もうこの事件から14年経つ。
テレビでは6/8にフジテレビだけが特集を組んで放送してた。多分映像を沢山持ってたからかも知れないけど
つか他の番組見てません。たまたまフジだっただけで。
ぼかしが入っていても生生しい惨状は十分判る映像だった。
死者7名、負傷者10名、取り押さえた警官は最寄の交番のお巡りさん。
犯人が秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込んで歩行者を8人位跳ね飛ばしたりした。
被害者を介抱してた人をめがけて犯人は持っていたナイフで刺し殺したりもした。
まさに地獄絵図そのもの。
救急車に運びこまれる人。路上で心臓マッサージを受ける人。血だらけの道路・・・
当時のお巡りさんだった方が当時の現場を説明してくれた。
トラックが人を跳ねる音で事故かと思い一人で交番をでて現場を確認しに行く。
そこで繰り広げられているのは逃げ惑う人々、血だらけで倒れてる人たち
刃物を持って追いかける白いスーツを着てメガネをかけた男。
お巡りさんは男をビルの壁まで追い詰める「ナイフを捨てなければ撃つ」男は錯乱してるようでナイフを振り回しているが逃げない。
「もう一度言う、ナイフを捨てなければ本当に撃つ」拳銃を構えながら警告をする。
犯人はナイフを手放し崩れるように倒れる。
実は追い詰めるまえにお巡りさんはナイフを持った犯人ともみあっている。
防護ベストに切られた跡があった。「これ、着てなかったら今私はここにいませんね」と語る。
他の警官も駆けつけ犯人は確保される。
時間は正午過ぎだった。
当時新婚だった長男夫婦は秋葉原まで電車で1本の京浜東北線沿線の賃貸マンションに住んでいて
「秋葉原にでも出かけるか」と二人でマンションを出て上りの京浜東北線に乗った。
駅を降りたら上空をすごい数のヘリコプターが旋回してサイレンも聞こえる。
長男は私の携帯に電話をかけてきた
「ねぇおかあさん、今秋葉原駅なんだけど、ヘリコプターがすごいんだけどなんかあった?」
私の部屋にはテレビが無いが、当時のガラケーでwebを見ることができた。
「待って!動かないで!調べて折り返し電話する!」
私はブックマークしてたヤフーニュースを開いて秋葉原の惨劇を知りすぐ息子に電話をする。
「逃げて!そこから早く逃げなさい!大変なことになってるよ秋葉原!逃げろ!早く!」
息子は「あ、うん、今電車の中。なんか怖いからまた電車に乗った。もう帰る。ありがと」
今考えると、長男夫婦だってこの犯罪に巻き込まれた可能性があった。
もし、犯人の車が秋葉原に来るのがもう少し遅かったら・・・・
もし、息子夫婦がもっと早く秋葉原に到着してたら・・・
改めて人の運命って紙一重なのだと思い知る・・・
で、この特番を見てた次男が「あ~俺さ、この日、秋葉原の隣の文京区にいたんだ。気が向いてたら秋葉原に行ってたかも。歩いて行けるし」
おい!私は初めて聞いたぞ!下手したら私は息子を二人とも失ってたかも知れないじゃないか!
よりによって息子二人がピンポイントであの日秋葉原周りをうろうろしていたとは・・・
本当に人間の運命って・・・生きててくれてありがとう。息子たち・・・
命を落とされた方々には改めてお悔みを、負傷された方々には身体はもとより心の傷が癒えておられますことお祈り申しあげます。
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