何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

傷ついても傷ついても

2021-02-13 20:50:03 | 
あなたに会ったあの日
5月の暖かい風が吹いていた
新しい何かが始まるような
胸の高鳴りもあったけど
見えない前途に気弱になって
本当は少し足がすくんでた
ずっと前から気づいてた
明るい未来はないかもしれないと
浅はかだった自分の考えも
今はきちんと分かる
誰も傷つけたくなくても
傷つけてしまうから
傷ついても傷ついても
悲しいくらい分かるから
ちゃんと受け入れて生きていく



愛してるの言葉

2021-02-09 20:34:28 | 
君の愛してるの言葉が
重みもなく
意味も持たず
揺らいでいる
君のあの人が頭の中によぎるたび
君の愛の半分を失った気分になって
今までの何もかもが
無意味に思えてくる
現実はどこまでも厳しいな
夢の中から引きずり出して
惨めな僕を笑ってる
もういつもの場所に
戻れなくなりそうな日は
君の愛してるがあれば
取り戻せたのに
重みもなく
意味もなく
届かない声
塞ぎきった心は
いつもの場所を探してるはずなのに
幻だったのかも
愛してるの大切な言葉も
忘れてしまいそうだ