何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

想いが募る夜

2016-08-19 19:48:27 | 
いつまで涙は流れるの?
君は問いかけた

忘れることなんて
きっとできない
あの人は
心の中に
ずっとずっと
住んでいて
見守っている

離れれば離れるほど
想いが募る夜
涙も悲しみも
流れるだけ
流せばいい

小さなこの街で

2016-08-19 14:42:55 | 
がむしゃらに
夢を追いかけていた
小さなこの街で
あなたに出会った

夢は叶ったけど
私は今も迷ってばかりで
いつも自分を探している

夢を見ていたあの頃と
何も変わっていない
相変わらずの毎日

そう変わったことと言ったら
同じ気持ちで頷いてくれる人が
いなくなってしまったこと

小さなこの街で
夢は叶ったけど
私は今もあの頃の自分を探している
心のどこかで
いつも
あなたと同じ人を
探している



ラブソング

2016-08-10 22:35:54 | 
夏なのに
雪が降る歌だった
誰かを守ってあげたいという
やさしいラブソングだった
あの時も私たちのそばで流れていた

最後に手を触れたときのあなたは
ずっと遠くを見てた
好きだという応えも目をそらし
うわの空だった

私は愛されていない自分を
信じたくなかった
ずっと目を閉じて
耳を塞いで
声をひそめていた

もう隣にあなたはいない
ここには長い長い夜があるだけ

あの時いつも流れていた
誰かのやさしいラブソングも
私にとってはもう
思い出したら
ただ切なくなるだけの
悲しい歌