ns日記

徒然なるままに・・・ ~日常を思うままに綴ります~

はにわ展

2025-03-03 00:25:00 | 芸術・文化
このブログを開設して7年が過ぎました。
今回の投稿が400本目にあたります。

1本目の投稿が「九州国立博物館」の展覧会を訪れたという内容だったのですが、今回も同じく「九州国立博物館」の展覧会の話題となります。


今回観てきたのは「はにわ展」です。


埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形で、その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼるそうです。
古墳時代の350年間、時期や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。
なかでも国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品で、この埴輪が国宝に指定されてから2024年に50周年を迎えたこと、そして九州国立博物館が2025年に開館20周年を迎えることを記念して、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が集結したのが今回の特別展です。
さらに今回、史上初めて「埴輪 挂甲の武人」5体が勢揃いしたそうです!
(説明はHPより引用)

この日は休日ということもあり、大勢の見学者で賑わっていました。
「埴輪」がここまで人気とは思っていませんでした。
失礼しました・・・。

館内は写真撮影がOKなところとNGのところがありましたので、OKのところでは撮影させていただきました。

最初に出迎えてくれたのが「踊る人々」という埴輪でした。


人の形以外にも「動物」の埴輪や舟の埴輪もありました。

(馬)


(猿)


(舟)

そして、初めて5体が揃った「挂甲の武人」がこれです。

(HPより拝借)

「挂甲」とは古代の甲よろいの一種で、革や鉄板の小札を革紐や組み糸で綴じ合わせ、身体を防御する騎兵用の武具で、その甲冑で全身を固めた武人です。

古墳時代6世紀のもので、群馬県で出土したこの5体は、それぞれ「東京博物館」など別の場所に所蔵されており、1体は今回の展示のためアメリカ、シアトルから”来日”したそうです。

実際に展示されていたの5体の画像はこれです。


この特別展を見た後、太宰府天満宮に参拝しました。

太宰府の梅は、現在は7分咲きのようですが、この時は、残念ながら、寒波の影響なのかまだ全くと言っていいほど、咲いていませんでした。

そんな中、「飛梅」が二輪ほど咲いているのを見つけました。


ゴッホ展

2022-01-08 12:30:00 | 芸術・文化
護国神社に初詣でに行った際、お隣の「福岡市立美術館」で「ゴッホ展」が開催されていましたので、鑑賞してきました。

コロナということもあり、時間単位で入場を制限されていましたが、当日券でも10分程度待って入場することができました。

(福岡市美術館。新しいモニュメントがありました。)


(チケットブース裏の記念撮影パネル。絵は今回の代表的作品の一つ「黄色い家(通り)」)

今回のゴッホ展のサブタイトルは「響きあう魂ヘレーネとフィンセント」。

フィンセント・ファン・ゴッホの最大の個人収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラー。
ファン・ゴッホに魅了され、画家がまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年間で、90点を超える油彩画と約180点の素描・版画を収集されたそうです。

そのヘレーネさんが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションから、選りすぐりのファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点が展示されています。

また、同じくヘレーネのコレクションであるミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示されていました。
(HPより)

展示されていた代表的な作品です。

(夜のプロヴァンスの田舎道)


(種まく人)
中は撮影NGなので、作品画像はHPより拝借。

入場制限があるとはいえ、それなりの来館者ではありましたが、ゆっくりと進みながらじっくりと鑑賞することができました。

ミイラ展

2020-08-23 06:00:00 | 芸術・文化
RKK(熊本放送)主催で「特別展 ミイラ」が「熊本城ホール」で開催されています。
9/5(土)までの開催となっていますので、見逃さないようにこの土曜日に行ってきました。

(HPより拝借)

会場の「熊本城ホール」のある「SAKURAMACHI KUMAMOTO」の上にいる「くまもん」もマスクを着けています。

会場入口では新型コロナ対策で入場日時や連絡先を記入した簡単なアンケートを提出し、サーモグラフィによる体温チェックや手指消毒をしてようやく会場に入ることができました。


新型コロナ対策もしっかりとしてありますし、この御時世で、この日の見学者も多いとは言えず、「三密」の心配もなく、ゆっくりと見学することができました。

この「ミイラ展」は世界のミイラ43体が”熊本に集結”ということで、西日本初上陸だそうです。

会場内では撮影禁止なので残念ながら画像はありませんが、確かに子どもから大人まで男女のミイラや猫などの動物のミイラ(実物)が展示されていました。

展示されているのは、最も古い「北アメリカ」のミイラから「南アメリカ」のインカ帝国時代、「古代エジプト」、「ヨーロッパ」、「オセアニア」、「日本」と世界中のミイラが全4章で構成・展示されています。

第1章「南北アメリカのミイラ」
世界最古のミイラ(約1万年前:アメリカ・ネバダ州)から古代アンデス文明まで

第2章「古代エジプトのミイラ」
古代アンデスの人々がミイラを「地域社会の一部として崇拝した」のに対して、古代エジプトの人々はミイラを「死者と来世を繋ぐ必要不可欠なお存在」としていたそうです。

