武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

浅草橋での朗読・・・BOSSAの会。 やっぱり元気なほうがいいな。

2013年01月30日 10時42分19秒 | Weblog

2月3日日曜日午後2時開演で、BOSSAの会があります。

朗読仲間5人で立ち上げたBOSSAの会は、今回3回目の開催です。

私は斉藤隆介の『天の笛』を読むはずでしたが、先日の日記の通りノロにかかってしまい、お休みさせていただくことになりました。

でも、下のプログラムの通り、楽しい演目を揃えて、おいしいお飲物も用意して、お待ち申し上げています。

ご興味のあるかたは、ご一報を。詳細地図などをお知らせいたします。

 

胃痛も収まり、具合はよくなったのですが、とても体力が消耗してしまったようで、なかなか本調子にはなれません。

昨日は久しぶりに電車に乗っての外出をしましたが、人ごみを歩くのは不安でした。

体力がなくなると、気力も落ちます。考えること考えることマイナスになり、マイナスな考えはマイナスなモノゴトを呼び込みます。

イケナイ!イケナイ!と頭を振りますが、ここから抜け出るには、根本の健康を取り戻すしかないのです。

私は今のところ取り戻す健康を持っているように思いますので良いのですが、取り戻すことのできないかた、ずっとしんどいかたのことを考えると、辛い気持ちにもなります。

せめて、私は元気になりますからね!

 

みなさまも、どうぞお大事にお過ごしくださいませ☆

 

 

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冬眠ではなく・・・

2013年01月24日 01時56分39秒 | Weblog

ノロウィルスに感染しました。

 

それはそれは辛かったです。

現在もまだ痛みがあります。

 

しかしそれ以上に、いろんな方面のみなさまにご迷惑をおかけしてしまったことが苦しくて。

今週のスケジュールはほとんどキャンセルにさせていただきました。

わが身だけの痛みで収まるものでしたらどんな痛みでも良いのですが、感染をさせてしまったら、流行に加担してしまったら、と思うと怖くなるのです。

 

どんなに稽古を重ねても、健康管理の甘さが、このような失敗につながります。この冬は3度目のダウンです。・・反省。

 

きょうは、病院へ行き点滴を打ってもらいました。

お医者さまの話を聞いて、少し安心することのできた部分もありました。

下痢や嘔吐が収まったら、早めに診ていただくのがいいのかもしれません。

自力で脱水症状を避けるなんてことは、難しいことだと思いました。

 

どうかみなさまも、お気をつけて、お過ごしくださいね。

 

再開の告知は、またあらためてさせていただきますね。

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りんごによる存在についての考証。そして30代若夫婦の日常会話にどこまで迫ることができるか

2013年01月14日 08時53分29秒 | Weblog

・・・が、重要課題なのです。

 

二人会inガス燈

千葉県市川市、JR総武線本八幡駅、京成八幡、都営新宿線の八幡駅、それぞれ下車5分くらいのところにある喫茶店「ガス燈」で、毎月開催しています。

相方の柿原智恵子と私が、のんびりゆっくりと読みたいね、読みたいものを読みたいんだよね、というスタンスでやってきました。

二人とも、ちょっと変わり者の部分を持っています。ですので、ほかのたくさんある朗読会に飽き飽きした方には、おもしろい場であると思われます。

 

