外のなにものでもございません。(「抜け抜けと」再び)

我こそは!と思われるお方様の来訪をお待ちしております。

 

しかし、自主的に英語を綴るのは高校以来だった為

(仕事で書かされたことはあったものの、私生活ではとんと御無沙汰)、

今一つ綴りに自信がなかったのですが(よそのサイト様ではeになってたし)

流石!ウィンドウズは賢いですな!

「当然アタシだったらカタカナも英語に変換オッケイよ!」

と、頼んでもいないのに、びしーっと英語にしてくれる内助の功。

 

長年連れ添っている相棒のMacなんか、今だに単語にさえも、もたつき、

その変換ぶりはボビー並みに怪しいってのに・・・。

 

きおくちがい、と打つと、「奇お口骸」 

・・・こ、これで、良い、カナ? と、たどたどしく一発変換。

 

10年使ってるんだからもういい加減、それくらいの文節くらい解れ!!

(文節、という以前に二単語だ!)

つーか、骸って、今まで出した事すらない字を一発で当ててくるあたり

 

いやがらせ以外の何物でもないだろう、もうすでに!!

 

と、1週間ほど前に叱った事を、ちょっと思いだしました・・・。

 

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

前回のぼけぼけ、一二の巻も同じですが

「なんでよりによってこの貴重な種をピンボケさせたんだ、あああああ(滂沱)」

という、悔恨の意をずっと懐にしまいこんでいたのですが(1年半以上も)

 

頼む、もう一度でいい!入荷してくれ!!

 

という願いむなしく、一度も入荷する事無く、終わってしまいましたので

いつまでも懐で暖めていても、何も孵るまい、と潔く放出しました。

 

お陰様で、これにて植物紹介の画像は使い果たしました。

明日からは怒涛の「思い出画像ラッシュ」になります。

(何が怒涛かって、ホントにタダの記念撮影なので、ひたすら画像、です)


我が家の苦労人

2008-11-17 07:34:43 | ガジュマル

今年で4度目の冬を体験する、我が家の古株です。

名前は、がじゅ丸。(ガジュマル)

しかしお店にもちょくちょく入荷するので、

お店での愛称「ガジュ」と混同して、家でもガジュ、と呼んでいます。

性格はお気楽。目を離しても一人でほいほい楽しそうに成長します。

しかし、あまりにも目を離しすぎ、今、がじゅ丸大ピンチ!!

 

我が家にピンチじゃない子はいないのか!

 

全くもって波乱万丈な一家です。

 

 

■ ■ ■

 

大ピンチの話ばかりするのも飽きたので、まず成長の記録。

 

まず去年の春先頃。(そのころの過去記事はコチラ。)

購入時のポットが小さくなったので、この鉢に植えかえて1年。

 

さらに鉢が窮屈そうになってきたので、2度目の植え替えをした夏。

この鉢は、マメの鉢を新調した、お古。です。

我が家では、マメが優先(お兄ちゃん)、そのお下がりをがじゅ丸(弟)に、

という感じで、代々受け継がれ行きます。

そして、がじゅ丸の妹が、メイですな。(今、あの鉢はメイが着てます)

 

しかし、ここにきて、マメのお下がりが追い付かないほどに成長!

この時期、マメは倒れるの倒れないのと大騒ぎ。

がっつり散髪されてて、マメを鉢から抜いてる場合じゃない!という時です。

兄ちゃんが弱ってる隙に、まんまと成長を追い越し、

でっかくなったがじゅ丸に負けて、お古じゃない新しい鉢を買ってやる事にしました。

 

しかし!この、新しい鉢が大問題!!

 

鉢なんて100均で買ったら100円なんだよ!(当たり前だ)という事で

是が非でも100円の鉢を入手!するために、近所の100均を行きつくす。

5件回ったが、さすがに5号鉢以上の鉢を置いている店が近所にない。

繁華街にあるような大きな店舗に行くには、仕事が忙しくて時間が取れない!

そうこうしている間に、鉢の底から根っこが次から次へと伸び放題!

