not「ごめんね」but「ありがとう」

怪獣との毎日は、お互い「譲歩」の連続。

怪獣は「遊んでー」だけど、私は「お掃除したい」。
怪獣は「歩きたいー」だけど、私は「バギーに乗ってー」。

まあ、誰とでも共同生活ってこんなものですが。

でも、子どもはやっぱり無力なので
どちらかというと、大人の都合にあわせられる事が多い。
それを「大人のエゴ」というのか「しつけ」というのかは難しいところ。

そんな時、子どもには「ごめんね」じゃなくて
「ありがとう」と言うように教わった。

前置きが長くなりました。
先日、私のリフレッシュのために託児をしたら、
怪獣は１時間泣き通しだったらしい。
お迎えにいったら、泣きつかれて保育士さんのだっこで寝てた。
寝ながらも、ひっくひっくとすすり泣き。

こちらは申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど
「ごめんね」じゃなくて、「ありがと」。
その一言で、あら不思議。
その１時間が、怪獣にとっては成長の場になり
私にとっては、有意義なフリータイムになる。

ものは言い様。
気の持ち様。

これでこれから、私のワガママを、
後ろめたさ無く行使できそうだ。
うしし。

豆を煮る

ドラマ「協奏曲」の冒頭。
宮沢りえが、海にいるキムタクを呼ぶシーン。
「豆も煮えたわよー！」。

なんだか妙に記憶に残ってる。

「ひじきを煮る」のは、料理のベテラン、
「肉を煮る」のは、手間ひま愛情いっぱいの家庭、
...などイメージができますが
「豆を煮る」のは、どんな人だろう。

そんな事を思い出したのは
最近、豆を煮るようになったから。
怪獣が大好物で、ぐずっても
「お豆たべる？」で解決。
デパ地下のお惣菜は、子どもには甘すぎだけど
母の煮てくれた、お砂糖控えめのお多福豆はやみつき。

で、トライしてみました。
レシピの分量は、豆250g、砂糖200g。
ひえー、やっぱりものすごいお砂糖の量。
ためしに70gくらいでやってみたら
なかなか上品なイイお味。
冷めると、ちょっと甘みが物足りないけど
温めれば、ほっこりで、後味もすっきり。

豆って質素な印象もありましたが
意外に高価だったりします。
一袋1000円くらいするのもある。

ドラマでは、質素な生活の象徴な気もしたんだけど...。
貧しい、というよりは、
今で言うロハスな生活かな。

何度か差水をして、あとは煮るだけ。
このなんとなく素朴な行程、気に入りました。

豆も、いろんな種類があって
大豆系、エンドウ系など分類もされてる。
お料理の仕方や煮方もいろいろ。
ふむふむ、なかなか研究しがいがある。
これから富澤商店に通ってみよう。

言わなくていいよ！

その１）
実家で、みんなで食卓についたら
怪獣は「いっぱい、いっぱい！」と
並んだお料理に喜ぶ。
そして、「いーち、にーに、さーん」と品数を数えだした！
やだー、どうせウチはいつも「３」くらいで終わるわよー。

その２）
バッグをカサゴソあさっているので
「ダメダメ」ととめると
「ママ、だいじ」とお財布を取り出した。
やだー、まるで私が守銭奴みたい。

ちなみに、「パパ、だいじ」は、車の鍵。
「ユッキーの、だいじ」は、バナナだそう。
妙にあたってる...

ほくろ

ホクロを取りました。
皮膚科で、レーザーで。

顔と背中の2か所。

ホクロ取ると、運命が変わるっていうでしょ。
なんだか生まれ変わった感じ。

背中のホクロは、子どもの頃からあり
おばあちゃんが会う度に、「大きくなってないかい？」と
心配してチェックしていた。
なんだかそれが面白くて、嬉しくて
けっこう気に入っていたの。
自分じゃ見えないから
多少見目が悪くても、気にならないし。

顔のホクロは、化粧をする度に嫌だった。
このせいで老け顔になっている気がした。
で、取っちゃいました。
背中もついでに。

顔のホクロの盛り上がりがないのが、快適。
鏡を見る度、すっきりした感じに（自己）満足。
背中は、カサブタのかゆさが、なくなったのを気付かせて
ちょっと淋しい。
チャームポイントだったのに、なんて思ったり。

