何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

あなたの幸せ

2016-11-12 08:18:27 | 
自分以外の誰かの幸せを
祈ることなんて
考えたこともなかった
例えば私以外の誰かでも
あなたが幸せなら
それでいいとさえ思える
そんな人だった

あなたの前では
いつでも
大きく手を広げていたかった
悲しみがやってきたら
包んであげたかった
大丈夫と言って
守ってあげたかった

でもそれは私じゃなかった
それは私にはできなかった

愛を履き違えていた
それが愛だと
あなたを苦しめていたのは
私だった


愛の重さ

2016-11-12 08:17:54 | 
心を見失わないように
あなたの手を握る
握った手が解けないようにと
私は祈る
あなたが握り返した強さだけで
愛の重さを測れないのは
分かっているけど

見つめている視線の先
未来の約束
愛してるの温度
永遠の誓い

どれも真実だけど
どれも不確か
繋ぎ止められない
愛の重さ