不覚にも泣けてきた。いや、腰痛で一気に見られなくて録画して2回に分けて見たんだけど。
いやまぁいろいろ見てないとこの劇場版が最終回だから。でもこれだけ見ても泣ける。
京都アニメーションの誠実さを感じさせる作品。
この美しい作品を製作した30人以上のスタッフが亡くなられたけれど、こうして素晴らしい作品は生き残る。
火災で亡くなられたスタッフの皆様にご冥福を申し上げます。
ネタバレだけどいろいろ推測するのは楽しい。
少佐と再会して拒絶され失意のうちにフェリーで島から離れるヴァイオレット。
彼女からの手紙を読み彼女の船に向かって彼女の名を叫ぶ少佐。
私は「あ、こりゃまあ普通のメロドラマじゃないから、ヴァイオレットの身体能力考えれば絶対に海に飛び込んで島に向かうな」
と思ったら見事にやってのけました。すごいぞヴァイオレットちゃん。
そしてお互いの本心を確かめ合い、きっと責任感の強いヴァイオレットは一旦職場に戻り残った仕事を全て片付け、彼女の荷物だけ運んでくれた社長から、タイプライターの入ったトランクを受け取りいつものトランクと傘を抱えて、島に、少佐の元に戻ってゆく。
そんな情景まで想像できました。
もしかしたら後年、島の郵便博物館の館長さんは、ひょっとして少佐とヴァイオレットの子孫かもしれないかなとかね。
いろいろ想像するとおもしろいです。
良質な作品でした。ごちそうさま。
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