やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

行きずりの街 志水辰夫 新潮文庫

2007年04月08日 21時15分25秒 | 
新聞の売れてる本のコ-ナ-で紹介されていました、
「志水節」と言われる独特の濃密な文体と巧みな構成で
熱烈なファンがいるそうですが、ぼんやり暮しているもので
本日迄知りませんでした、こどもに知ってる?と聞いたら
持ってるということで借りて読みました。
「彼は生徒ばかりでなく、父兄をとくにお母さんを機会あるごとに
 褒めなさい、と私に言ったのだ。それを抜きにした生徒の向上や
 環境の良化はあり得ないと」そうかも。
「男は自分のことは棚に上げて、好きになった女性にはこうあって
 もらいたいと願わずにはいられないんだよ、それを過大な要求という風に
 受け取られたんじゃ身もふたもないだろう。演技してくれたらいいんだ」これは
うわぁ無理と思った考えです。
共感するところも、そうでないところもありましたが、
一気に読みました、面白かったです。

あるきかたがただしくない 枡野浩一 朝日新聞社

2007年04月08日 07時28分06秒 | 
「男が離婚を語ってはいけませんか?」という帯
離婚後くよくよ立ち直りエッセイだそうです。
子供に会いたい気持ちは充分伝わってきました、かんたん短歌で
スタジオパ-クに出ていた頃は幸せいっぱいの感じだったのに
離婚したとは知りませんでした。親を忘れる子供はいないのだし、
今が無理でもいつかは・・・。
とは言うものの、くよくよ暗い本ではありません、
言葉の使い方に長けているので、ついつい引き込まれて
時々笑いながら読みました。
以前マンガ評を読んだときは、その言葉に騙されて???
ずいぶんマンガ本を買いました、読まずにはいられない気分に
させる、魔法使いのような言葉使いかも。
ほめ過ぎかも。