*半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
暗さに強いので日当たりの悪い部屋でも可
*寒いのはやや苦手
5~10℃は欲しいところ
*水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
時々、霧吹きで葉っぱにも水分補給するといいです
□ □ □
細く繊細そうな茎は赤く、そこに小さな葉っぱが
ぽつぽつと、茎の軌跡を辿るようについています。
葉っぱは灰色がかった緑で、4~5枚が集まって、花のような形状です。
遠い過去に一度だけ入荷した事があるのですが、
遠い記憶を手繰り寄せる事にも、いちいち
労力がいるようになってきた寄る年波には勝てない私でも(長い)
難なく思い出せた程の印象的な子です。
なんだか飾りみたいに愛らしいです。
ピレア、というネームプレートが付いていますが
これまたピレア一族も、これでもかというほど図鑑に載っておりました。
この子は「ピレア・グラウカ・グレイシー」というらしいです。
お洒落な外見の子は、お洒落な名前の語呂あわせ、みたいな感じでした。
グラウカ・グレイシー。なんだか可憐な女優さんを想像してしまいます。
(そして妄想が広がります。果てしないので、ここでの記述は自粛します)
行きつけのサイトさんでは「最近流行し始めた為詳細が不明」との事でしたので
愛らしい外見とミステリアスな内面を存分に自慢し、
お楽しみいただけるのではないかと思われます。
今週も10鉢入荷したので、営業口上でございます。
いや、わざわざ口上を述べなくても、程良い人気で順調に売れていますが。
一番有名どころのピレアと言えば、アルミプランツ(3/24)ではないでしょうか。
私でも見たことあるくらいですし。(それが物差し)
先日、売り場で「このピレアと、この本に載っているピレアは同じなんですか?」
と質問されたのですが、口べたの為うまく説明できませんでした。
(ってそんな先日の政治家みたいな釈明はよしなさい)
すみません。同じだけど同じじゃないんです。
「この本に載ってるピレア」、はアルミプランツだったのですが
確かに両者を並べてみると、同じ「ピレア」という名前で括られたら
そりゃ猜疑心も生まれるってもんです。
それくらい、両者に(外見の)共通点はありません。
会社で育成POPを付けるためにネットで検索して
アルミプランツが出てきた時には、思わずびっくりして売場にとってかえしましたよ。
あれ?ピレアじゃなくて、ピレネだっけか?と激しく動揺したので
以降、ついこの子を呼ぶ時はピレネ、と言ってしまいます。
記憶操作も大概、思いのままにならなくなってきた今日この頃でございます。
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前回の入荷と今回の入荷で、二回目なのですが(ハイ上手に足し算できました)
今回の子は伸び伸びです!
御覧の通り茎は儚げなので、例によって紙カバーを装着したのですが
その紙カバーでは防ぎきれない程、茎が長い!
一応並べて見て、その身を案じた結果
ダメだ!安心できない!!
と即決し、紙カバーの上段に、さらに紙カバー。
ダブル効果で身の上安心!一生涯お任せ2段防壁紙カバー!
となんか保険のCMみたいなキャッチコピーを(内心)呟きつつ
ダサイ仕様にしておきました。
それくらい、ぷちぷち切れます。
ここまで、ぷち切れ予想に心痛したのはブライダルベール以来かと。
そしてブライダルベールと同じく、隣の子と絡まります。
いちゃこくな!と仲睦まじい両者を「ええいどっちがどっちのだ!はっきりしろ!」
と叱咤しながら、腫物を扱うようにほどくのは入荷時の一度で十分です。
細い、切れる、絡まりあう、の3大病には2段で安心終身ダサイ紙カバー!
(CMのパクリはもういいから)
そしてブライダルベールと同じく切れた子はそっと鉢の中に挿しておきました。
根付きますように。
入院のお見舞いに鉢植えは「寝付く」ということから控えるようですが
私は切り花よりも鉢植えをもらったほうがありがたいです。
切り花は日一日と弱っていくのを枕元でハラハラ見てなくてはいけないので
かえって心臓に悪そうです。
私が入院した時には、是非とも鉢植えをお願いします。
病室で「毎日水をやる」という生甲斐を得て生き生きする上に
こんな辛気臭い所から一刻も早く連れ出してやらねば!!(失礼)という
使命感に燃えて、早期退院できると思うのですが。いかがでしょう。
いかがでしょう?って、まあ入院する気は毛頭ないんですけど。
獲らぬ狸の皮算用。結構じゃないですか、暗算が得意になって。
(そういう問題?)
ピレア(ピレア・グラウカ・グレイシー)