株も根づまりで弱ってきて、もう次の休みまで待てない状態。

 

どーするの!と切羽詰まるまで放任する七咲体質顕在。

(マメとブレ子にあれだけ右往左往させられていても改まらないのは何ゆえに?)

 

自分の店にはないのか?と問われれば、ない!と答える潔さ。

 

当店のコンセプトは、目指せ100均!ではなくて、目指せフランフラン!なのです。

フランフランやらアフタヌーンティのような品揃えでないといけません。

店を預かる店員としては、アフタヌーンティに、コーナンで売ってそうな

実用的な大鉢は置けません!

 

そもそも納品の契約から、大鉢は発注書にすら載っていないので、

私的権限で「入荷させてみました~テヘ」とやる事は可能ですが(自由奔放)

それをやるには、まずメーカーさんに交渉して

「大鉢のカタログ送ってください」というところから始めないといけません。

そうなると本部にばれて大目玉!!な可能性大、なので、自重しました。

(バレなきゃやれる、店員任せの小規模店舗万歳)

 

もうのっぴきならない状態まで来ているので、仕方なく

当店の正規の園芸売り場で購入する事にしました。

 

その売り場で、顎が床につくほど愕然とする七咲。

6号鉢が698円、という値段にも「何ですとー?!」って感じでしたが、

そのどんくさすぎるデザインが、もう耐えられないほどダサい!

100円ならデザイン云々を言ってる場合ではありませんが、7倍も出して

 

このデザインは泣けてくる!!

 

というほどヒドイ。(七咲的に)

無地にシンプルにしてくれれば文句も言わず購入しただろうに…

(やぼったい意味不明の薄茶色に、何を狙ったのか理解に苦しむ波模様)

の鉢を見て、心の中で、家でおニューの鉢を待っているがじゅ丸に土下座。

 

すまん!母ちゃん、このどんくさい鉢をお前に着せることが何より耐えられない!

 

七咲は、お世辞にもスタイリッシュとは云えない人ですが

デザインへのこだわりと、それを全うする志は、天をも貫くほど高いです。 

困った事に、それは「美的感覚が洗練されている」 というものではなく、

「自分の心が一片の曇りもないほどに納得するまでこだわる」

というものなので、自分で自分の首をひたすら締める、という性質です。

 

今回はそれに付き合わされる、不運ながじゅ丸。

近所のスーパーから百貨店、ホームセンターに至るまで足を運び

こうなったら絶対妥協しない!(何のために?)という鉄の意志でもって

鉢を探しまわる日々。

一方がじゅ丸は、もう駄目!もう限界!という日々。

 

それを見かねた天の采配か、ついに、大手の100均で6号鉢を購入!

見よ、このシンプルさ!潔さ!

色は自己主張を控えどんな背景にもマッチする様に保護色の極み、

形は容れ物としての役割に徹しどの角度からも視線を妨げない禁欲的ライン。

これぞ、植物の葉を引きたて、根を守る、鉢としての究極の美!!

 

・・・か、どうかはわかりませんが、

とりあえず毒にも薬にもならない辺りで手を打ちました。(100円だから)

本当は、その隣にあった、「ゴミ箱」が最も理想とする色と形と容量だったのですが

鉢とゴミ箱の原材料成分の違いに不安があったのと(ガジュへの悪影響)

ゴミ箱の底を、鉢のように加工する技術がなかったという点で、

自分の頑迷なる美へのこだわりを捨てました。(100円だから)

 

ともあれ、そうしてやっと、おニューの鉢を着せてもらって

がじゅ丸はご機嫌か、というと、そんな訳はなく(当然だ)

今現在、倒れるか倒れないかの瀬戸際に片足を突っ込もうとしております。

 

 

植え替えるまで、葉が落ちまくり、新芽は枯れまくり、していたのですが

植え替えてからもしばらくは、その勢いが止まらず、

そんな弱った子を、直射にさらす(元気になるかと思って)という失態を犯し

元気な葉っぱまで、葉焼けを起こしております。

 