第3章「ヨーロッパのミイラ」
ヨーロッパでも泥炭地の湿地帯などを中心に自然ミイラが見つかっているそうです。

第4章「オセアニアと東アジアのミイラ」
パプアニューギニアの肖像頭蓋骨(死者の頭蓋骨に生前の顔に似た装飾を施したもの)や中国のミイラの展示・解説もありますが、何といってもここでは、日本のミイラが注目です。
その中でも1832年に亡くなった本草学者が自ら望んでミイラになったもの。
最後に展示してあった「即身仏」(真言宗の高僧)のミイラは必見です。

また、現物のミイラよりも衝撃を受けたのは、パプアニューギニアの先住民族の長老が亡くなった後に遺体をいぶしてミイラにする実際の映像です。
まだ数年前の映像なのですが、実際に見るとミイラに対する人々の考え方の違いを考えさせられました。

確か、本物のミイラを見るのは若い頃に訪れた「大英博物館」以来となりましたが、実際に目の前にして見てみると何とも言えない気持ちになるものの、解説を読みながら興味深く観賞させていただきました。

会場の出口には「ミイラマスクチェンジャー」(実際に撮影した本人の画像でミイラのマスクを映像で再現するというもの)がありました。人もまばらだったので並ぶこともなく試してみることができました。

自分の画像でつくったツタンカーメン的なマスクはこんな感じです。

新型コロナ対策のマスクを着けたまま撮影したら、こんな感じになってしましました!(笑)

いずれにしても貴重な機会ではあるのですが、新型コロナの関係で、鑑賞者が少ないのは残念でなりません。
まだ、他の地域で展示はあるようですが、「必見の価値あり」だと思います。

中洲JAZZ 2019

2019-09-16 21:00:00 | 芸術・文化
毎年9月に福岡中洲エリアで開催される、完全無料のJAZZフェスに行ってきました。

この中洲JAZZは今年で11回目になるそうです。

これまでは金土開催だったのを今年は土日開催に変更したそうで、私は2日目の日曜日に行ってきました。

公園・施設広場の特設ステージや、道路の真ん中で演奏するストリートステージなど、中洲のいたるところにステージが設営され、生演奏が無料で楽しめるという贅沢な夜です。

観客はステージの合間にそれぞれ生ビールやワイン等を飲みながら待っています。

キャナルシティのステージは「JABBERLOOP」の演奏で大盛り上がり中でした!

次に川端通りから福博出会い橋を通って天神中央公園へ。

橋の上も大混雑。

到着すると、天神中央公園のステージは超満員で入場規制となっていました。

ステージでは「TRI4TH」の演奏中でしたが、横のほうから何とか見えているという程度。

演奏終了後、30分の休憩中にステージ正面まで何とか移動しました。

(演奏終了後)

今年の最後のメインステージは「fox capture plan guest 松下奈緒」です。

観客に年配の人の比率が多かったのは’’ゲゲゲ’’ファンだったのでしょうか?

50分の演奏の前半は「fox capture plan」の3名のステージで後半2曲が松下さんとのコラボ。

「fox」はTV「カルテット」や「コンフィデンスマンJP」のドラマ劇伴を担当する等の実力派で聴き応えあり!

最後の松下さん登場で最高潮に!

松下さんの演奏もとても良かったのですが、個人的にはもっと「fox」を聴いていたかったかも・・・。

また来年も福岡へ来たいと言われてましたので、ぜひ実現してほしいものです‼️

福岡市立美術館

2019-04-22 06:30:00 | 芸術・文化
大濠公園のお隣にある「福岡市立美術館」がリニューアルオープンされ1ヶ月が経過するので、この週末に訪れてみました。

1979年に開館したこの美術館の設計者は、日本近代建築の巨匠、前川國男氏。
若き日に世界的建築家のル・コルビュジエに西欧近代建築を学んだ日本を代表する建築家だそうです。

(HPより拝借。左手前が大濠公園)

今回の福岡市美術館リニューアルオープン記念展として、「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE: Flower Power」が開催されています。

福岡市のコレクションには、草間彌生さんやダリ、シャガール、ウォーホール、バスキア、ミロ等の作品もあり、今なら数億円なのでしょうが、まだ値段が高くなる前に集められたものだそうです。

(パンフレットより)

(草間彌生さんの作品)

また、日本初の個展となった英国のアーティストであるショニバレの作品は、花をモチーフにして、また「アフリカンプリント」と呼ばれる鮮やかな色と奇抜な柄の綿布が使った個性的な作品でした。

今回は新作として、日本の桜をモチーフにした作品が展示されていました。

(この作品は撮影OKでした)

その他にも黒田家伝来の宝物や仙厓の書画など福岡にゆかりの深い作品に加えて、電力王・松永安左エ門が蒐集した茶道具、さらにアジア各地の古美術の名品。また、東光院の重要文化財を多数含む仏像などを鑑賞することができます。

(阿吽像)


(上が千利休、下が空海の書)

茶器の中には、唐物茶入「博多文琳」が展示されていました。これは、博多の豪商「神屋宗湛」が所持していたもので、豊臣秀吉が招かれた茶会で、これが欲しくて譲ってほしいと言ったところ、宗湛が秀吉に「日本の半分くれるなら譲ってもいい」と返答し、秀吉が諦めた、というエピソードがある一品だそうです。

(パンフレットより)

館内にはレストランやカフェもあり、福岡にまた一つ充実した施設が増えたという感じです。

この日は時間がなかったのですが、観賞後にはお隣の大濠公園の散策もオススメです!