同じホクロでも、思い入れが違うのが
なんだか不思議。
ホクロなんて単なる色素の沈着。
なんだけど、
神秘的なモノに思えるのは、
まつわるいろんな思い出が伴うからなのかな。

BAR HARRY'S＠青葉台

駅の裏にあるバー。
イングリッシュパブかな。
なんてことないお店なんですけどね。

隣の自然食のビュッフェレストランを目指して歩いてるところに発見。
入店してみたら、ランチ開始記念で半額。

写真に納まらないほど、もりだくさんのお料理。
メインディッシュが、3品。
和牛タタキ、カキフライ、さばの塩焼き。イクラや山菜の前菜もあり、
順番に運ばれてくるお皿は、会席料理のよう。

何がイイって、静かで空いている事。
空いているって、大きなサービスのひとつです。

お隣のビュッフェレストランは
お味はいいし、内装やサービスも悪くないんだけど
いかんせん混んでる。
お料理の並ぶカウンターに、お皿を持って並んでいると
いかにも「主婦的食道楽」をしている自分の姿に
恥ずかしくなる。

ビュッフェは、子連れにはとても便利。
好きな量、取り分け出来るし
寝てしまったりしても、自分のペースでいただけるし。

と、子連れを言い訳にして利用するけど
やっぱり、「あー、食べ過ぎたわー、夕飯は軽くしよう」と
でっぷりしたおなかを揺らしてお会計をするオバちゃん達と
一線を画していると思っているのは自分だけだろうな。
そんな嫌悪感は否めない。

あらら、お隣のお店評になっちゃった。
こちらのお店は、そんな風にいつもの自分を
客観視してしまうくらい対照的な静かな空間。

今日はゆっくりと、いくつものお皿の上で
お箸を迷わせました。

***
でも、お昼寝からさめた怪獣は、
いつもと違う雰囲気に戸惑って、ちょっと怖がっていた。
バーの暗がりは、やっぱり子どもには不向きかな。
もうしばらくは、ビュッフェ志向かもね..。

***
BAR HARRY'S
TEL：045-984-4806
横浜市青葉区青葉台　１－３－９　コスモビル２F

卒業・指しゃぶり

怪獣の入眠儀式は、指しゃぶり。

指しゃぶりって、人によっては気にするけど
私は、寛容派。
だって、私自身、６才までやってたもーん。

「何か不満があるのだろうか？」と
心配になった事もあるけど
これで、安心感が得られるなら
こんな安いものはないわ。

と、思っていたら
先日の口内炎騒動で、
あっさり指しゃぶりを卒業してしまった。

卒乳もそうだったけど、
なんだか拍子抜け。
こどもって、思う以上に簡単に成長していっちゃうものなのね。

たまプラ東急2 階

たまプラ東急の2階には、ウッドデッキのフリースペースがあります。
地下で買ったお弁当で、ランチ...ってゆーか、おひるごはん。

優雅とは言えないけど、気兼ねせず、
のんびりできるこの空間、ちょっと気に入ってます。

ネコがやってきて怪獣は気になる様子。

...！？ネコ！？
今気がついたけど、ここいちお、デパートよ。
どっから入ってきたんだろう？

と、公園と間違えるようなスペースです。

ユキナ語（その２難解編）

やっと二語文や、長い単語も覚えてきました。
不明瞭なので、こちらはハテナ顔も多い。
「あ！○○って言ってたのね！」
と、クイズのよう。

○「ばぼー」：裸ん坊
　　ミッフィーとプーさんのぬいぐるみ。
　お洋服を脱がせて、「ばぼーばぼー」といって喜んでる。
　何が嬉しいのかわからない。
　そのうち、自分の洋服も脱ぎ始めて、「ばぼー」と喜ぶ。また謎。

○「んぼー」：けちん坊
　　何でも独り占めしてしまうので、”はんぶんこ”を特訓中。
　特に食べモノ。
　「半分ちょうだい」というと、わざと全部口に入れちゃう。
　そして「ンボー！」と、自分で申請。私、からかわれてる？

