♪文芸部「きみはポラリス」

「船を編む」の三浦しおんさん。

神奈川女子校出身だからか
角田光代と作風がかぶる感じがします。
でも、角田さんの描くドロドロなリアルすぎる女性より、
女の子の可愛らしさや、大人の女のクールな部分とか、
女性の良いところが感じられて、読んでて後味は悪くない。

同じモノを見て考える事や、思う感覚が、とっても似ているなって気がする。
やっぱり思想は環境で作られるのかな。

「秘密の花園」って作品が、母校を舞台にしているらしいて聞いていたけど
それよりも、本作品の中の「夜にあふれるもの」は、まさに高1の錬成会や日頃のミサの様子が映っていて苦笑い。先生に読まれたら怒られそうよ。

伊豆山荘経験者は読む価値あり
（ちなみに、伊豆山荘、取り壊されるらしいです）。