加えて、ハダニまでいるんじゃないか?!という疑念にさらされた、夏。

だったので、朝晩朝晩、ひたすら、葉水。

遅刻しそうでも葉水、友人との待ち合わせ時間をずらしてでも葉水、

家事より葉水、食事より葉水、梅雨より葉水、とにかく葉水、という

じめじめじめじめした毎日を送って数か月。

 

これでハダニが減らなければ、ついに薬を投与、という事態かもな・・・

と腹をくくる七咲。

 

そもそも七咲は、園芸の超!素人なので、虫やら病気やらに縁がありません。

お店の子は、そこに至る前に売れてしまいますから、

水、風、光、という、3大基本管理だけで修行してきました。

うちの子たちも、この3大基本管理だけで今まで育ってきました。

 

ところが!

ついに、虫、病気、という一つ上のステップに踏み込もうとしています。

それもこれも、がじゅ丸が勝手にステップアップしてしまったからです。

 

ちょっと待てー!なぜ主人をおいて勝手に先に進もうとする!

どうみても七咲はまだステップアップする段階にないでしょーが!

と、悪態をついても後の祭り。

 

勝手にステップアップしてしまったものは仕方がない。

子は親を踏みつけて進むもの。存分に踏みつけていくがいい!

 

と、図書館で、虫、病気、の本を立ち読み。

ついでに、その隣にあった伐採、剪定のコーナーも立ち読み。

そこで七咲、開眼!! 

 

ミニ盆栽にすりゃいーんだよ!がじゅ丸って名前なんだし!

 

そうだ、古風な名前にちなんで、盆栽にしてやろう!春になったら!

(とりあえず、今は冬を乗り切る事を念頭に)

 

思えば、鉢で大騒ぎしている時に、「鉢を大きくする」、というよりも

「がじゅ丸を小さくする」、という方向に目がいかなかったのが、大失態。

(いつも、これ以上大きくするな!と怒られているわりに・・・)

あの時点で、盆栽にしていれば良かったのに。と思わずにはいられませんが、

それもまた七咲。(ことわざ風に誤魔化してみる)

 

というわけで、この冬はいるんだかいないんだか解らないハダニと戦い、

手を取り合って冬を乗り越え(ガジュ丸と七咲は寒さに弱い同士)、

めでたく、春の盆栽、という新分野に挑戦するまで、あと5か月。

 

今回の大失態を踏まえて、まず盆栽用の渋い鉢を探しに行きます。

 

 

■ ■ ■

 

最後は、のほほんと締めましょう。去年の秋~冬頃の写真です。

日向ぼっこ3兄弟。左から、兄ちゃんのマメ、弟のがじゅ丸。新しい妹のブレ子。

 

・・・この頃、君たちは本当に、平和だったよネ・・・。

 

(ブレ子が茶髪でぐれてきてたけど)


玉翁

2008-11-14 19:59:31 | 100均観葉図鑑「た」

一年前のさぼてんフィーバーの時に入荷した子です。

一年前、っていうのが、いかにも記事にする事がない、という代名詞です。

お店での愛称は「ご隠居」。

毎朝のごあいさつで、きちんと整列させながら、ぼやく七咲。

「ご隠居ー、今日もとげが痛いっすねー」

「何を言うとるか、このとげが痛い言うとるうちは、お前もまだまだじゃ!」

「へい、七咲はいつまでも末長く、「まだまだ」の塩梅が良いんでさぁ」

 

・・・とかいう会話も痛々しい朝のコミュニケーション。

 

 

 

■お店での様子■

 

タマオキナ、という名前が、縁側で茶をすすってるよーなイメージなので、

思わず、勝手に隠居させてしまいました。

オキナ、というと、剣客商売の秋山小兵衛。を思い出すので。

そりゃ隠居しちゃうでしょうよ!って事で。

(あ、テレビの方ではありません。あくまで小説の方の、小兵衛です。

いや、テレビのあの人は、どーしても主水さんだから。ムコ殿だから。)

 

…若い人には解らない話してすみません。

それくらい、この子について話すことがありませんです。

 

じゃあ載せるな、って話ですが、せっかく撮ったので…。

玉翁も、縁あって入荷したからには、日の目をみたいでしょうし…。

(七咲に隠居させられるわ、お蔵入りされちゃうわ、では目も当てられない)