○「まもー」：こっちも
　　片方の袖を通すと、「まもー」と、もう片方の手を出してくるので
　”こっちも”という意味だと勝手に解釈。
　でも発音もイントネーションも全然違うよねぇ。
　
○「ぴーぷー」：シャンプー
　　大嫌いだったシャンプーも、教育テレビのシャンプーのうたのおかげで
　「ぴーぷー　ぴーぷー」と言いながら、積極的に洗うようになった。
　
○「わーはー？」：「他は？」
　　まだ名詞を並べて「バナナ」「ぶどう」などと
　　単語を連発するだけなので
　　私は「バナナ、ないねー。他は？」と答えるしかない。
　　そのうち、怪獣も「他は？」が口ぐせになってきた。

母親以外には、ぜったい意味不明だろうなー。

楼蘭＠銀座

久々の楼蘭です。
子連れだと、どうしてもホテル系レストランに落ち着いてしまうのが
つまんなーい。

その不満をおさめるように
今日は、上海蟹を追加オーダー。
（これで宥められるなら簡単）。

ランチのコースをいただくのは、はじめて。
もちろん、お味はどのお皿も濃厚で深い味わい。
申し分ないのですが
量が少なめな気がしたのは
私の秋の食欲のせいだろうか。

食材の味が強く活かされてる上に
油使いが上手で、
ソースやスープもしっかりしているので
少量でもボリューム感はある。
なので、こってりお腹にくるような感じではない。
炒め物なんて、まるで京野菜の炊き合わせのよう。
「野菜炒め」ではなく、ニンジン、しめじ、インゲン、と
ひとつひとつ味わえる。

上海蟹は、その香りと、今年も出会えた満足感を味わうことができました。
が、食べるところなど、毛ガニの足一本にもならないし。
**
秋冷菜の盛り合わせ
上海蟹のみそ入りふかひれスープ
北京ダックの蒸しパン添え
芝海老と彩野菜の炒め物
白身魚と中国古漬けの蒸し物
細切りチャーシューと野菜入り 焼きそば
本日のおすすめデザート
**

怪獣は、白身魚を一人で食べちゃった。
焼そばも、いつものように麺食いぶりを発揮。
そうか、怪獣に食べられちゃったから
物足りなく感じたのかな。

高級フレンチのような上品な中華。
B級グルメに慣れてきてしまった胃袋が悲しい...



＊＊＊
銀座「楼蘭」
〒104-0061 東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア10階
TEL：03-3575-0787

うちのこはかわいいぞ！

先日会ったカメラマンさん♂は、
ちょうどウチの怪獣と同じ月齢の子がいるそう。
「今、一番可愛いと思うんですよねー」とのこと。

なんだか、忘れていた、素直な発言。
そうなの。
１才９か月の、こどもって、かわいいのよ。とっても。

でも、また同時に、ワガママだし、手こずらせるしで、
「かわいい」が「憎たらしー」に上書きされちゃうのよね。

子育てに苦労しているママ同士では言えないけど、
子どものいない優雅な友人には言えないけど、
世間一般にも大きな声では言えないけど、
ここで言わせてもらう。
「王様の耳は、ロバの耳！　うちのこはかわいいぞ！」

＊＊＊かわいい10連発、いかせていただきます＊＊＊＊

☆寝ぼけて起きてしまって
　ちょこんとお布団の上にお座りしてベソかいてる姿

☆嬉しいと、両手をあげて、踊るようにして走る姿

☆一心不乱に、ぶどうを食べる姿

☆むすんでひらいてを、全身を使って披露する姿

☆朝起きて、寝室のドアをバンと開けて、みんながいるのを確認し、安心する姿

☆「バイバイ」を、片足後ろに大きくひき
　片手を前に大きく出して、オーバーアクションで手がもげる程ふる姿

☆「はい」というお返事、「うん」といううなずき
「ア(ネ)ムー」という、とんがり口。

☆「おいしい顔して」というと、目をギューとつぶって笑う顔

☆「むぎゅー」と言いながら、自分やミッフィーを抱く姿

☆「はいどーじょ」と言いながら、お箸やお皿を並べて
　テーブルセッティングし、椅子をひいてウェイターのように座らせる姿

すみません、親バカで。
でも、こんな事思うのも、一日のウチ、１割くらいの時間。
あとの９割は、「もー！」と言い続けてます。