ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年6月19日。ウクライナ侵攻から116日目

2022-06-19 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年6月19日。
 ミンスクは気温が27度にまで上がりました。

 ゴメリ州のブダ・コシェリョフで、ヘルス・デーという健康促進キャンペーンをするイベントが地元のカレッジの運動場で行われました。
 参加者グループの一つ、地元の警察署がロシアの軍事作戦を支持するZマークとVマークを掲げ、注目を集めました。

 ロシアとベラルーシでWindows 11とWindows 10は、マイクロソフトの公式サイトからインストールできなくなりました。 マイクロソフトはロシアでの事業を大幅に縮小することをすでに決定しています。


 ロシアのメディアによれば、ロシア軍はウクライナ軍の将校をすでに50人以上殺害したそうです。巡航ミサイル「カリブル」でウクライナ東部にあるウクライナ軍の司令部を攻撃し、作戦会議中だった将校ら50人以上を殺害したと説明しています。将校が50人も一箇所に集まることは滅多とないのでは。各地で応戦中なのに。


 ロシア(ベラルーシ)のメディアでは国際ニュースのトップニュースが「アメリカ大統領が自転車から落ちた。」他にも「フランス人はウクライナ大統領の外見が好きじゃない。」「ドイツは燃料高騰で、市バスが止まるから来週月曜日の朝からドイツ人は徒歩で出勤する。」などなどです。
 日本の(西側諸国)のニュースで、こちらでは目立っていないか報道されていないのは、「ロシア大統領重病」「余命幾ばくもない」「ロシア大統領はもう死んでいる」・・・です。

 ベラルーシ人に「制裁が効いてきて、ロシア経済が悪化。ますます景気が落ち込み、混乱するのでは?」と話したら、
「日本は円安が進んでいるんでしょ? 経済が混乱しないの?」
と逆にきかれました。
 結局どこもかしこも大変で、世界経済として殆どの地域がつながっているので、前途多難だと思います。


 イギリス国防省は今日発表の戦況分析で、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いていると指摘しました。またウクライナ軍についても「ここ数週間、兵士の脱走に苦しんでいる可能性がある」と指摘しました。
 ウクライナ大統領はオデーサなどを訪問し、兵士を激励しました。