あの日も天気だけは今日のように晴れていた。
ミミを病院に預ける前の晩、一緒に寝るのが最後になるだなんて思わず普通に一緒の布団で眠った。
そして、会社を休んで、病院に連れて行って預けた。
生きてるミミを見たのはそれが最後。
最後まで頑張って力尽きたという。
その頃、みーこは生まれてまだ3日目で、K市の猫飼いさんのお宅で、全部で6匹の兄弟で生まれて、母猫のお乳を飲んで眠って、幸せに過ごしていたんだろう。
今朝、ミミを埋めた庭に線香を供えた。うちで過ごした6年間、お前は幸せだったのだろうか?
今頃は、栃木で一緒だった、他の兄弟たちと虹の橋の向こうで楽しく過ごしているのだろうか。
それとも、もう新しく生まれ変わって、幸せに暮らしているのだろうか。
ミミがこの世を去って、40日後に今度は実家の母が息を引き取った。
さすがに堪えた。
ミミが去る時と同じ頃に命を受けたみーこ。
後頭がミミにそっくりのみーこ。
でも性格は全然違うみーこ。
里親募集の張り紙で見つけた子猫の中にみーこがいて、本物のみーこに出会って、私は心が救われる思いだった。あの子をください。
でも、みーこは兄弟と引き離されて、一匹で知らない家に連れて来られて、どんなにか心細かっただろうね。ごめんね。
子猫のみーこの世話で、悲しみを忘れることができた。
みーこ、ありがとね。ミミの命日になるとお前の誕生日を思い出すんだ。