1月20日(日)15時開演

演目:谷川俊太郎『りんご』 樋口一葉『十三夜』

1月の演目、谷川俊太郎ショートショート『りんご』は、私にとって、とても冒険です。

参考になるのかどうかはわかりませんが、谷川俊太郎の詩に「りんごへの固執」というのがありまして、コピーして貼り付けてみました。

りんごへの固執

紅いということはできない、色ではなくりんごなのだ。丸いということはできない、形ではなくりんごなのだ。酸っぱいということはできない、味ではなくりんごなのだ。高いということはできない、値段ではないりんごなのだ。きれいということはできない、美ではないりんごだ。分類することはできない、植物ではなく、りんごなのだから。
花咲くりんごだ。実るりんご、枝で風に揺れるりんごだ。雨に打たれるりんご、ついばまれるりんご、もぎとられるりんごだ。地に落ちるりんごだ。腐るりんごだ。種子のりんご、芽を吹くりんご。りんごと呼ぶ必要もないりんごだ。りんごでなくてもいいりんご、りんごであってもいいりんご、りんごであろうかなかろうが、ただひとつのりんごはすべてのりんご。
紅玉だ、国光だ、王鈴だ、祝だ、きさきがけだ、べにさきがけだ、一個のりんごだ、三個の五個の一ダースの、七キロのりんご、十二トンのりんご二百万トンのりんごなのだ。生産されるりんご、運搬されるりんごだ。計量され梱包され取引されるりんご。消毒されるりんごだ、消化されるりんごだ、消費されるりんごである、消されるりんごです。りんごだあ!りんごか?
それだ、そこにあるそれ、そのそれだ。そこのその、籠の中のそれ。テーブルから落下するそれ、画布にうつされるそれ、天火で焼かれるそれなのだ。子どもはそれを手にとり、それをかじる、それだ、その。いくら食べてもいくら腐っても、次から次へと枝々に湧き、きらきらと際限なく店頭にあふれるそれ。何のレプリカ、何時のレプリカ?
答えることはできない、りんごなのだ。問うことはできない、りんごなのだ。語ることはできない、ついにりんごしかないのだ、いまだに・・・・・

(谷川俊太郎詩集『これが私の優しさです』、「りんごへの固執」より)


りんごを食べながら、りんごをながめながら、新しい年の始まりに、「いまあること」について考えてみるのもよさそうです。

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愛と勇気の歌と二人会と…まずは、楽しいことから始めましょうか。

2013年01月04日 00時09分54秒 | Weblog

あっという間に三が日が過ぎようとしています。

新年を、みなさまどのように迎えられているのでしょうか。

 

それぞれの新しい年。

延長線上にあるはずの昨日今日明日ではあるけれども、年が明けたことで、改行されるような気がします。

 

街の往来を眺めていて、いつも思うこと。

ひとりひとりが、ぞれぞれの生活や人生を背中に負いながら歩いているのだな、ということ。

私も、そのなかのひとりであるということ。

 

さて…

今年の朗読会のこと。

仕事始めは、柚季さんの「愛と勇気の歌」ライブ出演です。

柚季さんの歌を聴くと、ほんとうに勇気をもらえて元気になります。

よおし!という気持ちでいっぱいになりつつ、なぜか涙が流れているのです。

柚季さんのうたのちからを感じてください。

賢治の『やまなし』での柚季さんとのコラボレーションも、声も息も間合いも実にぴったりとしていて愉快です。

お近くのかたは、ぜひお運びくださいませ☆

詳細・・・柚季純ブログより

震災復興支援月例ライブ
愛と勇気の歌inオカユスタンド
日時:1月11日(金) 18:30開場 19:00開演 
チャージ:3,500円(1ドリンク・お食事付き。一部は東日本大震災の為の寄付となります)

場所:オカユスタンド (厚木市旭町1-24-15 電話: 046-280-5887

☆チケットのご予約・お問い合わせ
NPO法人 ゲンキ学園  050-3736-7733(9:00~21:00)
    ※1月11日のイベント申し込みとお伝えください。

東日本大震災以降宮城県石巻市に通い、復興支援活動を続けて
いる声楽家、柚季 純の月例チャリティライブです。
震災からもうすぐ2年が経ちます。遅々として進まない街の復興、
その中で頑張る人々。そんな現地の様子をお伝えしながら、心に
響く「愛と勇気の歌」をお届け致します!
2013年最初のライブは本厚木「オカユスタンド」で。
美味しいお料理と共に、新年会を兼ねて行いたいと思います♪
お友達・ご家族、大切な方とご一緒に、是非ご参加下さいませ!

*出演*
 声楽家:柚季 純(ゆうきじゅん)
 朗読家:武 順子(たけじゅんこ)


そして!

今月の二人会inガス燈は、20日日曜日です!

私は谷川俊太郎のショートショートから『りんご』というのを読みます。

「普通の妻」の出てくる話。ごくごく日常の一コマを描いた作品です。

私にとって、「普通」ほど難しいものはありません。

普通ってどんなものかが、わからないのですから・・・あらら。

でもね、

団地の窓々を眺めていても、往来を眺めていても、そこにいる人の一人一人がみな普通ではないのかもしれないとも思いますから、力むことなくさらりと読みましょうと、考えております。

相方の柿原智恵子が読む樋口一葉の『十三夜』前半の切ない話とは、絶妙なカップリングではないかと考えております。


今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



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