 

まあ語ることがないくらい、翁、微動だにせず。 って感じでした。

(売れ行きも然り、体調管理もまた然り)

 

 

■七咲おすすめポイント■

 

ネットで調べると、「ご隠居」と呼ぶのがはばかられるくらい、

可愛いお花が咲いてました。

あたまのてっぺんに、ぐるりと蕾がある様は花冠の様。

あと、とげも、もっと白くてほわほわしている様な感じでした。

 

このご隠居も、ああなるとは想像し難い・・・。


我が家の気難し屋サン

2008-11-07 22:08:16 | アジアンタム

今年の1月に、298円で購入しました。

名前はター坊。(アジアンタム)

そんな軽い名前で呼んで良いとは思えないほど、気難しいので

最近、別の呼び名を考えないといけないかもな…、と苦悩中です。

そうです。気難しいです。

性格は、「気位が高い」 ←これに尽きるんじゃないでしょうか?!

そんな気位が高い葉っぱちゃんを、ター坊~、とか呼んでるから

いつまでも仲良くなれないのかもしれません…。

へそを曲げられてるのかもな、と思わずにはいられない付き合いにくさです。

 

 

■ ■ ■

 

 

基本的に、「冬に買いません植物は。」 という誓いを立てているのですが

(園芸スキルが低いので)

時期外れにお安い値段だったので、つい買ってしまいました。

 

誓いを破るほどに、そんなにも欲しかったのか?!と、問いつめられると、

…まあ、欲しかったのですが、

その動機は不純極まりないものなので、少々肩身が狭いです。

 

むかーしむかし、七咲がまだ若かりし頃(…果てしなく昔)

このアジアンタムの大鉢をプレゼントされた事がありました。

物凄く立派で、今ならもう垂涎モノなのですが(写真の3~4倍はあった)

その当時、植物にはほとんど興味がなかったため

 

速攻で枯らしました。

 

しかも、「ほらー枯れたー」とか思っただけで、終了しました。

今では枝一つ切るのにも大騒ぎするのにな…、とか思うと

過去の人は実は七咲じゃなかったんじゃ?とさえ思えます。(一体誰だったのか)

 

しかし、植物にかかわる仕事をするようになって、

ありとあらゆる植物図鑑を開きまくって、審美眼が育まれたのでしょうか。

ある日、アジアンタムのページを開いて、これが目に入った瞬間、

 

ああ素敵すぎるお方~(うっとり♪)。 

 

でした。

 

それまで、

 

道端の草も、園芸店の観葉も、所詮、草は草(購入する意味が解らない)

 

という認識だったのに、ドエライ成長ぶりです。

(類似の認識に、近所の寺も京都の寺も、寺は寺(拝観する意味が解らない)

とかいうのもあります。)

 

まあ、そんな成長があったお陰で、

アジアンタムがいつか入荷する事を願って、毎日仕事場で張っていたのですが、

残念ながら、七咲が在籍している間には、入荷しませんでした。

シダ類が結構入荷するので、かなり期待していたんですよね。

でもまあ、入荷したら入荷したで、

 

「本当に毎日毎日、手を焼かせてくれるよな、このタムタムは!」

 

とか愚痴っていたような気もしないでもないので、まあ良かったのだ、と思いましょう。

(100の恋も冷める、ってもんですよ)

 

そんなに恋い焦がれていたアジアンタムですが、

ある日、実家の母に、「昔家にあったやん。枯れたやん。」と言われて

 

あ、あれ、アジアンタムだったんですか!?

 

と、激しく動揺。いやもう、全く身に覚えがございません。

 

過去に名前さえ聞かず袖にした葉っぱに、何の因縁で恋い焦がれているのか。

これは、罪滅ぼしをせよという天の啓示なのか?

ブログを立ち上げて自己満足している呑気者に突きつけられた審判なのか?

 

スキルが上がったかどうか見てやろうではないか~。(天の声)

 

ひぃ~え~。お許しください、おてんと様。

今度こそ、過去の過ちを払拭するまで、尽くして見せます!

