ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年6月24日。ウクライナ侵攻から121日目

2022-06-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年6月24日。
 ミンスクは再び気温が上がりました。

 ロシアの人気レイブグループ、リトル・ビッグが反戦ソングとそのミュージック・ビデオをリリースし、アメリカへ出国しました。前からそのつもりですでに活動拠点をアメリカに移していたそうです。

 
 ロシアのリャザン州で今日、訓練のため空軍基地を離陸したロシア軍の輸送機「イリューシン76」がエンジントラブルを起こし、住宅地を避けて緊急着陸を試みましたが、河原に墜落しました。
 輸送機に乗っていた兵士ら4人が死亡したほか、5人が病院に搬送されました。もし住宅地に墜落していたら、もっと被害が大きくなっていたでしょう。


 ロシア大統領報道官は、現在の日露関係について「我々の関係は最低レベルにある。全ての関係が事実上停止している。」と述べました。
 また「日本は我が国に対し敵対的な立場を取っている」と指摘しました。

 ロシア議会で第2次世界大戦の終結日とされる9月3日を「軍国主義日本への勝利と第2次大戦終結の日」とする法案が提出されました。


 ロシア鉄道は、ベラルーシを経由してのポーランドへの鉄道輸送を停止することを発表しました。

 タス通信によると、800人のウクライナ軍兵士が投降したそうです。全員捕虜になったもよう。

 ウクライナ軍がセベロドネツクからの撤退を命じられたことが明らかになりました。

 ロシアのメディアによると、ロシア軍が占領しているヘルソンで今朝、親露派幹部の車が爆発し、幹部が死亡しました。幹部が車に乗り込んだところ爆発が発生したとの情報があり、親露派勢力は「暗殺を目的にしたテロだ」と非難しています。
 本当にそうだとしたら、ウクライナ側がゲリラ戦法に出たということになりますが、おそらくロシアは捜査をして、厳しく罰して見せしめにもするでしょう。ウクライナもそうですが、ベラルーシもロシアもレジスタンス活動は得意分野なので、表面的にロシア軍が占領しても、地下活動をするウクライナ人が出てくると思います。


 ベラルーシの地方都市に住む男と17歳の女子高校生が向精神薬の売買に関わったとして逮捕され、二人とも11年間の有罪判決が出ました。女子高生のほうは更生施設のほうですが、11年間外の世界に出られないんですね。出てくるときは28歳ですよ。さらに罰金も課されましたが、未成年なのに罰金刑です。


 黒海に生息するイルカのうち、少なくとも3000頭が戦争のために死んだと見られています。
 海中で水雷など兵器の爆発が頻繁に発生し、水中を伝わる波動のせいで、イルカが自分が出すパルス波の周波数を感知できなくなり、そのため餌を見つけることができなくなって、餓死したり、感染症にかかってしまうためだそうです。