何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

君と笑い合いたい

2019-05-11 20:10:55 | 
君と見た星の輝きが
記憶の断片で光を放って
降り注ぐ

花の色
緑に染まってく
季節の流れ
今、心が動いた

素直に見つめ合えなくて
うつむいた横顔
色褪せた景色
そんなもの
ここにはいらない

見るものすべてが
色づく季節
君と笑い合いたい



思い出のページ

2019-05-05 22:29:07 | 
急に会いたいと言ったから
電話の向こうで
あなたはきっと困った顔をしてる
あなたとの時間を
一瞬でもここに刻みたかった
あなたはこのまま理由をつけることもなく
何くわぬ顔で通り過ごして
いつか私の前からいなくなるつもり
あの時みたいに

激しく揺れ動く
燃えるような想い
私は今までの感情を
ずっと昔に作っておいた
あなたのページに
またきちんと整理して
諦めることを覚えてく

この感情はやがて日常に溶け込んで
いつかこの景色に溶け込んで
真っさらになり
思い出となる
そして私の胸の中でだけ生き続ける



これ以上あなたを好きになれない

2019-05-02 21:50:23 | 
大好きだったけど
叶わなかった
思い出はキレイなまま
輝いて
瞬いて
切なくて
ちょっとだけ痛くて

キレイなものを見ても
悲しくなるのはなぜ?

今も憧れてやまない
だけど届かない
戻れない

これ以上あなたを好きになれないなんて

もうあの頃のあなたじゃない
あの頃の私じゃない
分かってる
分かってるけど



愛の方へ

2019-05-01 20:12:06 | 
底なしに穴が空いた心が
また痛み始めた
目の前には高い壁
出口は闇の中
いつかの道標は傍に倒れたまま
何かを待っている

今の僕には力がない
だけどここが絶望の淵じゃないことだけは
確かだ
まだ這い上がれないほどじゃない
光を求める力は残っている

闇を振り切れ
愛の方へ