 

と、いうわけで、なんとなく運命を感じて購入。(なんとなく、ってオイコラ)

 

…肩身が狭い説明をするのに、どんだけスペースを取る気だ。

自分語りが長いのが、いっそすがすがしい~(汗)。

 

 

■ ■ ■ 

 

そういうわけで、運命のター坊との生活が始まったのですが、

さすがに、過去に過ちを犯しただけはあります!(自慢か)

 

怖々接していたわりに、物凄く順調な滑り出し!

 

冬なのに、次々新芽が出たりして。 (↓)

 

 

ター坊の新芽はくるくるです。ゼンマイです。

昔、わらびとかゼンマイが植物だ、と知った時の衝撃を思い出しました。

(なんとなく動物だと思ってました)

 

毎日毎日、この新芽が生長するのを楽しく見守っていて、

この愛らしさから、「ター坊、ター坊」 と呼んで可愛がっていたのですが、

悲劇は、春に差し掛かる頃に起こりました。

 

葉っぱが次々ちりちりに~!(↓)

 

 

この頃はといえば、息も絶え絶えのブレ子とマメにかかりっきりになり、

骨になりつつあるワイプーとミイラになりそうなパリィに顔面蒼白になり、

4大病人を抱えて、もう右往左往していた時期でした。

 

ご機嫌よく過ごしてくれていたター坊に油断して、つい

目を離してしまった僅かな隙をついて、それはやってきました。

 

サドンデス、ちりちり!!(ター坊か七咲、どちらかが倒れるまで続く)

 

しかし、昔ならここでター坊と共倒れになる所ですが

無駄に図鑑を開きまくったわけではありません。今なら復活法を知っている!

 

もうちりちりの葉っぱを全部!がっつり散髪しました。(↓)

 

 

本当は、全部すっぱり切った方がきれいに再生するのですが

(ビニールでくるんで温室状態にしやすいし)、

ブレ子とマメの心労があったので、もう枝だけの子は見たくない(自分勝手)

という一心で、わずかに元気な葉っぱを残しました。

 

そんな勝手な散髪をされたにも関わらず、なんとか再生。(↓)

 

 

ああ~ター坊がいっぱい。(うるうる)

…つーか、わらび。わらびみたいで美味しそう…。(じゅるじゅる)

 

そんな感じで、春が来て、夏が来て、なんとか不揃いに成長中。(↓)

 

 

しかし、かろうじて再生し、かろうじて命をつないでいるので、美しくない…。

 

大きくなってもすぐに倒れる(水不足で慌てる→水をやる)、

大きくならずに溶ける(水をやりすぎた→蒸れた)

 

この繰り返し!!春から、この繰り返しですよ!!

 

いい加減、機嫌を直してくれませんか?他の子に目移りしたのは謝るから。

と、毎日、顔色を窺って窺って、だましだまし、関係をつなぎとめようとする、

 

ダメ男、七咲!!(がはぁっ)

 

・・・こういう経緯から、もう自分に囲いきれない葉っぱちゃんには手を出すまい。

と、誓っているのですが、時すでに遅し。

もう充分、きれいどころ多すぎて囲いきれてないし!!

 

ダメ男、正念場の冬が来るぅ~。

 

 

■ ■ ■

 

現在、ター坊は炊事場のシンクの上にいます。

ここは日当たりはそれほど良くは悪いのですが、

空中湿度が良いのか、はたまた朝昼晩炊事の度に構ってやるのが良いのか、

ター坊のお気に入りのようで、とりあえず溶ける枯れるの不調が止まりました。

 

 

この冬を乗り切ってくれたら、もう思い切って

 

テラリウム仕立てに変更だ!!

 

という野望を持っております。

 

ちなみに、胞子でも殖やせる、と最近読んだ本に書いてあったので

(しまった!あれは胞子だったのか!!葉っぱの先の茶色の点々)

元気になったら胞子を蒔いて殖やしてみるのも、一興。と思うのですが、

はたしてター坊は七咲とどうなりたいと思っているのでしょうか・・・。