8月から胃のあたりがピンポイントで痛むようになった。
私は胃にポリープがどっさりある。でも医者は「胃のポリープは大腸ポリープと違って別に心配しなくて大丈夫」
と仰るのでまあ気にしてなかったけど、9月に入って逆流性食道炎がよく起きるようになった。
日中も食後に胃がもたれる。
最後に胃の検査したのはコロナ前だからえ~と2018年頃だったかな。3年近く間が空いてる。
いや、何もなければ検査なんてしないに越したことないけどね。実際胃がいたくてもたれてパンシロン買ってきて飲み始めた。
体の中のことは判らない。とうとういつもお世話になってる総合病院に9月に入って電話をした。
「あの~胃が痛いんですけど、消化器内科の予約したいんですが」
すると予約センターの人が「消化器内科は11月まで予約一杯です」
私「えええええ~~~~?」
予約センタ~の人「予約なしで当日の朝直接来院していただき総合受付で受け付けしてくだされば開いた時間に診察いたします。ただ時間のお約束はできませんが」
私「あ、はい判りました。そうします」
で翌日9/7に朝一で病院に行き(車で50分かかるんよ。田舎は辛い)受付をして消化器内科の受付に行くと・・・沢山人がいて、やっぱ混んでるなと思いながら血圧測って問診票を記入してたら、あれ?今までこんなこと書いてあったっけ?
がんが見つかったら告知を希望しますか?□はい □いいえ
告知はどの範囲まで教えて欲しいですか?□余命月 □余命期間・・・あとは目に入らなかった・・・
うひゃ~~~余命宣告なんかされるほど深刻な病だったらどうしよう~~ここにごろごろいる患者さんたちの中にも余命~の人はいるんだろうか~ひぃ~なんかやだ~。
で、待合室は診察室前の廊下なんでそこで椅子にすわって呼ばれるの待ってた。意外と早く呼ばれた。
診察室に入って挨拶して自覚症状とか話して、まだ若い先生だったけど
「そうですね~胃カメラやったことありますか?」
「あります、働いてたときはこちらで人間ドック受けてて、胃にポリープあるのでバリウム飲まずに直接カメラ呑んでました」
「最後はいつごろですか」
「3年くらい前ですかね~」
「じゃ、胃カメラやりましょう。え~と(とスケジュール表のウィンドウを出して)あ、来週の10時30分が開いてますね。ご都合はどうですか?」
「え?そんなに早く?あ、大丈夫です。受けます。鎮静剤たっぷりでお願いしますの」
「じゃあ予約とりますね。来週来て受けてください」
と、とんとんと話が決まった。11月まで予約一杯なのに?ラッキー?なのか?
で、1週間後。朝食抜きで病院の胃カメラ検査室で受付して同意書とか渡して、胃のあぶくを消す薬を飲んで(喉が渇いてたので不味くはなかった)カメラのある部屋の前の廊下に移動した。
私の待ってる間にある年配女性が呼ばれて検査室にすたすた入って行く。で暫くして扉を開けて澄ました顔で飄々と「ありがとうございました」とおじぎをしてしゃんと背筋のばして来たときと同じようにすたすた去って行った。
世の中にはこういうひともいるのか・・・。ってか検査の必要あるのか?こんなしゃんとした人が?
そしたら私の名を呼ばれたので扉を開けると今は先に鎮静剤の血管を取っておくらしい。私は腕の血管が出にくいのだ。失敗をされると嫌だなと思った。
入ると調子のよいお兄ちゃんがリラックスさせてくれるような感じで作業をてきぱきこなしながらいろいろ話かけてくれる。
私「あの~いつも右腕ですけど血管出にくいんで・・・」
にいいちゃん「あ、そうですか。(ぽんぽんと腕を叩いて)うん、細いですね~。ま~ちょっと手を握って下さいね~。あ、入りましたよ~気分は如何ですか~?あ、これ付けますから」と指にクリップを付けた。
私「え?もう血管取れたんですか?神業だ~。あ、なんか数字見えますけどこれがあのパルスオキシメーターちゅうんですか?」ちなみに97の数値が出てた。健康体です。
「あ、患者さん、マイオキシメーター持ってるんですか?」「いえいえ無いです」「そうなんだ~」
「で、もうワクチン打ちました~?」
「(きたきた)いやぁ私アナフィラキシーやってるんで怖くて様子見なんですよ~」
すると兄ちゃんは「そうですか~でもね~もうね、年内は無理かな~?でもね~飲み薬が出る予定なんですよ~。そしたらワクチンしなくて済むからね~」
おおお!これはすごい情報だ。副反応の強いおっかないワクチン打たずにすむではないか!それまで絶対コロナらないようにせねば!
兄ちゃんは注射器をテープで押さえてネットを巻いて「んじゃ廊下で待っててくださいね。お疲れ様でした~」
「ありがとうございました~」私はすでに鎮静剤が利き始めてなんか眠くなってきてた。
廊下に出て椅子に座ると隣のおじさんも同じように注射器を腕に付けて座ってる。やっぱさっきの女性はスゲーと感心した。
で、また名前呼ばれて別の部屋で胃カメラ挿入。その前に殺虫剤みたいな細いノズルのついた麻酔スプレー(苦い)で喉に麻酔して
マウスピースを咥えて左を下にベッドに横になる。アドレナリンどばぁ!状態。鎮静剤が注入される。
「はい、うまくカメラ入りましたよ~」ぼーっとした状態で画像を見る。
あ~相変わらずポリープどっさりだな~・・・
ほどなくして検査が終わり別の部屋で鎮静剤が切れるのをリクライニングチェアで休んで待つ。
起きられるようになったら、診察室に移動。名前を呼ばれて入る。
先生「別に悪いところは特に無いですね。ポリープありますけど心配しないでいいです」(いつも言われる)
私「あの~先生、ではあの胃の痛みは・・・」
先生「逆流性食道炎ですね。薬出しますよ」
私「食後にむかむかしたときは・・・」
先生「そのときは時間気にせず出した薬飲んでください」
私「あ、そうなんですね。わかりました。ありがとうございました」
先生「ではお大事に」
で、ございました。薬が出るのがすごく時間がかかりました。待合室でまた眠ってしまいました。