ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年6月29日。ウクライナ侵攻から126日目

2022-06-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年6月29日。
 昨日の夜、雨が降って気温がやや下がり、午前中は薄暗かったのに、午後からまた蒸し暑くなりました。
 すでに学校は夏休みになっており、1日で3人の子どもが水遊びしていて水死しました。
 ミンスクでは今日、35歳の男が11歳の女子小学生が道を歩いているところを、襲いかかり、首に何度もボールペンを突き立てました。その後どこかへ逃げましたが、男は殺人未遂の容疑で逮捕。女の子は病院へ搬送されましたが、軽傷で、すでに帰宅しました。男はかなり酔っ払っていたそうです。
 暑さのせいで頭がおかしくなっている人が増えているのではないかと心配になりました。


 ベラルーシ政府は、今年末まで食品に対する特別措置の期間を延長することを決定しました。
 EU、アメリカ、カナダ、ノルウェー、アルバニア、アイスランド、北マケドニア、イギリス、モンテネグロ、スイス、リヒテンシュタイン、セルビアからのベラルーシへの輸入の禁止します。

 ただし、ナッツや塩などは輸入でき、やはり輸入できる果物のリストは内容が細かく変更されています。
 ベラルーシは寒冷地なので、栽培できる野菜や果物が限られているので、このような措置が続くとますます食料品が値上げされそうです。
 ベラルーシではインフレが続いています。(日本もそうですが・・・)


 ロシアのブリャンスク州で、ウクライナから飛来した無人偵察機が撃墜されました。偵察機といっても攻撃能力もあるタイプだったそうです。

 
 トルコは昨日、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に同意しました。難色を示していましたが、トルコが2カ国と交わした覚書は、トルコがテロ組織と見なすクルド人勢力を2カ国が支援しないことを約束するなど、トルコが事前に突き付けた要求をほぼ全面的に受け入れる内容。トルコは外交を「うまくやった」感がありますね。外交上手という印象も与えましたね。

 そして今日、NATO首脳は今日、宣言で「本日、われわれはスウェーデンとフィンランドをNATO加盟国にするために招待することを決定した」と発表しました。

 またNATO首脳会議に出席したアメリカ大統領は、ポーランドに恒常的な米軍司令部を新設することなどを柱とする欧州防衛体制の強化策を表明しました。ロシアとベラルーシが反発しそうです。 

 NATOは、声明を発表し、その中で「ロシアは直ちに戦争を終わらせ、ウクライナから撤退しなければならない。ベラルーシはロシアとの共謀を中止することを求める。」と述べました。 

  
 ヘルソン州でロシアに編入するかどうか是非を問う投票が始まるようです。