何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

どうか泣かないで

2018-03-25 20:19:21 | 
真っ白な雪が
心に降り積もる
光を見失い
その雪はやがて
氷のように透き通って
心をも見透かしてしまう
幸せな記憶ほど
過ぎてしまえば
辛くて悲しいものになるけど
みんな傷つきたくて
生きてるんじゃない
あなただけは
どうか泣かないで
幸せに生きてほしい
冷えきった心に
手をあてて
ぬくもりを
愛がその雪を溶かすまで

君がいない春

2018-03-23 23:39:31 | 
君がいない春
突然君がいなくなった春
降り止まない雨の中
ぼんやりと見上げた夜空に
月の輪っかが見えた
春夏秋冬
季節の移り変わりに
誰かを切なく思い出すことがある
私は誰かの心に何か残せたかな
塗りつぶした悲しい記憶より
胸が静かに騒ぐような
淡い思い出だったらいい
誰かの心の中で
そんな風に生きられるような人になりたい
強くやさしい人になりたい

笑わせたかった

2018-03-22 20:44:34 | 
今日も窓の向こうは曇っていた
その向こうを知りたくて
何度も拭ってみる
窓に映るのは一艘の船と
その船を漕ぐ自分だけ

笑わせたかったけど
こんなことじゃ笑わないことぐらい
知ってたよ
救ってあげたいなんて感情は
間違っていることぐらい
知ってたよ

さみしい人
見ていると
苦しくなる
差し伸べた手を振り払ってでも
行きたい場所に望んでる愛はあるの?

私が聞きたかった答えはどこにもない
手がかりもないまま
ひとり船を漕いで行く


2018-03-20 21:46:47 | 
春がくるね
君の気持ちが知りたくて
泣いた日もあった
あの気持ちはまだ忘れていない
一度壊れてしまった関係は
何度戻そうとしても同じ結果だという人もいる
また何度でもやり直せるという人も
未来は誰にもわからない
自分を信じるしかないだろう
忘れられない気持ちが
いつか空の彼方に消えて
桜色の花が咲く頃
果たされなかった
いくつかの約束を
一緒に叶えよう
心はずっと繋がれたまま
花びらが舞うように
自由でいられたらいいのに